REVIEW

コーダ あいのうた【レビュー】

  • follow us in feedly
  • RSS
映画『コーダ あいのうた』エミリア・ジョーンズ/マーリー・マトリン

本作は、2015年に日本で公開されたフランス映画『エール!』のハリウッドリメイク版で、タイトルの“CODA(コーダ)”には、<Children of Deaf Adults=耳の聴こえない両親に育てられた子ども>の意と、音楽用語としての<楽曲や楽章の締めを表す=新たな章の始まり>の意も含まれているそうです。物語は、耳の聴こえない家族の中で唯一の健聴者であるルビー(エミリア・ジョーンズ)があることを機に歌の才能を見出され、家族と自分のやりたいことの狭間で揺れ動く様と家族愛が描かれています。ルビーが通訳として常に家族を支える姿はとても尊敬できますが、まだ10代の彼女が自分の人生よりも家族を優先する姿は大人目線だと少々心配にもなります。そこが本作のキーでもあるので、ルビーが家族や周囲の人々とどんなやり取りをしてどんな選択をするのか注目です。
ルビー役を演じたのは、TVシリーズ『ロック&キー』にも出演したエミリア・ジョーンズで、本作のために歌と手話を特訓したそうです。彼女の歌声はとても美しく、手話を含めた自然な演技もとても印象的です。マイルズ役のフェルディア・ウォルシュ=ピーロとのデュエットシーンをはじめ、素敵な歌のシーンも満載なので、音楽好きの方もきっと満足できるのではないでしょうか。
ルビーの心の葛藤にはどんな方でも共感できると思いますし、同じように家族関係や将来に悩んでいる方ならより心に響く部分があると思います。1人で観てももちろんOKですが、大切な家族や友人を誘って観ると絆がより深まりそうです。

デート向き映画判定
映画『コーダ あいのうた』エミリア・ジョーンズ/フェルディア・ウォルシュ=ピーロ

鑑賞後の後味がとても良い作品なのでデートにもピッタリです。ルビーとマイルズの初々しい恋愛模様も描かれているので、恋愛初級者にとっては勉強になる点もあると思います。ネタバレになるので詳細は控えますが、うっかりやってしまったことが相手を傷付けてしまう展開などもあるので、参考にして同じ失敗をしないようにしてください。

キッズ&ティーン向き映画判定
映画『コーダ あいのうた』エミリア・ジョーンズ/マーリー・マトリン

ルビーの美しい歌声や家族愛が素敵なので、皆さんも満足できる作品だと思います。特にティーンの場合は、ルビーと同世代なので共感できる点が多く見つかるのではないでしょうか。ルビーを中心に観つつ、家族がそれぞれどんな想いを抱えているのかにも注目して、自分の家族関係を振り返るのもオススメです。

映画『コーダ あいのうた』エミリア・ジョーンズ/フェルディア・ウォルシュ=ピーロ/マーリー・マトリン

『コーダ あいのうた』
2022年1月21日より全国公開
PG-12
ギャガ
公式サイト

© 2020 VENDOME PICTURES LLC, PATHE FILMS

TEXT by Shamy

関連記事
  • follow us in feedly
  • RSS

新着記事

映画『キングダム 魂の決戦』山﨑賢人 映画レビュー&ドラマレビュー総合アクセスランキング【2026年7月】

映画レビュー&ドラマレビュー【2026年7月】のアクセスランキングを発表!

【映画学ゼミ第10回】「メタ認知が働く映画鑑賞、そうでない映画鑑賞、何が違う?」参加者募集! 【映画学ゼミ第10回】「メタ認知が働く映画鑑賞、そうでない映画鑑賞、何が違う?」参加者募集!

メタ認知は、自分で自分をわかるために必要な認知機能です。今回は、映画鑑賞においてメタ認知の働きによって、鑑賞後の印象が変わるはずという仮説のもと、メタ認知が働く映画鑑賞とそうでない映画鑑賞で何が異なるのかを一緒に考えます。本ゼミでは、映画鑑賞に絡めて日常にも役立つ心理学を取り上げています。

映画『四十九-SEEK』映画祭受賞、浅野寛介、シェイン・コスギ監督 日本映画界に希望をもたらす制作の仕組みを実現!『四十九-SEEK』浅野寛介さん(主演・プロデューサー)&シェイン・コスギ監督インタビュー

CGに頼らず生身の肉体で魅せる“本物のアクション”で、世界17ヵ国42の映画祭でセレクション入り、12ヵ国で82の賞を受賞した『四十九-SEEK』は、独自の“劇場公開前リクープ(投資回収)”エコシステムで作られました。今回は、このシステムについてのお話を中心に、主演でプロデューサーを兼務した浅野寛介さんと、監督・編集と海外交渉を担当したシェイン・コスギさんにお話をお伺いしました。

