REVIEW

ハウス・ジャック・ビルト

  • follow us in feedly
  • RSS
映画『ハウス・ジャック・ビルト』マット・ディロン

初っぱなから登場するユマ・サーマンが演じる女性キャラクターがあまりに強烈で、マット・ディロンが演じる主人公のイライラを観ているこちらもリアルに体感できます。なので、一瞬主人公の気持ちを理解できた気になるのですが、その後のクレイジーな展開には、ただただ口をアングリしてしまうはず。もう主人公を人間として観られないほどに、彼はとんでもない方向に暴走していくのですが、まさにその人間を超越した狂気が、ラストの世界観に見事に結びついていきます。今作も、ラース・フォン・トリアー監督好きには堪らないエグい映画になっていますが、彼の作品によく描かれている不条理という視点でいくと、今作は予想外の終わり方をしているとも言えます。どういう結末なのかは皆さんご自身の目で確かめて頂くとして、全体のストーリー、主人公のキャラクターのクセの強さはもちろん、個人的には主人公お気に入りの“お財布”が頭から離れません。いや〜もうほんと、ラース・フォン・トリアーの頭の中はどうなってるんでしょう(笑)!キモイ、怖いを通り越して笑ってしまいましたが、女子の皆さんには特にショックが大きいシーンですので、心してご覧ください。前述のユマ・サーマンをはじめ、主演のマット・ディロンほか、ブルーノ・ガンツ、ライリー・キーオの好演も必見ですよ。

デート向き映画判定
映画『ハウス・ジャック・ビルト』マット・ディロン/ユマ・サーマン

これはデートで観てはいけないやつです(笑)。初デートや付き合いたてで、あまり映画の内容を知らずに誘ってしまったら、どういうつもりで誘ったのかと人格を疑われる可能性があるので注意しましょう。映画好き同士なら、会話のネタに良いかも知れませんが、一応過去にラース・フォン・トリアー作品を観たことがあるかどうかは確認してから誘ったほうが良いでしょう。

キッズ&ティーン向き映画判定
映画『ハウス・ジャック・ビルト』マット・ディロン/ブルーノ・ガンツ

R-18なので、18歳未満の人は観られません。18歳以上でも、エグい映画に免疫がない状態で観たら、ストーリー的にも見た目的にも刺激の強いシーンにショックを大いに受けると思うので、せめて観た後に気分転換できるように、昼に観る、仲の良い友達を誘って観ることをオススメします。

映画『ハウス・ジャック・ビルト』マット・ディロン

『ハウス・ジャック・ビルト』
2019年6月14日より全国公開
R-18+
クロックワークス、アルバトロス・フィルム
公式サイト

© 2018 ZENTROPA ENTERTAINMENTS31,ZENTROPA SWEDEN,SLOT MACHINE,ZENTROPA FRANCE,ZENTROPA KÖLN

TEXT by Myson

関連記事
  • follow us in feedly
  • RSS

新着記事

映画『ロングウォーク』クーパー・ホフマン/デヴィッド・ジョンソン 映画レビュー&ドラマレビュー総合アクセスランキング【2026年6月】

映画レビュー&ドラマレビュー【2026年6月】のアクセスランキングを発表!

映画『トイ・ストーリー5』Tシャツ 『トイ・ストーリー5』オリジナルTシャツ(Mサイズ)2名様プレゼント

映画『トイ・ストーリー5』オリジナルTシャツ(Mサイズ)2名様プレゼント

ドラマ『スピナーベイト』制作発表記者会見、加藤清史郎 加藤清史郎【ギャラリー/出演作一覧】

2001年8月4日生まれ。神奈川県出身。

映画『ブリング・ハー・バック』サリー・ホーキンス ブリング・ハー・バック【レビュー】

690万人のチャンネル登録者数を誇る人気YouTuberとして活躍し、『TALK TO ME/トーク・トゥ・ミー』で長編映画デビューを果たした双子のダニー・フィリッポウとマイケル・フィリッポウが、A24と再びタッグを組み…

