REVIEW

素晴らしき、きのこの世界

  • follow us in feedly
  • RSS
映画『素晴らしき、きのこの世界』ポール・スタメッツ

本作は、ナショナルジオグラフィックやディズニーネイチャーのドキュメンタリー作品を手掛けた映像作家のルイ・シュワルツバーグが、きのこや菌類の秘めたる力に迫るドキュメンタリー。俳優のブリー・ラーソンがナレーションを務め、劇中には菌類学者のポール・スタメッツやジャーナリストのマイケル・ポーラン、人気フードライターのユージニア・ボーンなど、さまざまな専門家が登場し、医療現場や環境問題における菌類の可能性を語っています。
特におもしろいのは、きのこには幻覚をもたらすほどの大きな作用がある一方で、人間の命を救うほどの力があるという点。毒きのこなどもあるので、素人が安易に手を出せるものではありませんが、身近なきのこに知らない力が秘められていると思うと、きのこに対する見方も変わります。
その他にも菌糸の特性を応用することで感染症対策にも役立てようと研究が続けられていることや、あるきのこの持つ物質がアルツハイマーへの効果があると期待されていることなども明かされており、今後どのように実用化されていくのか楽しみになります。
また、タイムラプス映像のパイオニアと言われる監督によるさまざまなきのこの映像も、とても美しいのでぜひ注目ください。本作には見たことのないきのこが多く登場しますが、まずは手軽に手に入るきのこを食べたり、栄養素や効果を調べるのもおもしろいと思います。

デート向き映画判定
映画『素晴らしき、きのこの世界』

タイトルの通りきのこについて語られているドキュメンタリーなので、ムードを盛り上げる要素はありません。でも、もしお互いに興味のあるテーマなら、一緒に観てきのこについて学ぶのもおもしろいと思います。鑑賞後は一緒にきのこ料理を食べるプランもオススメです(笑)。

キッズ&ティーン向き映画判定
映画『素晴らしき、きのこの世界』

キッズも観られますが、さまざまなきのこや菌類の映像と共にディープな話が語られているので、中学生くらいになってから観たほうがより理解できると思います。本作にはきのこに魅了された人々が登場し、それぞれがきのこの可能性について語っています。皆さんももし何か興味のあるテーマを見つけたら、彼らのようにとことん研究してみると新しい発見があるかもしれませんよ。

