REVIEW

サハラのカフェのマリカ【レビュー】

  • follow us in feedly
  • RSS
映画『サハラのカフェのマリカ』マリカ

これは、アルジェリアのサハラ砂漠にぽつんと佇む雑貨店の店主マリカさんの日常を捉えたドキュメンタリーです。店内の席数は見た感じ数席しかなく、飲み物や食べ物を出した後、マリカさんもお客さんと同じテーブルに座ってまったりしている姿がとても印象的です。また、来店するのはほとんどが男性です。映画の中では女性が来たのは1度だけでしかも外国人というところも、アルジェリアの男性社会を象徴しているように見えます。
マリカさんとお客さんとの会話には、アルジェリアで女性が一人で生きていくということがどういうことなのかが垣間見えます。チャーミングな一面が見える時もあれば、社会に対して物申す一面も見えたり、ただ静かな日常を映し出しているだけに見えて、とてもドラマチックです。マリカさんがこれまでどんな人生を歩んできたか詳細まではわかりませんが、困難な状況のなかを逞しく生きてきたのが伝わってきます。
マリカさんのキャラクターがとても可愛らしくて、観ているとファンになってしまうと思います。マリカさんのお店を訪れたような感覚でご覧ください。

デート向き映画判定
映画『サハラのカフェのマリカ』マリカ、他

淡々と日常を描いているので、見た目に派手な起伏はありません。映画を観慣れていない方や、普段派手なアクション映画などしか観たことが方はどんな反応になるのか読めないため、ある程度相手の好みや映画歴は確認してから誘うほうが良いでしょう。ホッコリできる作品ではあるので、2人ともこういったジャンルが好きなカップルは楽しめると思います。

キッズ&ティーン向き映画判定
映画『サハラのカフェのマリカ』マリカ

社会的背景を知った上で観たほうが、マリカさんの生活ぶりから思考を膨らませることができそうなので、キッズにはまだ難しいかもしれません。ティーンの皆さんなら、田舎のおばあちゃん家に行く感覚で観られると思います。途中、ツッコミを入れたくなるようなお茶目なシーンもあるので、社会情勢の勉強とエンタテインメントを兼ねて楽しんでください。

映画『サハラのカフェのマリカ』マリカ

『サハラのカフェのマリカ』
2022年8月26日より全国公開
ムーリンプロダクション
公式サイト

© 143 rue du désert Hassen Ferhani Centrale Électrique -Allers Retours Films

TEXT by Myson

関連記事
  • follow us in feedly
  • RSS

新着記事

映画『ブロークン・ヴォイス』カテジナ・ファルブロヴァー ブロークン・ヴォイス【レビュー】

日本でも公演を行っていた、チェコ、プラハの名門少年少女合唱団“バンビーニ・ディ・プラーガ”で、1984年から2004年にかけて、少なくとも49人の少女が性被害を受けていました…

映画『向田理髪店』白洲迅 白洲迅【ギャラリー/出演作一覧】

1992年11月1日生まれ。東京都出身。

映画『煙突の中の雀』 『煙突の中の雀』一般試写会 5組10名様ご招待

映画『煙突の中の雀』一般試写会 5組10名様ご招待

【映画学ゼミSeason2 第1回】「思考力を鍛える映画鑑賞—その仕組みの探求①オリエンテーション」参加者募集! 【映画学ゼミSeason2 第1回】「思考力を鍛える映画鑑賞—その仕組みの探求①オリエンテーション」参加者募集!

今回から、映画学ゼミSeason2として、プチリニューアルして開催します。Season2のコンセプトは、「思考力を鍛える映画鑑賞—その仕組みの探求」です。

映画『我々は宇宙人』 我々は宇宙人【レビュー】

これは大旋風を巻き起こす予感!才能溢れる傑作を目の当たりにして勝手に震えております(笑)…

映画『To Leslie トゥ・レスリー』アリソン・ジャネイ アリソン・ジャネイ【ギャラリー/出演作一覧】

1959年11月19日生まれ。アメリカ、オハイオ州出身。

映画『モネと時間旅行』アブラム・ヴァプレ/ヴァンサン・マケーニュ/ジュリア・ピアトン/ジヌディーヌ・スアレム モネと時間旅行【レビュー】

REVIEW2026年は、印象派を代表する巨匠クロード・モネ没後100年のメモリアルイヤー…

映画『ネルソンさん、あなたは人を殺しましたか?』マーク・マーフィー ネルソンさん、あなたは人を殺しましたか?【レビュー】

本作は、ベトナム戦争を経験した元兵士で帰還後もPTSDに苦しめられた、アレン・ネルソンの実話を基にした作品です…

映画『ナイトボーン -夜哭-』ルパート・グリント ルパート・グリント【ギャラリー/出演作一覧】

1988年8月24日生まれ。イングランド、エセックス州ハーロウ出身。

実写映画『ルックバック』出口夏希/蒔田彩珠 ルックバック【レビュー】

藤本タツキによる原作漫画「ルックバック」は、「2024年には劇場アニメ化され、第48回日本アカデミー賞最優秀アニメーション作品賞を受賞。2026年7月現在、発行部数は100万部を突破して」おり、「本作は、藤本タツキ作品として初の実写映画化」となります…

【映画でSEL】にたどりつくまでの道

今のあなたに必要な非認知能力を伸ばす【映画でSEL】プログラムのご案内

本サイト内の広告について

本サイトにはアフィリエイト広告バナーやリンクが含まれます。

おすすめ記事

【映画学ゼミSeason2 第1回】「思考力を鍛える映画鑑賞—その仕組みの探求①オリエンテーション」参加者募集! 【映画学ゼミSeason2 第1回】「思考力を鍛える映画鑑賞—その仕組みの探求①オリエンテーション」参加者募集!

今回から、映画学ゼミSeason2として、プチリニューアルして開催します。Season2のコンセプトは、「思考力を鍛える映画鑑賞—その仕組みの探求」です。

映画『ボヘミアン・ラプソディ』ラミ・マレック 映画好きが選んだ実在アーティストの伝記映画ランキング

今回は実在アーティストの伝記映画について、正式部員の皆さんに投票してもらいました。さまざまな有名アーティストにまつわる作品がある中で上位にランクインしたのはどの作品でしょうか?

映画『ズートピア2』 映画好きが選んだ2025アニメ映画ベスト

今回は、2025年に劇場公開されたアニメ映画について、正式部員の皆さんによる投票結果ベスト30を発表!2025年のアニメ映画ベストに輝いたのは?

学び・メンタルヘルス

  1. 【映画学ゼミSeason2 第1回】「思考力を鍛える映画鑑賞—その仕組みの探求①オリエンテーション」参加者募集!
  2. 【映画学ゼミ第10回】「メタ認知が働く映画鑑賞、そうでない映画鑑賞、何が違う?」参加者募集!
  3. 映画『四月の余白』一ノ瀬ワタル/上阪隼人

REVIEW

  1. 映画『ブロークン・ヴォイス』カテジナ・ファルブロヴァー
  2. 映画『我々は宇宙人』
  3. 映画『モネと時間旅行』アブラム・ヴァプレ/ヴァンサン・マケーニュ/ジュリア・ピアトン/ジヌディーヌ・スアレム
  4. 映画『ネルソンさん、あなたは人を殺しましたか?』マーク・マーフィー
  5. 実写映画『ルックバック』出口夏希/蒔田彩珠

PRESENT

  1. 映画『煙突の中の雀』
  2. ドラマ『幸せカナコの殺し屋生活2』のん/藤ヶ谷太輔
  3. トーキョー女子映画部ロゴ
    プレゼント

PAGE TOP