REVIEW

引っ越し大名!【レビュー】

  • follow us in feedly
  • RSS
映画『引っ越し大名!』星野源/高橋一生/高畑充希

昔、引っ越し大名っていう役職は本当にあったようですね。今で考えると大企業がごそっと皆で家族も連れて拠点を変えるようなものなので、人手もお金もすごくかかります。なので引っ越し大名が、引っ越しをスムーズに進められるように段取りをしていくわけですが、今まで日の当たらない場所で過ごしていた1人の男性が突然引っ越し大名に任命され、彼らしいやり方で問題を解決していく姿が、観ていてとても爽快で、現代のサラリーマンに元気と希望を与える内容になっています。星野源が演じる主人公は出世に無縁で、本人も野心があるように見えませんが、本が大好きで温厚な彼が、本から得た知識を思わぬところでどんどん活用していく姿にすごくワクワクします。彼の人柄と知識が相まった方策も見事で、心が温かくなるストーリーである点も本作の魅力です。高橋一生もアクションシーンで大活躍しますので、いろいろな見どころがありますよ。個人の引っ越しの参考にはなりませんが、社会人目線でヒントになる部分もあるので、働く人に特にオススメの作品です。

デート向き映画判定
映画『引っ越し大名!』星野源/高畑充希

爽やかなラブストーリーもあり、気まずい要素はないので、初デートで観ても大丈夫でしょう。笑いのツボが合うかどうかはわかりませんが、相性を確かめるために観てみるのも良いのではないでしょうか。歴史に詳しくなくても、理解できるストーリーなので、デートで誘う上で心配なことはあまりなく、安心してください。

キッズ&ティーン向き映画判定
映画『引っ越し大名!』星野源/高橋一生/高畑充希

キッズやティーンの皆さんの中には、家族の転勤で引っ越すことがあったり、これから大きくなって就学や就職で自分だけ引っ越すことも出てくるでしょう。本作を観ると、「引っ越しにはお金がかかる」「無駄なものは処分して必要なものだけ運ぶようにすべき」「引っ越しは体力も使う」など、引っ越しのポイントがわかります。もちろん、こんなに大きな規模の引っ越しをするわけではありませんが、家族で引っ越しをする時など、本作を思い出して協力してくださいね(笑)。そして何より、反対意見を出す人や、我慢をしてもらわなければいけない人が出てくるような難題を進める時、リーダーの人柄はとても重要です。本作の主人公の人柄にぜひ注目してください。

映画『引っ越し大名!』星野源/高橋一生/高畑充希

『引っ越し大名!』
2019年8月30日より全国公開
松竹
公式サイト

©2019「引っ越し大名!」製作委員会

TEXT by Myson

関連記事
  • follow us in feedly
  • RSS

新着記事

映画『悪魔祓い株式会社』マ・ドンソク/ソヒョン/イ・デヴィッド 悪魔祓い株式会社【レビュー】

本作は、『悪人伝』や“犯罪都市”シリーズ、ハリウッド映画『エターナルズ』などでお馴染みのマ・ドンソクが…

映画『ツーリストファミリー』シャシクマール/シムラン/ミドゥン・ジェイ・シャンカル/カマレーシュ・ジャガン/ヨーギ・バーブ 『ツーリストファミリー』特別試写会 10組20名様ご招待

映画『ツーリストファミリー』特別試写会 10組20名様ご招待

Netflixシリーズ『イクサガミ』岡田准一 イクサガミ【レビュー】

今村翔吾著のベストセラー「イクサガミ」シリーズを原作とする本シリーズでは、岡田准一が主演、プロデューサー、アクションプランナー、藤井道人、山口健人、山本透が監督と脚本を担当…

映画『TOKYOタクシー』蒼井優 蒼井優【ギャラリー/出演作一覧】

1985年8月17日生まれ。福岡県出身。

映画『バーフバリ エピック4K』来日舞台挨拶イベント、プラバース、ショーブ・ヤーララガッダ(プロデューサー) プラバース、ショーブ・ヤーララガッダ来日!『バーフバリ エピック4K』には追加シーンも

