REVIEW

恋に落ちたおひとりさま~スタンダールの恋愛論~【レビュー】

  • follow us in feedly
  • RSS
Amazonプライムオリジナルドラマ『恋に落ちたおひとりさま~スタンダールの恋愛論~』波瑠/瀬戸康史

「夢をかなえるゾウ」の水野敬也による著書「運命の恋をかなえるスタンダール」を原作として全10話で描かれる本作の主人公は、30歳で恋愛経験ゼロの聡子(波瑠)。彼女は訳あって苗字を変え、暗い過去を封印し、図書館員として働いています。そんな彼女はある日、図書館で出会った男性、鈴木涼介(瀬戸康史)に一目惚れしてしまいます。でもどうやって彼に接近すれば良いかわからない聡子は、スタンダールの「恋愛論」を開いてみます。すると、聡子にしか見えないスタンダールと名乗る男(小日向文世)が出現し、彼女に恋愛指南を始めます。

Amazonプライムオリジナルドラマ『恋に落ちたおひとりさま~スタンダールの恋愛論~』波瑠/小日向文世

物語の軸は聡子の恋愛がどうなるのかというところにありますが、聡子が隠している過去が物語をドラマチックにしています。その謎が後々恋愛に響いていき、乗り越えるべき恋愛の試練となっていて、本当の恋愛がしたいなら大切にすべきことがメッセージとして込められています。さらに職場での人間関係のごちゃごちゃも出てきたり、聡子が恋愛のためにだけでなく、人間としてどう変わっていきたいかを一つずつ考え変化していく様子に共感を覚えます。
他にも一部いつも気になる映し方をしているシーンがあり、何だろうと思っていたら最後にアッと驚く繋がりが明かされたり、いろいろな見どころがあります。全10話で1話ずつが30分弱なのでサクサク観られるのも魅力。スタンダールの「恋愛論」そのものにも興味が湧くので、これを機に本を読んでみるのも良さそうです。

Amazonプライムオリジナルドラマ『恋に落ちたおひとりさま~スタンダールの恋愛論~』波瑠/瀬戸康史/小日向文世

『恋に落ちたおひとりさま~スタンダールの恋愛論~』
2022年3月18日よりAmazon Prime Videoにて配信中
視聴ページ

©東映

TEXT by Myson

関連記事
  • follow us in feedly
  • RSS

新着記事

映画『言えない秘密』京本大我/古川琴音 アイドルを観たい!知りたい!アイドル映画特集

こちらの記事では、アイドル出演作から、アイドルが原作を書いた作品、アイドルが主人公の作品、実在のアイドルがモデルとなっている作品まで、アイドルにまつわる作品をアレコレご紹介します!

映画『ミッシング』石原さとみ ミッシング【レビュー】

𠮷田恵輔監督、石原さとみ主演の本作は、行方不明になった6歳の娘を必死で探す夫婦と、その姿を報道するテレビ局の人間を通して…

映画『猿の惑星/キングダム』フレイヤ・アーラン 猿の惑星/キングダム【レビュー】

本作の宣伝で“完全新作”と称している通り、これまでとは異なるテンションが…

映画『不死身ラヴァーズ』見上愛/佐藤寛太 映画に隠された恋愛哲学とヒント集76:恋愛における過去・現在・未来の重要性

今回は、高木ユーナによる同名コミックを原作とし、松居大悟監督が10年以上温め続けてきたという『不死身ラヴァーズ』を題材に、恋愛における過去・現在・未来の重要性について考えます。

映画『またヴィンセントは襲われる』カリム・ルクルー またヴィンセントは襲われる【レビュー】

主人公のヴィンセントは、ある日突然、会社でインターンの男性に襲いかかられ…

海外ドラマ『三体』エイザ・ゴンザレス ポッドキャスト【だからワタシ達は映画が好き】8〜「最近観たNetflix作品」

『三体』は全部観た方とぜひ共有したい、とある伏線についての話で盛り上がっています…

映画『カラーパープル』タラジ・P・ヘンソン タラジ・P・ヘンソン【プロフィールと出演作一覧】

1970年9月11日アメリカ、ワシントンD.C.生まれ。俳優、プロデューサー、監督。2001年『サウスセントラルLA』で注目を集め…

映画『胸騒ぎ』 胸騒ぎ【レビュー】

『胸騒ぎ』というタイトルなので、最初から嫌な予感にアンテナが立ってしまい…

映画『トランスフュージョン』サム・ワーシントン トランスフュージョン【レビュー】

ティーンエイジャーの息子のお父さん役を演じているサム・ワーシントン…

映画『夢の中』山﨑果倫/櫻井圭佑 夢の中【レビュー】

本作は、『蝸牛』でMOOSIC LAB 2019短編部門グランプリほか4冠を達成した都楳勝監督による最新作です。主人公のタエコ(山﨑果倫)の…

部活・イベント

  1. 【ARUARU海ドラDiner】サムライデザート(カップデザート)
  2. 【ARUARU海ドラDiner】トーキョー女子映画部 × Mixalive TOKYO × SHIDAX
  3. 【ARUARU海ドラDiner】サポーター集会:パンチボール(パーティサイズ)
  4. 【ARUARU海ドラDiner】プレオープン
  5. 「ARUARU海ドラDiner」202303トークゲスト集合

本サイト内の広告について

本サイトにはアフィリエイト広告バナーやリンクが含まれます。

おすすめ記事

映画『MIRRORLIAR FILMS Season5』横浜流星 映画好きが推すイイ俳優ランキング【国内20代編】

今回は、国内で活躍する20代(1995年から2004年生まれ)のイイ俳優の中から、昨今活躍が目覚ましい方を編集部の独断で70名選抜し、正式部員の皆さんに投票していただきました。

映画『ウォンカとチョコレート工場のはじまり』ティモシー・シャラメ 映画好きが選んだ2023洋画ベスト

正式部員の皆さんに2023年の洋画ベストを選んでいただきました。どの作品が2023年の洋画ベストに輝いたのでしょうか?

映画『テルマ&ルイーズ 4K』スーザン・サランドン/ジーナ・デイヴィス あの名作をリメイクするとしたら、誰をキャスティングする?『テルマ&ルイーズ』

今回は『テルマ&ルイーズ』のリメイクを作るとしたら…ということで、テルマ役のジーナ・デイヴィスとルイーズ役のスーザン・サランドンをそれぞれ誰が演じるのが良いか、正式部員の皆さんに聞いてみました。

REVIEW

  1. 映画『ミッシング』石原さとみ
  2. 映画『猿の惑星/キングダム』フレイヤ・アーラン
  3. 映画『またヴィンセントは襲われる』カリム・ルクルー
  4. 映画『胸騒ぎ』
  5. 映画『トランスフュージョン』サム・ワーシントン

PRESENT

  1. 映画『FARANG/ファラン』ナシム・リエス
  2. 映画『猿の惑星/キングダム』オリジナルTシャツ
  3. 映画『九十歳。何がめでたい』草笛光子
PAGE TOP