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スマホを落としただけなのに 囚われの殺人鬼

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映画『スマホを落としただけなのに 囚われの殺人鬼』千葉雄大/白石麻衣/成田凌/井浦新

シリーズ前作で事件を解決に導いた加賀谷刑事(千葉雄大)を主人公にした本作には、成田凌が演じる連続殺人鬼、浦野も登場しますが、新たな事件を巡り、ストーリーが展開します。今作では、浦野が捕まった後も同じ殺人現場から次々と若い女性の遺体が発見され、別の人物の関与の可能性が出てきます。でもなかなか犯人にたどり着けず、加賀谷刑事は仕方なく浦野に協力を依頼することに…。今作はレクター博士シリーズの『羊たちの沈黙』を彷彿とさせる設定で、浦野は囚われていながらも何か企んでいて、その魂胆が何なのかというドキドキと、別の犯人は誰なのかという二軸で話が展開していくおもしろさがあります。“スマホを落としただけなのに”の裏にある意味も、前作とは異なります。前作を観た人は今作独特のトーンを楽しんで頂きつつ、前作を観ていない人もこれだけ観てもついていけますよ。

デート向き映画判定
映画『スマホを落としただけなのに 囚われの殺人鬼』千葉雄大/白石麻衣

刑事という立場から言えないことが多い加賀谷と、恋人だからこそ本当のことを知りたい美乃里(白石麻衣)。この2人の関係が物語のキーになっていくので、カップルが観て感情移入できるポイントはいろいろあると思います。職業や事情は違えど、仕事が忙しくてすれ違い気味のカップルは、一緒に観に行くと、ちょっと冷静になれるきっかけにできるかも知れません。

キッズ&ティーン向き映画判定
映画『スマホを落としただけなのに 囚われの殺人鬼』千葉雄大/成田凌

スマホの扱いやネット社会になれている皆さん世代にとって、普段何気なくやっていることの中に危険な事態に巻き込まれる可能性があると実感できる内容です。「皆やってるから」「慣れているから」と安心してしまいがちですが、そこに落とし穴があるかも知れません。本作をエンタテインメントとして楽しむと同時に、スマホの利用について注意すべき点を見つけてください。

映画『スマホを落としただけなのに 囚われの殺人鬼』千葉雄大/白石麻衣/成田凌/井浦新

『スマホを落としただけなのに 囚われの殺人鬼』
2020年2月21日より全国公開
東宝
公式サイト

© 2020 映画「スマホを落としただけなのに2」製作委員会

TEXT by Myson

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