REVIEW
シニア世代の静かな日常を描いたホッコリかわいいストーリーでありながら、意外にも大きなスケールで、ある意味ぶっ飛んでいる奇想天外な展開が見どころです。
この独特なノリは、『リトル・ミス・サンシャイン』の製作陣が撮った作品というところに由来しているのかもしれません。監督は、『リトル・ミス・サンシャイン』をプロデュースしたマーク・タートルトーブが監督を務めており、同様のテンションで期待に応えてくれます。

主人公は、ペンシルベニア州西部の小さな町で一人暮らしをしている79歳のミルトン(ベン・キングズレー)です。彼がどんな状況にあるのかは敢えて伏せておきましょう。というのも、それぞれのキャラクターの背景を言葉で説明するのではなく、日常の一コマ一コマを重ねていく描写が見事だからです。たとえば、序盤で似たシチュエーションのシーンが重ねて出てきて、1度目のシーンを観ただけの場合と、2度目も観た場合で主人公がどんな状況にあるのか、印象がガラッと変わります。

そして、キーパーソンとなる、あるキャラクターの行動は、「何?」「何で?」「どういう意味?」と思わせるもので、一見大した意味もなさそうなのに、どえらい展開に繋がっていきます。その“何でもあり”な設定が何ともシュールで、おもしろいです。「そんなことあるかいな〜」から始まり、「マジか⁉︎」という連続です(笑)。

とにかくとても優しい気持ちになれる作品です。癒されたい方、孤独感がある方に特にオススメです。
デート向き映画判定

クスッと笑えるシーンもあり、基本的に優しさに溢れているストーリーなので、デートが和やかなムードになるでしょう。カップルで観て気まずくなる要素はないので、初デートで観ても問題ありません。上映時間も87分と短めなので、ふと「映画でも観よっか」という流れになった時に選ぶのも良いでしょう。
キッズ&ティーン向き映画判定

おじいちゃん、おばあちゃんの静かな日常を淡々と描いたストーリーかと思いきや、良い意味で想像を裏切る出来事が次々と起こります。最初は何が起こっているのか、本当に起きているのかわからない状況に興味が湧くでしょう。その後も常識に収まらない展開が続き、スリリングかつ、笑えるシーンやホッコリするシーンがあり、上映時間も短いので、映画を観慣れていない方でも比較的観やすいと思います。

『カミング・ホーム』
2026年3月20日より全国順次公開
NAKACHIKA PICTURES
公式サイト
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TEXT by Myson
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情報は2026年3月時点のものです。最新の販売状況や配信状況は各社サイトにてご確認ください。




























