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サイゴン・クチュール

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映画『サイゴン・クチュール』ニン・ズーン・ラン・ゴック

ベトナムの伝統的な民俗衣装アオザイから、現代のベトナムファッションまで、さまざまな服が登場する作品で、普段ベトナムのファッションにあまり馴染みがなかったので、とても新鮮でした。また、1960年代に生きる主人公が現代(2017年)にタイムスリップすることで、服装もメイクもどんどん現代風に変わっていく様子は、女子目線で楽しめ、とてもワクワクしました。 ストーリーとしては、親子関係や主人公が自分を見つめ直していく物語が軸となっており、共感できる点も多くありました。冒頭で主人公が登場した時は、何てわがまま娘なんだろうと思いましたが(笑)、タイムスリップの経験を経て、どんどん成長を遂げていく彼女の姿には心打たれました。実際にタイムスリップはできませんが、やはり社会に出て荒波に揉まれたり、何かのきっかかで周囲の人に感謝したり、自分の行動を見つめ直すことは、若い時に皆さん経験があるのではないでしょうか。主人公のように未来の自分と会ってがっかりしないためにも、ぜひ本作を観て、教訓を得て頂ければと思います。

デート向き映画判定
映画『サイゴン・クチュール』ニン・ズーン・ラン・ゴック

ラブストーリー要素はありませんが、主人公の成長物語として観られるので、デートで観ても一緒に楽しめると思います。ファッション好きのカップルなら、アオザイや現代のベトナムファッションを、きっと興味深く観られるはず。観賞後も一緒にファッショントークで盛り上がれそうです。

キッズ&ティーン向き映画判定
映画『サイゴン・クチュール』ニン・ズーン・ラン・ゴック

色鮮やかなベトナムファッションを楽しめるのはもちろん、お母さんと意見の食い違いで揉めてしまう主人公の親子関係も描かれているので、キッズやティーンの皆さんが共感できる点も多いと思います。親や周囲の大人の意見は、時にイラッとしてしまうこともあるかも知れませんが、本作の主人公のように何かのきっかけで、その本心を知ることもあります。ぜひそんな主人公の姿を参考に、親や周囲の大人の意見の大切さを知って頂けたらと思います。

映画『サイゴン・クチュール』ニン・ズーン・ラン・ゴック

『サイゴン・クチュール』
2019年12月21日より全国順次公開
ムービー・アクト・プロジェクト
公式サイト

TEXT by Shamy

©STUDIO68

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PRESENT

  1. 映画『雪風 YUKIKAZE』竹野内豊
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  3. トーキョー女子映画部ロゴ
    プレゼント

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