2025年に劇場公開10周年を迎える大ヒット作『バーフバリ 伝説誕生』と『バーフバリ2 王の凱旋』を一つの作品として再編集し、壮大な物語を4K映像で体験できる『バーフバリ エピック4K』の日本公開を目前にして、バーフバリ役のプラバースと、プロデューサーのショーブ・ヤーララガッダが来日しました。

映画『楓』福士蒼汰/福原遥 楓【レビュー】

残酷過ぎて、切な過ぎて、優し過ぎて、どうしましょ(笑)。ネタバレを避けると、ほぼ何も書けませんが…

【東京コミコン2025】オープニング:イライジャ・ウッド、カール・アーバン、リー・トンプソン、トム・ウィルソン、クローディア・ウエルズ、ダニエル・ローガン、ジョン・バーンサル、クリスティーナ・リッチ、イヴァナ・リンチ、ノーマン・リーダス、ショーン・パトリック・フラナリー、ジャック・クエイド、マッツ・ミケルセン、浅野忠信、ピルウ・アスベック、セバスチャン・スタン、ジム・リー、C.B.セブルスキー、フランク・ミラー、クリストファー・ロイド、中丸雄一(MC)、伊織もえ(PR大使)、山本耕史(アンバサダー) 『バック・トゥ・ザ・フューチャー』一行や人気アメコミ出演者達が勢揃い!【東京コミコン2025】オープニングセレモニー

年末恒例行事となった東京コミコンのオープニングセレモニーを取材してきました。今年は過去最高といえるのではないかという数のスター達が来日してくれました。

映画『ズートピア2』 ズートピア2【レビュー】

さまざまな動物達が人間と同じように暮らすズートピアを舞台にした本シリーズは…

映画『エディントンへようこそ』ホアキン・フェニックス/ペドロ・パスカル エディントンへようこそ【レビュー】

アリ・アスター監督とホアキン・フェニックスの2度目のタッグが実現した本作は、メディアの情報に翻弄される人々の様子を…

映画『愚か者の身分』林裕太 林裕太【ギャラリー/出演作一覧】

2000年11月2日生まれ。東京都出身。

本サイト内の広告について

本サイトにはアフィリエイト広告バナーやリンクが含まれます。

おすすめ記事

映画学ゼミ2025年12月募集用 人間特有の感情や認知の探求【映画学ゼミ第3回】参加者募集!

今回は、N「湧き起こる感情はあなたの性格とどう関連しているのか」、S「わかりやすい映画、わかりにくい映画に対する快・不快」をテーマに実施します。

映画『悪党に粛清を』来日舞台挨拶、マッツ・ミケルセン 映画好きが選んだマッツ・ミケルセン人気作品ランキング

“北欧の至宝”として日本でも人気を誇るマッツ・ミケルセン。今回は、マッツ・ミケルセン出演作品(ドラマを除く)を対象に、正式部員の皆さんに投票していただきました。上位にはどんな作品がランクインしたのでしょうか?

映画『フレンチ・ディスパッチ ザ・リバティ、カンザス・イヴニング・サン別冊』ウェス・アンダーソン監督 映画好きが選んだウェス・アンダーソン監督人気作品ランキング

今回は、ウェス・アンダーソン監督作品を対象に、正式部員の皆さんに投票していただきました。人気作品が多くあるなか、上位にランクインしたのは?

学び・メンタルヘルス

  1. 映画学ゼミ2025年12月募集用
  2. 映画『エクスペリメント』エイドリアン・ブロディ
  3. 映画学ゼミ2025年11月募集用

REVIEW

  1. 映画『悪魔祓い株式会社』マ・ドンソク/ソヒョン/イ・デヴィッド
  2. Netflixシリーズ『イクサガミ』岡田准一
  3. 映画『楓』福士蒼汰/福原遥
  4. 映画『ズートピア2』
  5. 映画『エディントンへようこそ』ホアキン・フェニックス/ペドロ・パスカル

PRESENT

  1. 映画『ツーリストファミリー』シャシクマール/シムラン/ミドゥン・ジェイ・シャンカル/カマレーシュ・ジャガン/ヨーギ・バーブ
  2. 映画『楓』旅からはじまるトラベルポーチ
  3. 映画『Fox Hunt フォックス・ハント』トニー・レオン
PAGE TOP