REVIEW

PLAY 25年分のラストシーン

  • follow us in feedly
  • RSS
映画『PLAY 25年分のラストシーン』マックス・ブーブリル

「25年分のラストシーン」ってどういう意味なんだろうと思いながら観てみたら、最終的には「なんてロマンチックなんでしょう!」となるのですが、一方で「■■を○○には長過ぎるやろ!」となります。もうとにかく主人公のマックスは、こじらせ男子にもほどがあります(笑)。マックス自身がカメラにずっと撮ってきた幼なじみ達との日常を捉えた映像には、シャイボーイの目線、強がっちゃう男子の見栄、素直になれない自分への苛立ちなど、いろいろな感情が収められています。そういうところで女子は敏感というか、何かしらビビッとくるものを感じて、彼が動けるようにきっかけを作ってあげるのですが、マックスは動かない、動けない。それの繰り返しで、女子からすると現実的に考えるしかなくなります。さてマックスの恋がどうなるのかは、本編で確かめて頂くとして、これをリアルに体験するには忍耐が必要ですが、25年分のロマンチック要素をギュッと2時間ほどに収めているので、ぜひ浸ってください。やっぱり男子のほうがロマンチックなんだなあと思える1作です。

デート向き映画判定
映画『PLAY 25年分のラストシーン』マックス・ブーブリル

相思相愛のカップルは、高みの見物で主人公のじれったい恋愛の行方を見守るように楽しめると思います。友達以上恋人未満、もしくはそこまでにも至っておらず、相手が煮え切らない状況に悶々としている人は、ぜひその人を誘ってみてください。やんわりと「私は25年も待ちませんよ」とシグナルを送って、進展を促しましょう(笑)。

キッズ&ティーン向き映画判定
映画『PLAY 25年分のラストシーン』マックス・ブーブリル/アリス・イザーズ/マリック・ジディ/アルチュール・ペリエ/ノエミ・ルヴォウスキー

主人公達がキッズやティーンの皆さんと同じ世代の頃を映したシーンでは、等身大で友達との関係や恋愛、興味関心などに共感しながら観られると思います。でも、どんどん大人になるにつれ、じれったさを感じると思うので、反面教師的に観るのもアリです。一方で、こんなに好きになれる人に今出会っているかもしれないと気付くきっかけになるかもしれませんよ。

映画『PLAY 25年分のラストシーン』マックス・ブーブリル/アリス・イザーズ/マリック・ジディ/アルチュール・ペリエ/ノエミ・ルヴォウスキー

『PLAY 25年分のラストシーン』
2020年11月6日より全国順次公開
PG-12
シンカ、アニモプロデュース
公式サイト

©2018 CHAPTER 2 – MOONSHAKER II – MARS FILMS – FRANCE 2 CINÉMA – CHEZ WAM – LES PRODUCTIONS DU CHAMP POIRIER/ PHOTOS THIBALUT GRABHERR 

TEXT by Myson

  • follow us in feedly
  • RSS

新着記事

映画『Mr.ノボカイン』ジャック・クエイド Mr.ノボカイン【レビュー】

痛みを感じない疾患を持つ主人公、ネイサン・カイン(ジャック・クエイド)は…

映画『罪人たち』マイケル・B・ジョーダン/マイルズ・ケイトン 罪人たち【レビュー】

ライアン・クーグラー監督と、マイケル・B・ジョーダンの名コンビが贈る本作は、まず設定がとても…

映画『おばあちゃんと僕の約束』プッティポン・アッサラッタナクン/ウサー・セームカム おばあちゃんと僕の約束【レビュー】

『バッド・ジーニアス危険な天才たち』など数々の話題作を放ち、タイで勢いのあるスタジオとして注目を浴びるGDHが手がけた本作は…

映画『異端者の家』ソフィー・サッチャー ソフィー・サッチャー【ギャラリー/出演作一覧】

2000年10月18日生まれ。アメリカ、シカゴ出身。

映画『リライト』池田エライザ リライト【レビュー】

法条遥による同名小説を映画化した本作は、松居大悟監督とヨーロッパ企画の代表である上田誠が初タッグを組んだ作品です。“時間もの”作品で…

映画『親友かよ』アンソニー・ブイサレートピシットポン・エークポンピシット 親友らしい態度とは?『親友かよ』【映画でSEL(社会性と情動の学習)】

今回は『親友かよ』を取り上げ、親友らしい態度とは何かを考えます。

映画『サブスタンス』マーガレット・クアリー マーガレット・クアリー【ギャラリー/出演作一覧】

1994年10月23日生まれ。アメリカ出身。

映画『フロントライン』小栗旬/松坂桃李 フロントライン【レビュー】

2020年1月20日に横浜港を出港した豪華客船ダイヤモンド・プリンセス号では、その後、香港で下船した乗客が新型コロナウイルス感染症に罹患していることがわかり…

映画『プレデター:最凶頂上決戦』 プレデター:最凶頂上決戦【レビュー】

アニメーションとはいえ、さすが“プレデター”シリーズとあって、描写が激しく…

映画『女神降臨 Before 高校デビュー編』綱啓永 綱啓永【ギャラリー/出演作一覧】

1998年12月24日生まれ。千葉県出身。

本サイト内の広告について

本サイトにはアフィリエイト広告バナーやリンクが含まれます。

おすすめ記事

映画『ミッション:インポッシブル/ファイナル・レコニング』トム・クルーズ 映画好きが選んだトム・クルーズ人気作品ランキング

毎度さまざまな挑戦を続け、人気を博すハリウッドの大スター、トム・クルーズ。今回は、トム・クルーズ出演作品(日本劇場未公開作品を除く)を対象に、正式部員の皆さんに投票していただきました。

映画『プラダを着た悪魔』アン・ハサウェイ/メリル・ストリープ 元気が出るガールズムービーランキング【洋画編】

正式部員の皆さんに“元気が出るガールズムービー【洋画編】”をテーマに、好きな作品を選んでいただきました。果たしてどんな結果になったのでしょうか?

映画『キングダム 大将軍の帰還』山﨑賢人/吉沢亮/橋本環奈/清野菜名/吉川晃司/小栗旬/大沢たかお 映画好きが選んだ2024邦画ベスト

正式部員の皆さんに2024年の邦画ベストを選んでいただきました。2024年の邦画ベストはどの作品になったのでしょうか?

学び・メンタルヘルス

  1. 映画『親友かよ』アンソニー・ブイサレートピシットポン・エークポンピシット
  2. 映画『年少日記』
  3. 映画『か「」く「」し「」ご「」と「』奥平大兼/出口夏希/佐野晶哉(Aぇ! group)/菊池日菜子/早瀬憩

REVIEW

  1. 映画『Mr.ノボカイン』ジャック・クエイド
  2. 映画『罪人たち』マイケル・B・ジョーダン/マイルズ・ケイトン
  3. 映画『おばあちゃんと僕の約束』プッティポン・アッサラッタナクン/ウサー・セームカム
  4. 映画『リライト』池田エライザ
  5. 映画『フロントライン』小栗旬/松坂桃李

PRESENT

  1. 映画『ババンババンバンバンパイア』吉沢亮/板垣李光人
  2. 映画『サンダーボルツ*』オリジナル ユニセックスクルーネック(M)
  3. 中国ドラマ『墨雨雲間〜美しき復讐〜』オリジナルQUOカード
PAGE TOP