映画『素晴らしき、きのこの世界』ポール・スタメッツ

『素晴らしき、きのこの世界』
2021年9月24日より全国順次公開
アンプラグド
公式サイト

© 2018, Fantastic Fungi, LLC

TEXT by Shamy

関連記事
  • follow us in feedly
  • RSS

新着記事

映画『ダウントン・アビー/グランドフィナーレ』ローラ・カーマイケル ローラ・カーマイケル【ギャラリー/出演作一覧】

1986年7月16日生まれ。イギリス出身。

映画『MERCY/マーシー AI裁判』クリス・プラット/レベッカ・ファーガソン MERCY/マーシー AI裁判【レビュー】

人間 vs. AIという構図になっているかと思いきや…

映画『ヒグマ!!』鈴木福/円井わん ヒグマ!!【レビュー】

『先生を流産させる会』『ライチ☆光クラブ』『許された子どもたち』等を手がけた内藤瑛亮監督作ということで、社会問題を絡めた作品だろうと予想…

映画『エクストリーム・ジョブ』リュ・スンリョン/イ・ハニ/チン・ソンギュ/イ・ドンフィ/コンミョン(5urprise) エクストリーム・ジョブ【レビュー】

本作の主人公は麻薬班の刑事5人です。彼等の登場シーンからコミカルで、一瞬で…

映画『パンダプラン』ジャッキー・チェン/フーフー パンダプラン【レビュー】

スター並みに大人気の稀少なパンダが、何者かに狙われ、パンダの里親になったばかりのジャッキー・チェン本人がパンダを守る…

映画『喝采』キャシー・ベイツ キャシー・ベイツ【ギャラリー/出演作一覧】

1948年6月28日生まれ。アメリカ、テネシー州メンフィス出身。

映画『ファイブ・ナイツ・アット・フレディーズ2』 ファイブ・ナイツ・アット・フレディーズ2【レビュー】

かつて子ども達に人気だったピザレストラン“フレディ・ファズベアーズ・ピザ”で恐ろしい体験をしたマイク(ジョシュ・ハッチャーソン)と妹のアビー(パイパー・ルビオ)、警察官のヴァネッサ(エリザベス・レイル)は、あれから1年半経ち、平穏な日々を取り戻しつつあり…

映画『アバウトアス・バット・ノット・アバウトアス』ロムニック・サルメンタ/イライジャ・カンラス アバウトアス・バット・ノット・アバウトアス【レビュー】

怖い!巧い!物語の舞台はレストランの一席、ほぼ2人の登場人物で展開される会話劇で、ここまでスリリングな作品に仕立て上げるとは…

映画『恋愛裁判』唐田えりか 唐田えりか【ギャラリー/出演作一覧】

1997年9月19日生まれ。千葉県出身。

映画『グッドワン』リリー・コリアス 利口な子どもに甘える大人『グッドワン』【映画でSEL(社会性と情動の学習)】

今回は、父と娘、父の友人の3人で出かけたキャンプでの様子を描く『グッドワン』を取り上げ、娘サム、父クリスと、その友人マットそれぞれの視点でどんな思考が働いていたかを想像してみます。

本サイト内の広告について

本サイトにはアフィリエイト広告バナーやリンクが含まれます。

おすすめ記事

映画『ウィキッド ふたりの魔女』シンシア・エリヴォ/アリアナ・グランデ トーキョー女子映画部が選ぶ 2025年ベスト10&イイ俳優MVP

2025年も毎年恒例の企画として、トーキョー女子映画部の編集部マイソンとシャミが、個人的なベスト10と、イイ俳優MVPを選んでご紹介します。

映画『チャップリン』チャーリー・チャップリン『キッド』の一場面 映画好きが選んだチャーリー・チャップリン人気作品ランキング

俳優および監督など作り手として、『キッド』『街の灯』『独裁者』『ライムライト』などの名作の数々を生み出したチャーリー・チャップリン(チャールズ・チャップリン)。今回は、チャーリー・チャップリン監督作(短編映画を除く)を対象に、正式部員の皆さんに投票していただきました。

映画『悪党に粛清を』来日舞台挨拶、マッツ・ミケルセン 映画好きが選んだマッツ・ミケルセン人気作品ランキング

“北欧の至宝”として日本でも人気を誇るマッツ・ミケルセン。今回は、マッツ・ミケルセン出演作品(ドラマを除く)を対象に、正式部員の皆さんに投票していただきました。上位にはどんな作品がランクインしたのでしょうか?

学び・メンタルヘルス

  1. 映画『グッドワン』リリー・コリアス
  2. 人間として生きるおもしろさを知る【映画学ゼミ第4回】参加者募集
  3. 映画『殺し屋のプロット』マイケル・キートン

REVIEW

  1. 映画『MERCY/マーシー AI裁判』クリス・プラット/レベッカ・ファーガソン
  2. 映画『ヒグマ!!』鈴木福/円井わん
  3. 映画『エクストリーム・ジョブ』リュ・スンリョン/イ・ハニ/チン・ソンギュ/イ・ドンフィ/コンミョン(5urprise)
  4. 映画『パンダプラン』ジャッキー・チェン/フーフー
  5. 映画『ファイブ・ナイツ・アット・フレディーズ2』

PRESENT

  1. 映画『アウトローズ』ジェラルド・バトラー
  2. 映画『アバター:ファイヤー・アンド・アッシュ』チャージングパッド
  3. 映画『ツーリストファミリー』シャシクマール/シムラン/ミドゥン・ジェイ・シャンカル/カマレーシュ・ジャガン/ヨーギ・バーブ
PAGE TOP