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八つ墓村【レビュー】

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映画『八つ墓村』尾上松也

REVIEW

シリーズ累計発行部数5500万部を超える、横溝正史のベストセラー「八つ墓村」は、本作より前に既に3回実写化されています(1951年版、1977年版、1996年版)。ただし、本作はリメイクではなく、時代設定を現代に移し、新たな解釈をもとに作られたオリジナル版です。

映画『八つ墓村』奥智哉

映画公式資料によると、「原作が発表されたのは、まだ戦争の爪痕が残る1950年。物語の背景には本家と分家の身分差や妾と異母兄弟の確執など、いまの社会では馴染みの薄い要素も盛り込まれている。そこで基本設定や因習モノのエッセンスはそのままに、舞台を昭和初期から現代に変更した」とあります。このオリジナリティが功を奏し、キャラクター設定による物語への入り易さと、舞台となる閉鎖的な村から漂う独特の不気味さが絶妙なバランスで描かれています。

映画『八つ墓村』滝藤賢一

実は『八つ墓村』には思い出があります。すごく幼かった頃に、買い物やレジャーが楽しめる複合施設の休憩所で、『八つ墓村』が上映されていました。人が走ってくる象徴的なシーンがあまりに怖くてそこだけずっと記憶にありました。その時観たのは、おそらく1977年版だったと思います。当時はすごく怖かったけれど、あれ以来“八つ墓村”の世界観になぜか惹かれてしまうんですよね。

映画『八つ墓村』高島礼子

大人になってから、1977年版、1996年版を観ていたので、さすがにストーリーは結構覚えているかなと思いつつ、本作を観るとかなり新鮮に思えて、改めて昔の作品と比較してみたくなりました。原作にも立ち返ってみたくなります。

映画『八つ墓村』尾上松也/奥智哉

真相が明かされるまで、さまざまな憶測を楽しめるようになっている点は、さすが清水崇監督作です。非現実と現実の境目を行ったり来たりしながら、どんな結末に至るのか、ぜひ推理しながらお楽しみください。

デート向き映画判定

映画『八つ墓村』尾上松也/奥智哉

どんなストーリーかを知らなくても、タイトルからしておぞましいので、得手不得手はハッキリと分かれるでしょう。なので、2人とも興味があるなら、ひとまず映画の好みが合う点を喜びましょう。鑑賞後に、各々で推理がどれくらい上手くできたか話すのも楽しそうです。

キッズ&ティーン向き映画判定

映画『八つ墓村』奥智哉/堀田真由/滝藤賢一

前述した通り、経験からいうと、怖い映画に免疫がまだない場合は相当衝撃的に映ると思います。子どもの頃の私のように怖かったと思いつつも興味を抱くタイプなら良いですが、トラウマになって夜トイレに行けなくなりそうなタイプの方は、大きくなってから観るほうが良いでしょう。肝試しが好きなティーンは、友達と一緒に観るのも良いですね。

映画『八つ墓村』尾上松也

『八つ墓村』
2026年9月18日より全国公開
松竹、ソニー・ピクチャーズ エンタテインメント
公式サイト

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©2026「八つ墓村」製作委員会 ©Yokomizo Seishi/KADOKAWA

TEXT by Myson

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