REVIEW
DCコミックスのヴィランを主人公とした、強烈な描写による本気のホラーです。ピーター・サフランとともにDCスタジオのトップおよび本作で製作を務めるジェームズ・ガンは「DCスタジオで真のR指定ホラー映画を制作するのは、まさに夢の実現でした」(映画公式資料)と述べていることからもこだわりのホラーだと察することができるでしょう。

企画は、マット・リーヴス(製作)が『THE BATMAN-ザ・バットマン-』で監督を務めた後、「次のバットマン・ムービーに備えて脚本を構築し始めた」過程で、「ホラー系の小作品みたいなものを、カッコよくシリーズ化できたら」という思いからスタートしたようです。そして、アニメ・シリーズ版の『クレイフェイス』の大ファンであるマイク・フラナガン(脚本)が参加することになったそうです(映画公式資料)。

監督は、『ウーマン・イン・ブラック 亡霊の館』『スピーク・ノー・イーブル 異常な家族』を手掛けたジェームズ・ワトキンスが務めています。アメコミの映画化、ダークな世界観の描写を得意とする映画人達がこれだけ集まって作っている点で期待できますよね。

物語の舞台はゴッサム・シティです。映画公式資料によると、クレイフェイスは1940年代にDCコミックスに登場し、マット・ヘーゲン(クレイフェイスの人間としてのキャラクター)は1960年代に紹介されたとあります。想像以上に長い歴史を持つキャラクターなんですね。現代に寄せた部分もあるとは思いつつ、高度なテクノロジーが関わるストーリーなので、原作が誕生した当時にはどのような設定だったのか気になります。いずれにしても、ずば抜けた独創性に驚かされます。

映像の生々しさがホラーとしての魅力を引き上げていて、描写の技術にも圧倒されます。主人公のマット・ヘーゲンを演じたトム・リス・ハリスは「マットが身につける特殊メイクはたしか、18通りくらいの段階やルックがあったはずです」(映画公式資料)と話しています。マットは元々美しい容姿だからこそ、崩れていく様が恐ろしくも悲しく映ります。トム・リス・ハリスが醸し出す悲壮感も絶妙です。

身悶えてしまうような痛々しいシーンもあるホラーで、生々しい疑似体験によって充実感を得られるでしょう。一方で、マットが孤独のなかで本当の愛を求めるストーリーでもあるので、さまざまな角度からお楽しみください。
デート向き映画判定

後半は特に、マットとある人物との関係が物語の鍵を握ります。意外にもロマンチックなシーンが複数あるので、2人ともR指定のホラーを観られるなら、デートで観るのもオススメです。良い意味で強烈な描写がふんだんにありつつ、興味深いラストシーンとなっているので、鑑賞後に振り返ると会話も弾みそうです。
キッズ&ティーン向き映画判定

残念ながら15歳未満の方はまだ観られません。15歳以上のティーンの皆さんの中には、アメコミの映画化だからホラーとはいえそれほど怖くないんじゃないかと気楽にトライする方もいそうですね。でも、舐めてはいけません(笑)。「ワオ!」「ギョエッ!」「やめて、やめて、やめて〜!」となるシーンがふんだんにあるので、覚悟しましょう。同時にそれくらい強烈だからこそ、友達と観ると盛り上がれるはずです。

『クレイフェイス』
2026年10月30日より全国公開
R-15+
東和ピクチャーズ、東宝
公式サイト
ムビチケ購入はこちら
映画館での鑑賞にU-NEXTポイントが使えます!無料トライアル期間に使えるポイントも
© DC Studios. All Rights Reserved.
TEXT by Myson
本ページには一部アフィリエイト広告のリンクが含まれます。
情報は2026年10月時点のものです。最新の販売状況や配信状況は各社サイトにてご確認ください。

- イイ俳優セレクション/エディ・マーサン
- イイ俳優セレクション/トム・リス・ハリス(後日UP)
- イイ俳優セレクション/ナオミ・アッキー(後日UP)





























