REVIEW

劇場版「鬼滅の刃」無限城編 第一章 猗窩座再来【レビュー】

  • follow us in feedly
  • RSS
映画『劇場版「鬼滅の刃」無限城編 第一章 猗窩座再来』

REVIEW

ストーリーにもアクションにも圧倒されて、155分間があっという間です。大スクリーン、音響設備が整った映画館で観ると、炭治郎達が不意に取り込まれてしまった無限城の空間に入り込む感覚が一層リアルに味わえます。

映画『劇場版「鬼滅の刃」無限城編 第一章 猗窩座再来』

はじめは、無限城がいかに複雑な構造かを描いていて、鬼も無数におり、どうやって戦うのか予想がつかないどころか、勝てる見込みがあるのかすらわかりません。そもそも鬼舞辻󠄀無惨にたどり着く前に、上弦の鬼を複数倒さなくてはいけない状況を前に、途方もない感覚が襲ってきます。

映画『劇場版「鬼滅の刃」無限城編 第一章 猗窩座再来』

どんな展開があるのかはネタバレになるので伏せるとして、本作では炭治郎以外のキャラクターにも順にスポットが当てられていきます。特に深掘りされるのは、胡蝶しのぶです。彼女の暗い過去が明かされ、遂に因縁の相手と対峙します。「柱稽古編」で継子の栗花落カナヲと交わしていた気になる会話に繋がっていそうなさらなる伏線も出てくるので、些細な言動にも注意して観てください。

映画『劇場版「鬼滅の刃」無限城編 第一章 猗窩座再来』

本作の直前にあたる「柱稽古編」の終盤では我妻善逸にも何かが起こっている様子が仄めかされていました。善逸の過去は「竈門炭治郎 立志編」で一度触れられていて、ちらっとだけ出てきた人物の気になる様子が記憶にある方は、点と点が線で結ばれると思います。

映画『劇場版「鬼滅の刃」無限城編 第一章 猗窩座再来』

そして、大きな見せ場は、副題に「猗窩座再来」とある通り、上弦の参の鬼、猗窩座との戦いです。「無限列車編」「遊郭編」「刀鍛冶の里編」「柱稽古編」の鬼がトリッキーな血気術を使っていたのに比べて、猗窩座は圧倒的な腕力と相手の動きを読むという割とシンプルな戦闘能力が武器です。だからこそ、炭治郎達がどう対抗するのかというところに、別のカラクリが施されています。

映画『劇場版「鬼滅の刃」無限城編 第一章 猗窩座再来』
映画『劇場版「鬼滅の刃」無限城編 第一章 猗窩座再来』

もう倒し方がわからなくなるほどまで追い詰められるので、最後まで目が離せません。ただ、鬼殺隊側にも少し光が見えた部分もあり、続編にも大いに期待が膨らみます。

デート向き映画判定

映画『劇場版「鬼滅の刃」無限城編 第一章 猗窩座再来』

テレビシリーズからの流れがわかっていたほうが存分に楽しめると思います。原作漫画を読んでいたり、テレビシリーズを観ていたりするのとしないのでは、熱量も差が出てきそうなので、本シリーズが好きな方同士で観るほうが良いのではないでしょうか。ただし、相手が興味を持っているならデートで一緒に観るのもありでしょう。2人揃ってファンになれば、次回作も一緒に行く約束ができますね。

キッズ&ティーン向き映画判定

映画『劇場版「鬼滅の刃」無限城編 第一章 猗窩座再来』

命の尊さや、家族や仲間を大事にする姿、どんな時でも諦めない意志の強さなど、学べる要素が多くあります。ただし、残虐なシーンも出てくるので、その過激さだけに目を向けずに、背景にあるメッセージまで受け取って欲しいなと思います。そういう意味でもPG-12となっているはずなので、親子で観て語り合う機会とすれば、一層有意義な体験になるでしょう。

映画『劇場版「鬼滅の刃」無限城編 第一章 猗窩座再来』

『劇場版「鬼滅の刃」無限城編 第一章 猗窩座再来』
2025年7月18日より全国公開中/2026年2月20日より「4DX -呼吸強化版(激闘)-」全国公開
PG-12
東宝、アニプレックス
公式サイト

