REVIEW

MISS ミス・フランスになりたい!

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映画『MISS ミス・フランスになりたい!』アレクサンドル・ヴェテール

本作は、「ミス・フランスになりたい」という幼い頃からの夢を叶えるために、男性であることを隠してミスコンに挑戦する主人公アレックスの姿を追った物語。最初は男性の格好をしているアレックスですが、ミスコンに挑戦するにあたり、24時間寝る時もコルセットを着用、ペタンコ靴は禁止で普段は12センチのヒールを履き、つけまつげを付け、胸の谷間を作るなど、女性らしさをとことん追究していきます。アレックス役を演じたのは、実際にパリでユニセックスモデルとして活躍していたアレクサンドル・ヴェテール。まさに男性とも女性とも捉えられる風貌は、本当に美しく魅力的で、終始見とれてしまいます。さらに、アレックスが成長する上での内面的な葛藤や、周囲の仲間達との関わり合いも描かれていて、人間ドラマとしての見どころも多くあります。アレックスのミスコン挑戦の行方や、男性であることを隠していることが物語にどう影響するのか、ぜひ本編で観届けてください。また、最近女子力が低下しているなと感じる方もアレックスの美しい姿を観たら、きっと刺激されると思いますよ(笑)。

デート向き映画判定
映画『MISS ミス・フランスになりたい!』アレクサンドル・ヴェテール

LGBTQに関わるテーマが描かれているので、たまにはこういう作品を一緒に観て、お互いにどんな考えがあるのか話し合ってみるのも良いかもしれません。本作では、恋愛について描かれていませんが、アレックスが思わぬところでドラグァクイーンの友人を傷付けてしまうなど、さまざまな人間ドラマも描かれています。アレックスが自分自身と向き合い、周囲の人々と関係性を築いていく様子は誰もが共感できる部分なので、ご自身の恋愛や人間関係を見直すきっかけにもなりそうです。

キッズ&ティーン向き映画判定
映画『MISS ミス・フランスになりたい!』アレクサンドル・ヴェテール

皆さんにも観て欲しい1作です。男性のアレックスは、子どもの頃から「ミス・フランスになりたい」という夢がありつつ、女性しか出場できないから無理だと最初は諦めていましたが、あることをきっかけに挑戦することを決意します。たとえどんな夢だとしても、条件的に難しくても、諦めずに挑戦することはとても大切なことです。アレックスがさまざまな困難に立ち向かっていく姿はすごくカッコ良いですし、勇気をもらえるので、皆さんが何か夢や目標に向かっていて諦めそうになった時は、ぜひ本作のことを思い出してみてください。

映画『MISS ミス・フランスになりたい!』アレクサンドル・ヴェテール

『MISS ミス・フランスになりたい!』
2021年2月26日より全国公開
彩プロ
公式サイト

© 2020 ZAZI FILMS – CHAPKA FILMS – FRANCE 2 CINEMA – MARVELOUS PRODUCTIONS

TEXT by Shamy

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