REVIEW

華麗なるマードー家【レビュー】

  • follow us in feedly
  • RSS
海外ドラマ『華麗なるマードー家』パトリシア・アークエット/ジェイソン・クラーク

REVIEW

2021年6月7日、アメリカのサウスカロライナ州の法曹界で代々名を馳せてきたマードック家のアレックス・マードックが、妻と次男を射殺した実際の殺人事件を基にしています。この事件はこれまでに、本作の他にもドキュメンタリーが複数制作されており、その注目度の高さがうかがえます。

海外ドラマ『華麗なるマードー家』ジェイソン・クラーク/ジョニー・バーチトールド
海外ドラマ『華麗なるマードー家』パトリシア・アークエット

主演のパトリシア・アークエットとジェイソン・クラークはエグゼクティブ・プロデューサーにも名を連ねています。本作のユニークな点は、パトリシア・アークエットが演じるマギーことマーガレットに焦点を当てているところです。法曹界の大物一家に嫁いだマギーは、マードック家の良からぬ慣習に黙って従ってきた人物といえます。後半は、そんなマギーの本心が見えてきて、事件とどう繋がっていったのかを予測させます。

海外ドラマ『華麗なるマードー家』パトリシア・アークエット/ジェイソン・クラーク

アレックスとマギーは、とても古い時代の夫婦関係にみえるものの、つい数年前の出来事と思うと驚きます。そして、マギーと次男の殺人事件に至る前に次々に明らかになる事柄も驚くべきことだらけです。マードック家は長らく権力を維持し好き勝手にやれてきたことで、倫理観や道徳観がどんどん麻痺していったのだと思います。だからこそ余計に、この一家は時代に取り残されているように映ります。

海外ドラマ『華麗なるマードー家』ジェイソン・クラーク/ジョニー・バーチトールド

アレックス役のジェイソン・クラークは特に見た目からしてなりきっていて、最初ジェイソン・クラークだと気づかなかったほどです。他のキャストも、事件の当事者達本人と比べてもかなり似ている印象です。キャストは皆演技派で、日常のふとした表情から多くのものが伝わってきます。

海外ドラマ『華麗なるマードー家』ジェイソン・クラーク

クライマックスは、アレックスの恐ろしい人間性がありありと描かれていて、彼がどこからおかしくなったのか、もしくは最初からおかしかったのか、気になって仕方がありません。人間の狂気は私達が思う以上に凄まじいということを本作で目撃してください。

海外ドラマ『華麗なるマードー家』ジェイソン・クラーク/ジェラルド・マクレイニー

『華麗なるマードー家』
2025年10月15日よりディズニープラスにて配信中
年齢制限:15+
ディズニープラスで観る

© 2026 Universal Content Productions LLC

TEXT by Myson

本ページには一部アフィリエイト広告のリンクが含まれます。
情報は2026年4月時点のものです。最新の販売状況や配信状況は各社サイトにてご確認ください。

関連記事
  • follow us in feedly
  • RSS

新着記事

映画『ザ・スーパーマリオギャラクシー・ムービー』 ザ・スーパーマリオギャラクシー・ムービー【レビュー】

スーパーマリオは、2025年に40周年を迎え、世界中で長らく愛されてきたキャラクター…

映画『これって生きてる?』ウィル・アーネット これって生きてる?【レビュー】

なんとも生々しい夫婦の現実を描いているなと思って観ていたら…

映画『90メートル』山時聡真 山時聡真【ギャラリー/出演作一覧】

2005年6月6日生まれ。東京都出身。

映画『霧のごとく』ケイトリン・ファン/ウィル・オー 『霧のごとく』一般試写会 3組6名様ご招待

映画『霧のごとく』一般試写会 3組6名様ご招待

映画『人はなぜラブレターを書くのか』綾瀬はるか 人はなぜラブレターを書くのか【レビュー】

タイトルから想像する範囲を超える、深い人間ドラマが描かれている本作は、実話を基にして…

映画『君と僕の5分』シム・ヒョンソ/ヒョン・ウソク 『君と僕の5分』特別試写会イベント 5組10名様ご招待

映画『君と僕の5分』特別試写会イベント 5組10名様ご招待

映画『フィフス・エステート:世界から狙われた男』ベネディクト・カンバーバッチ 未公開映画活性課ハ行

未公開作品のなかから、当部が気になる作品、オススメしたい作品をご紹介。

映画『五月の雨』安川まり 『五月の雨』【レビュー】

本作は、DV被害者の実状を、ドキュメンタリーにドラマを織りまぜた構成で訴えかけています…

映画『大丈夫、大丈夫、大丈夫!』イ・レ/チン・ソヨン 大丈夫、大丈夫、大丈夫!【レビュー】

不幸な状況が前提とされているにもかかわらず、ユーモアに溢れ…

映画『OCHI! -オチ-』ヘレナ・ツェンゲル ヘレナ・ツェンゲル【ギャラリー/出演作一覧】

2008年6月10日生まれ。ドイツ出身。

【映画でSEL】にたどりつくまでの道

今のあなたに必要な非認知能力を伸ばす【映画でSEL】プログラムのご案内

本サイト内の広告について

本サイトにはアフィリエイト広告バナーやリンクが含まれます。

おすすめ記事

【映画学ゼミ第7回】「そもそも感情ってどうやって湧いてくるの?感情の仕組み」参加者募集! 【映画学ゼミ第7回】「そもそも感情ってどうやって湧いてくるの?感情の仕組み」参加者募集!

感情はまだまだ謎が多く、本当に複雑で深い概念だからこそおもしろい!感情について少しでも知ることで、自分自身の情動コントロールにも少し役立つはずです。

映画『国宝』吉沢亮 映画好きが選んだ2025邦画ベスト

今回は、正式部員の皆さんに投票していただいた2025年邦画ベストの結果を発表!2025年の邦画ベストで上位にランクインしたのはどの作品でしょう?

ショートドラマ『復讐同盟 —サレ妻と愛人はクズ旦那を制裁する—』 私ならこうする!『復讐同盟 —サレ妻と愛人はクズ旦那を制裁する—』を観た女子の本音

ショートドラマ『復讐同盟 —サレ妻と愛人はクズ旦那を制裁する—』をトーキョー女子映画部正式部員の皆さんに観ていただき、感想や「私ならこうする!」を聞いてみました。

学び・メンタルヘルス

  1. 【映画学ゼミ第7回】「そもそも感情ってどうやって湧いてくるの?感情の仕組み」参加者募集!
  2. 【映画学ゼミ第6回】「鑑賞者のローカス・オブ・コントロールと、映画鑑賞における着眼点・感想の関係」参加者募集!
  3. 【映画学ゼミ第5回】「登場人物にみる人間の非合理性」参加者募集!

REVIEW

  1. 映画『ザ・スーパーマリオギャラクシー・ムービー』
  2. 映画『これって生きてる?』ウィル・アーネット
  3. 映画『人はなぜラブレターを書くのか』綾瀬はるか
  4. 映画『五月の雨』安川まり
  5. 映画『大丈夫、大丈夫、大丈夫!』イ・レ/チン・ソヨン

PRESENT

  1. 映画『霧のごとく』ケイトリン・ファン/ウィル・オー
  2. 映画『君と僕の5分』シム・ヒョンソ/ヒョン・ウソク
  3. 映画『オールド・オーク』デイヴ・ターナー/エブラ・マリ
PAGE TOP