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マジカル・シークレット・ツアー【レビュー】

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映画『マジカル・シークレット・ツアー』有村架純/黒木華/南沙良

REVIEW

金の密輸をした主婦達が中部国際空港で逮捕された事件が報道された2017年、育児に追われていた天野千尋監督は、「【金塊を下着に隠して密輸した主婦5人を逮捕】という記事を目にして、強く興味を惹かれ」たといいます(映画公式サイト)。そうしたきっかけで生まれたオリジナルストーリーで作られたのが本作です。

映画『マジカル・シークレット・ツアー』有村架純

本作のメインキャラクターは、二児の母で専業主婦の和歌子(有村架純)、研究員の清恵(黒木華)、キャバクラ嬢の麻由(南沙良)です。全く異なる世界で生きている3人は、ひょんなことがきっかけで出会い、一緒に金の密輸をすることになります。その経緯は本編でご覧いただくとして、3人はそれぞれ問題を抱えています。

映画『マジカル・シークレット・ツアー』有村架純

彼女達の犯罪は肯定できません。ただ、お金のパワーの強さを実感できる内容かつ、彼女達のように誰にも耳を傾けてもらえず、助けを得られず、切羽詰まった状況に置かれたら、魔がさしてしまう可能性は誰にでもあると感じます。

映画『マジカル・シークレット・ツアー』黒木華/南沙良

そして彼女達は、悪事と知りながらも自分の力で立ち回れたことで自信を取り戻します。それが不幸にも、悪事に拍車をかけることになる点が切ないです。

映画『マジカル・シークレット・ツアー』有村架純/黒木華/南沙良

彼女達がいつ逮捕されるのかというスリルもありつつ、3人の女性が自分の苦境をどうやって打破していくのかが最大の見どころです。彼女達の苦悩には、誰もが通じる要素があります。昨今増えている闇バイトの問題なども踏まえると、身近なストーリーとして観られるのではないでしょうか。

デート向き映画判定

映画『マジカル・シークレット・ツアー』有村架純/塩野瑛久

夫婦やカップルで本作を観ると、コミュニケーションの重要性を共有する機会にできるかもしれません。ごく普通の人でも何をしでかすかわからない危うさも客観視できるでしょう。お互いの言動に不審な点があるカップルは、敢えて一緒に観て、ストレスが溜まりすぎていないか、重大なトラブルを引き起こしかねない隠し事をしていないかを点検するのも良さそうです。

キッズ&ティーン向き映画判定

映画『マジカル・シークレット・ツアー』有村架純/黒木華/南沙良

なぜ、ごく普通の人が金の密輸をしてしまうのかを理解するために、金の密輸で儲ける仕組みをわかっていたほうがよいでしょう。そして、これは犯罪であるという認識をしっかり持った上で観て欲しいので、そうした前提が理解できる状態になってから観ることをオススメします。そう考えると、せめて小学校高学年、中学生以上の人向けかなと思います。

映画『マジカル・シークレット・ツアー』有村架純/黒木華/南沙良

『マジカル・シークレット・ツアー』
2026年6月19日より全国公開
アスミック・エース
公式サイト

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© 2026「マジカル・シークレット・ツアー」製作委員会

TEXT by Myson

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