映画『あの星が降る丘で、君とまた出会いたい。』福原遥/細田佳央太 あの星が降る丘で、君とまた出会いたい。【レビュー】

大ヒットした『あの花が咲く丘で、君とまた出会えたら。』の続きを描いた本作では、元の時代に戻った加納百合(福原遥)がどう過ごしているかを描いています…

映画『スパイダーマン:ブランド・ニュー・デイ』トム・ホランド スパイダーマン:ブランド・ニュー・デイ【レビュー】

トム・ホランドが主演を務める本シリーズは2017年からスタート、スパイダーマンとしての初登場は『シビル・ウォー/キャプテン・アメリカ』(2016年公開)なので、既に10年間続いていることになります…

映画『ブルーロック』高橋文哉/櫻井海音/高橋恭平/綱啓永/野村康太/K(&TEAM)/青木柚/西垣匠/富本惣昭/倉悠貴/東啓介/畑芽育/窪田正孝 ブルーロック【レビュー】

本作を観て、コミックの人気、アニメ版や2.5次元版の人気の高さにも納得…

海外ドラマ『ザ・ボーイズ シーズン2』ジャンカルロ・エスポジート ジャンカルロ・エスポジート【ギャラリー/出演作一覧】

1958年4月26日生まれ。デンマーク生まれ。

映画『ミニオンズ&モンスターズ』 ミニオンズ&モンスターズ【レビュー】

本作は、映画愛が詰まったストーリーとなっています。冒頭あたりから、不意に…

映画『猫たちと7000マイルの旅』ケイティ・マクヒュー 『猫たちと7000マイルの旅』一般試写会 5組10名様ご招待

映画『猫たちと7000マイルの旅』一般試写会 5組10名様ご招待

映画『白パンと独裁者』ジャスパー・ビラーベック 戦争で歪む人の心理―当事者だけが知る残酷な真実―

戦争は人を狂わせ、人生を狂わせます。人は戦争の時だけ苦しめられるわけではなく、その前も後も苦しめられます。今回は、そうした残酷な真実を描く作品をご紹介します。

【映画でSEL】にたどりつくまでの道

今のあなたに必要な非認知能力を伸ばす【映画でSEL】プログラムのご案内

本サイト内の広告について

本サイトにはアフィリエイト広告バナーやリンクが含まれます。

おすすめ記事

【映画学ゼミ第10回】「メタ認知が働く映画鑑賞、そうでない映画鑑賞、何が違う?」参加者募集! 【映画学ゼミ第10回】「メタ認知が働く映画鑑賞、そうでない映画鑑賞、何が違う?」参加者募集!

メタ認知は、自分で自分をわかるために必要な認知機能です。今回は、映画鑑賞においてメタ認知の働きによって、鑑賞後の印象が変わるはずという仮説のもと、メタ認知が働く映画鑑賞とそうでない映画鑑賞で何が異なるのかを一緒に考えます。本ゼミでは、映画鑑賞に絡めて日常にも役立つ心理学を取り上げています。

映画『ボヘミアン・ラプソディ』ラミ・マレック 映画好きが選んだ実在アーティストの伝記映画ランキング

今回は実在アーティストの伝記映画について、正式部員の皆さんに投票してもらいました。さまざまな有名アーティストにまつわる作品がある中で上位にランクインしたのはどの作品でしょうか?

映画『ズートピア2』 映画好きが選んだ2025アニメ映画ベスト

今回は、2025年に劇場公開されたアニメ映画について、正式部員の皆さんによる投票結果ベスト30を発表!2025年のアニメ映画ベストに輝いたのは?

学び・メンタルヘルス

  1. 【映画学ゼミ第10回】「メタ認知が働く映画鑑賞、そうでない映画鑑賞、何が違う?」参加者募集!
  2. 映画『四月の余白』一ノ瀬ワタル/上阪隼人
  3. 【映画学ゼミ第9回】「作品との心理的距離感に影響を与え得る情動知能」参加者募集!

REVIEW

  1. 映画『キングダム 魂の決戦』山﨑賢人
  2. 映画『あの星が降る丘で、君とまた出会いたい。』福原遥/細田佳央太
  3. 映画『スパイダーマン:ブランド・ニュー・デイ』トム・ホランド
  4. 映画『ブルーロック』高橋文哉/櫻井海音/高橋恭平/綱啓永/野村康太/K(&TEAM)/青木柚/西垣匠/富本惣昭/倉悠貴/東啓介/畑芽育/窪田正孝
  5. 映画『ミニオンズ&モンスターズ』

PRESENT

  1. 映画『猫たちと7000マイルの旅』ケイティ・マクヒュー
  2. 映画『左利きの少女』ニーナ・イエ/マー・シーユエン
  3. 映画『トイ・ストーリー5』Tシャツ
PAGE TOP