REVIEW

SEOBOK/ソボク

  • follow us in feedly
  • RSS
映画『SEOBOK/ソボク』コン・ユ/パク・ボゴム

派手なアクションシーンもあればシリアスな人間ドラマもある、見応え抜群の作品です。主人公は、余命宣告を受けた元情報局エージェントのギホン(コン・ユ)。ある日、彼は国家の極秘プロジェクトで誕⽣した⼈類初のクローンで永遠の命を持つソボク(パク・ボゴム)の護衛を依頼されます。その後の展開は本編でご覧いただくとして、まず、死を目前にした男と不死身の男という組み合わせがとてもおもしろく、観客としても彼らの視点に立ちながら、どちらが幸せなのか考えさせられます。
そして、コン・ユとパク・ボゴムがとてもカッコ良い!コン・ユが演じたギホンは、一見クールですがとても情に熱く、さらに元情報局エージェントということでアクションの見せ場も多くあります。一方パク・ボゴムが演じたソボクは、クローン人間でずっと研究所の中で生活していたため、世の中のことを全く知らないのですが、たまに見せるお茶目な行動がとても微笑ましく可愛らしさも感じます。全く違う2人がどう心を通わせていくのかも見どころですし、それぞれ生に対してどんな答えを出していくのかにも注目です。

デート向き映画判定

ハラハラドキドキするアクションシーンがあるのでジェットコースター効果が期待できます。恋愛要素はありませんが、タイプの違う男性達の人間ドラマとしても楽しめますし、生と死というシリアスなテーマもあるので、観賞後に語り甲斐がありそうです。

キッズ&ティーン向き映画判定
映画『SEOBOK/ソボク』コン・ユ

死ぬこととずっと生き続けることはどちらが良いのかというテーマのある作品なので、キッズがどう感じるのかとても気になりますが、まずは純粋に本作の世界観やアクションを楽しんで観てください。ティーンの場合は、性格も置かれた立場も違う主人公達の交流に注目しつつ、生と死というテーマを考えるきっかけにしてみて欲しいと思います。

映画『SEOBOK/ソボク』コン・ユ/パク・ボゴム

『SEOBOK/ソボク』
2021年7月16日より全国公開
クロックワークス
公式サイト

©2020 CJ ENM CORPORATION, STUDIO101 ALL RIGHTS RESERVED

TEXT by Shamy

関連記事
  • follow us in feedly
  • RSS

新着記事

映画『星と月は天の穴』綾野剛/咲耶 星と月は天の穴【レビュー】

映画に対してというよりも、本作で描かれる男女のやり取りについては、解釈の仕方および、その解釈に伴った好みが…

映画『アバター:ファイヤー・アンド・アッシュ』ウーナ・チャップリン アバター:ファイヤー・アンド・アッシュ【レビュー】

REVIEWシリーズ3作目となる本作でも、まず映像美と迫力に圧倒されます。物理的に目の前で…

映画『新解釈・幕末伝』ムロツヨシ/佐藤二朗 新解釈・幕末伝【レビュー】

幕末を描いた本作は、“新解釈”とタイトルにあるように、ユニークな解釈で描かれて…

映画『アバター:ファイヤー・アンド・アッシュ』来日ジャパンプレミア、ジェームズ・キャメロン監督、山崎貴監督、宮世琉弥 お互いの才能を讃え合うジェームズ・キャメロン監督と山崎貴監督、若者代表、宮世琉弥も感動『アバター:ファイヤー・アンド・アッシュ』来日ジャパンプレミア

最新作『アバター:ファイヤー・アンド・アッシュ』のワールドツアーの一環として、ジェームズ・キャメロン監督が3年ぶりに来日。山崎貴監督と宮世琉弥も会場に駆けつけました。

映画『WIND BREAKER/ウィンドブレイカー』八木莉可子 八木莉可子【ギャラリー/出演作一覧】

2001年7月7日生まれ。滋賀県出身。

映画『グッドワン』リリー・コリアス 『グッドワン』トーク付きプレミア試写会 10組20名様ご招待

映画『グッドワン』トーク付きプレミア試写会 10組20名様ご招待

映画『ビューティフル・ジャーニー ふたりの時空旅行』コリン・ファレル/マーゴット・ロビー ビューティフル・ジャーニー ふたりの時空旅行【レビュー】

「人生をやり直せるドア」が登場する点と、コリン・ファレルとマーゴット・ロビーが向かい合うキービジュアルから、恋愛をやり直すストーリーかと思いきや…

映画『サリー』エスター・リウ 『サリー』特別試写会イベント 5組10名様ご招待

映画『サリー』特別試写会イベント 5組10名様ご招待

映画『THE END(ジ・エンド)』ティルダ・スウィントン/ジョージ・マッケイ/モーゼス・イングラム/ブロナー・ギャラガー/ティム・マッキナリー/レニー・ジェームズ/マイケル・シャノン THE END(ジ・エンド)【レビュー】

REVIEWいつも通り観賞前にほぼ何も情報を入れず、登場人物はいつの時代にどこに住んでいる…

映画『シェルビー・オークス』 シェルビー・オークス【レビュー】

かつて繁栄しながらも今は廃墟と化しているシェルビー・オークスという町で…

本サイト内の広告について

本サイトにはアフィリエイト広告バナーやリンクが含まれます。

おすすめ記事

映画学ゼミ2025年12月募集用 人間特有の感情や認知の探求【映画学ゼミ第3回】参加者募集!

今回は、N「湧き起こる感情はあなたの性格とどう関連しているのか」、S「わかりやすい映画、わかりにくい映画に対する快・不快」をテーマに実施します。

映画『悪党に粛清を』来日舞台挨拶、マッツ・ミケルセン 映画好きが選んだマッツ・ミケルセン人気作品ランキング

“北欧の至宝”として日本でも人気を誇るマッツ・ミケルセン。今回は、マッツ・ミケルセン出演作品(ドラマを除く)を対象に、正式部員の皆さんに投票していただきました。上位にはどんな作品がランクインしたのでしょうか?

映画『フレンチ・ディスパッチ ザ・リバティ、カンザス・イヴニング・サン別冊』ウェス・アンダーソン監督 映画好きが選んだウェス・アンダーソン監督人気作品ランキング

今回は、ウェス・アンダーソン監督作品を対象に、正式部員の皆さんに投票していただきました。人気作品が多くあるなか、上位にランクインしたのは?

学び・メンタルヘルス

  1. 映画学ゼミ2025年12月募集用
  2. 映画『エクスペリメント』エイドリアン・ブロディ
  3. 映画学ゼミ2025年11月募集用

REVIEW

  1. 映画『星と月は天の穴』綾野剛/咲耶
  2. 映画『アバター:ファイヤー・アンド・アッシュ』ウーナ・チャップリン
  3. 映画『新解釈・幕末伝』ムロツヨシ/佐藤二朗
  4. 映画『ビューティフル・ジャーニー ふたりの時空旅行』コリン・ファレル/マーゴット・ロビー
  5. 映画『THE END(ジ・エンド)』ティルダ・スウィントン/ジョージ・マッケイ/モーゼス・イングラム/ブロナー・ギャラガー/ティム・マッキナリー/レニー・ジェームズ/マイケル・シャノン

PRESENT

  1. 映画『グッドワン』リリー・コリアス
  2. 映画『サリー』エスター・リウ
  3. 映画『ツーリストファミリー』シャシクマール/シムラン/ミドゥン・ジェイ・シャンカル/カマレーシュ・ジャガン/ヨーギ・バーブ
PAGE TOP