ムビチケ購入はこちら
映画館での鑑賞にU-NEXTポイントが使えます!無料トライアル期間に使えるポイントも

© 吾峠呼世晴/集英社・アニプレックス・ufotable

TEXT by Myson


テレビアニメ『鬼滅の刃』シリーズ

テレビアニメ『鬼滅の刃』

テレビアニメ『鬼滅の刃』シリーズ全編再放送
2026年4月5日より放送開始
公式サイト

REVIEW

『劇場版「鬼滅の刃」無限城編 第一章 猗窩座再来』を映画館で観られるタイミングに間に合うよう、遅ればせながら、「竈門炭治郎 立志編」「無限列車編」「遊郭編」「刀鍛冶の里編」「柱稽古編」を一気に観ました。おもしろくて、どんどん次へ次へと観ちゃいますね。
テレビシリーズを通して観て感じる本シリーズの魅力はなんといってもキャラクターです。主人公の竈門炭治郎はもちろんのこと、妹の竈門禰豆子、鬼殺隊同期の我妻善逸、嘴平伊之助や栗花落カナヲ、不死川玄弥、柱や十二鬼月、産屋敷耀哉や鬼舞辻無惨など、どのキャラクターをとってもユニークです。これだけ多くのキャラクターが出てきても埋没せずに、一人ひとりにドラマがあり、エピソード毎にフォーカスされるので、背景を知って第一印象からガラッと変わるおもしろさもあります。
鬼に人間が襲われるシーンや鬼の首を斬るシーンなど過激な描写がある一方で、クスクスと笑いを誘うシーンもある点で、緩急のバランスも絶妙です。そして、涙腺を刺激するシーンが出てくる点も人気の秘密でしょう。特に「無限列車編」ではまさかのクライマックスで、大きな悲しみが襲ってきました。あの展開がシリーズ序盤で出てきたことで、何があるかわからないスリルを感じさせる効果があるのだと思います。
それぞれのシリーズに特徴があり、どれも魅力的ですが、1番ツボだったのは、「遊郭編」の白塗りのところです。すごくコミカルでホッコリできて大好きです。そして、もちろん炭治郎や禰豆子の純粋な優しさ、強さに心を打たれます。大人も夢中になるのがよくわかりました。難しい漢字もたくさん出てくるし、子どもにも大人にも勉強になる要素が多いですね。原作漫画も読んでみたくなります。

© 吾峠呼世晴/集英社・アニプレックス・ufotable

本ページには一部アフィリエイト広告のリンクが含まれます。
情報は2026年2月時点のものです。最新の販売状況や配信状況は各社サイトにてご確認ください。

  • follow us in feedly
  • RSS

新着記事

映画『こぐまとパルマの物語』レオニド・バーソフ/ヴィクトル・ドブロヌラヴォフ/ヴァレリア・フョドロビチ こぐまとパルマの物語【レビュー】

日露共同製作で2021年に日本で劇場公開された『ハチとパルマの物語』から、流れを組んでいる本作には、前作のメインキャラクターがそのまま登場しています…

映画『黒牢城』吉原光夫 吉原光夫【ギャラリー/出演作一覧】

1978年9月22日生まれ。東京都出身。

映画『ラスト・サバイバー』ジェイコブ・エロルディ ラスト・サバイバー【レビュー】

キービジュアルから受ける印象では、主人公のヒッグ(ジェイコブ・エロルディ)と愛犬ジャスパー以外のキャラクターはあまり出てこないのかと思いきや、さまざまな背景のキャラクターが登場…