映画『マジカル・シークレット・ツアー』塩野瑛久 塩野瑛久【ギャラリー/出演作一覧】

1995年1月3日生まれ。東京都出身。

映画『だぁれかさんとアソぼ?』鎮西寿々歌(FRUITS ZIPPER) 『だぁれかさんとアソぼ?』【学生限定】絶叫上映試写会 5組10名様ご招待

映画『だぁれかさんとアソぼ?』【学生限定】絶叫上映試写会 5組10名様ご招待

映画『トイ・ストーリー5』 トイ・ストーリー5【レビュー】

子どもにとってのおもちゃの役割をさまざまな視点で描いてきた人気シリーズも、本作で5作目となります…

映画『四月の余白』一ノ瀬ワタル/上阪隼人 子どもの成長における大人との出会いの重要性『四月の余白』【映画でSEL(社会性と情動の学習)】

今回は、元半グレで元受刑者の主人公が問題を抱えた少年、少女達と向き合う姿を描く『四月の余白』を取り上げます。

映画『口に関するアンケート』板垣李光人/綱啓永/吉川愛/MOMONA(ME:I)/ 森愁斗(BUDDiiS) /西山智樹(TAGRIGHT) 口に関するアンケート【レビュー】

原作は、『近畿地方のある場所について』の原作者としてもお馴染みの背筋による小説「口に関するアンケート」です…

映画『スーパーガール』ミリー・オールコック スーパーガール【レビュー】

スーパーマンことカル=エル、地球での名前クラーク・ケントの従姉妹、スーパーガールのカーラ・ゾー=エルを主人公にした本作は…

【映画でSEL】にたどりつくまでの道

今のあなたに必要な非認知能力を伸ばす【映画でSEL】プログラムのご案内

本サイト内の広告について

本サイトにはアフィリエイト広告バナーやリンクが含まれます。

おすすめ記事

【映画学ゼミ第9回】「作品との心理的距離感に影響を与え得る情動知能」参加者募集! 【映画学ゼミ第9回】「作品との心理的距離感に影響を与え得る情動知能」参加者募集!

今回は、私の研究で扱っている情動知能を取り上げます。非認知能力という言葉を聞いたことがあるでしょうか…

映画『ボヘミアン・ラプソディ』ラミ・マレック 映画好きが選んだ実在アーティストの伝記映画ランキング

今回は実在アーティストの伝記映画について、正式部員の皆さんに投票してもらいました。さまざまな有名アーティストにまつわる作品がある中で上位にランクインしたのはどの作品でしょうか?

映画『ズートピア2』 映画好きが選んだ2025アニメ映画ベスト

今回は、2025年に劇場公開されたアニメ映画について、正式部員の皆さんによる投票結果ベスト30を発表!2025年のアニメ映画ベストに輝いたのは?

学び・メンタルヘルス

  1. 映画『四月の余白』一ノ瀬ワタル/上阪隼人
  2. 【映画学ゼミ第9回】「作品との心理的距離感に影響を与え得る情動知能」参加者募集!
  3. 映画『炎上』森七菜/髙橋芽以

REVIEW

  1. 映画『ロングウォーク』クーパー・ホフマン/デヴィッド・ジョンソン
  2. 映画『ブリング・ハー・バック』サリー・ホーキンス
  3. 映画『トイ・ストーリー5』
  4. 映画『口に関するアンケート』板垣李光人/綱啓永/吉川愛/MOMONA(ME:I)/ 森愁斗(BUDDiiS) /西山智樹(TAGRIGHT)
  5. 映画『スーパーガール』ミリー・オールコック

PRESENT

  1. 映画『トイ・ストーリー5』Tシャツ
  2. 映画『だぁれかさんとアソぼ?』鎮西寿々歌(FRUITS ZIPPER)
  3. 映画『白パンと独裁者』ジャスパー・ビラーベック
PAGE TOP