映画『5秒で完全犯罪を生成する方法』重岡大毅/原菜乃華 5秒で完全犯罪を生成する方法【レビュー】

タイトルにある「5秒」と「生成」というワードで気づくと思いますが、本作はAIが鍵を握るストーリーです…

映画『ブルックリンでオペラを』マリサ・トメイ マリサ・トメイ【ギャラリー/出演作一覧】

1964年12月4日生まれ。アメリカ、ブルックリン出身。

ドラマ『幸せカナコの殺し屋生活2』のん/藤ヶ谷太輔 DMM TV『幸せカナコの殺し屋生活2』配信記念イベント 試写会 10名様ご招待

DMM TV『幸せカナコの殺し屋生活2』配信記念イベント 試写会 10名様ご招待

映画『白鳥とコウモリ』松村北斗/今田美桜 白鳥とコウモリ【レビュー】

国内累計発行部数1億部以上を誇るベストセラー作家、東野圭吾の同名小説が原作です…

映画『ルックバック』(実写版)完成報告イベント:出口夏希、蒔田彩珠、七瀬ふうり、岡田六花、是枝裕和監督 カッコいい線、音が出せるまで猛練習!是枝裕和監督作『ルックバック』完成報告イベントに出口夏希、蒔田彩珠らが登壇

藤本タツキの原作漫画「ルックバック」は2024年にアニメーション化され大ヒットを飛ばしました。そして遂に、是枝裕和監督により実写化されました。2026年8月20日、待望の本作の完成報告を行うべく、是枝監督とメインキャストが舞台挨拶を行いました。

映画『顔 -かお-』パク・ジョンミン 顔 -かお-【レビュー】

“新感染”シリーズや、韓国ドラマ『地獄が呼んでいる』など、数々のヒット作を生み出してきたヨン・サンホ監督が、自身初のグラフィックノベルを原作に念願の映画化を実現させた作品…

実写映画『ルックバック』出口夏希/蒔田彩珠 実写映画『ルックバック』一般試写会 10組20名様ご招待

実写映画『ルックバック』一般試写会 10組20名様ご招待

【映画でSEL】にたどりつくまでの道

今のあなたに必要な非認知能力を伸ばす【映画でSEL】プログラムのご案内

本サイト内の広告について

本サイトにはアフィリエイト広告バナーやリンクが含まれます。

おすすめ記事

映画『ボヘミアン・ラプソディ』ラミ・マレック 映画好きが選んだ実在アーティストの伝記映画ランキング

今回は実在アーティストの伝記映画について、正式部員の皆さんに投票してもらいました。さまざまな有名アーティストにまつわる作品がある中で上位にランクインしたのはどの作品でしょうか?

映画『ズートピア2』 映画好きが選んだ2025アニメ映画ベスト

今回は、2025年に劇場公開されたアニメ映画について、正式部員の皆さんによる投票結果ベスト30を発表!2025年のアニメ映画ベストに輝いたのは?

映画『国宝』吉沢亮 映画好きが選んだ2025邦画ベスト

今回は、正式部員の皆さんに投票していただいた2025年邦画ベストの結果を発表!2025年の邦画ベストで上位にランクインしたのはどの作品でしょう?

学び・メンタルヘルス

  1. 【映画学ゼミ第10回】「メタ認知が働く映画鑑賞、そうでない映画鑑賞、何が違う?」参加者募集!
  2. 映画『四月の余白』一ノ瀬ワタル/上阪隼人
  3. 【映画学ゼミ第9回】「作品との心理的距離感に影響を与え得る情動知能」参加者募集!

REVIEW

  1. 映画『こぐまとパルマの物語』レオニド・バーソフ/ヴィクトル・ドブロヌラヴォフ/ヴァレリア・フョドロビチ
  2. 映画『ラスト・サバイバー』ジェイコブ・エロルディ
  3. 映画『5秒で完全犯罪を生成する方法』重岡大毅/原菜乃華
  4. 映画『白鳥とコウモリ』松村北斗/今田美桜
  5. 映画『顔 -かお-』パク・ジョンミン

PRESENT

  1. ドラマ『幸せカナコの殺し屋生活2』のん/藤ヶ谷太輔
  2. 実写映画『ルックバック』出口夏希/蒔田彩珠
  3. 映画『私たちは、ちょうどいい。』バービー・フェレイラ/ジョン・レグイザモ
PAGE TOP