REVIEW

グリーンランド―地球最後の2日間―

  • follow us in feedly
  • RSS
映画『グリーンランドー地球最後の2日間ー』ジェラルド・バトラー/モリーナ・バッカリン/ロジャー・デイル・フロイド

突如現れた彗星の破片が隕石となり地球に衝突したことで、人々の日常が一変。さらに、世界崩壊の恐れもある巨大隕石が迫り来るなか、何とか逃れようとする人々の様子が映し出されています。主人公は、ジェラルド・バトラーが演じるジョン。ジョンは妻と息子と暮らしていますが、彼ら一家も隕石から逃れるために、避難することになります。
こういった作品特有の「今、それをしたら危険なのでは?」というあるあるも満載で、ツッコミながら観られると同時に、隕石の脅威に緊張感が走る場面もたくさんあるので、SF映画としても十分楽しめます。今回ジェラルド・バトラーは普通の父親役ということで、アクションシーンは控えめですが、その分しっかりとした人間ドラマを楽しめるのもポイントです。また、本作でジョン一家の経験を疑似体験することで、ご自身の家族の大切さを再確認するきっかけにもなると思います。

デート向き映画判定
映画『グリーンランドー地球最後の2日間ー』ジェラルド・バトラー/モリーナ・バッカリン

恋愛物語ではありませんが、ハラハラするシーンがたくさんあるので、デートでの吊り橋効果も期待できます。また、本作は家族の物語でもあり、さまざまな困難にぶつかる様子が描かれているので、「もし、パートナーとこの世界にいたら?」と、自分達と重ねながら観るのも良いと思います。そうすることで、お互いを大切に思う気持ちを確認できるかもしれません。

キッズ&ティーン向き映画判定
映画『グリーンランドー地球最後の2日間ー』ジェラルド・バトラー/ロジャー・デイル・フロイド

キッズの場合は、主人公ジョンの息子目線で観て、本作の世界観を楽しんで欲しいと思います。ティーンもいち映画として純粋に観つつ、登場人物の心情にも注目してみてください。ジョン一家が避難する過程で、いろいろな人物が登場するので、良い人なのか、悪い人なのか、見極める目を本作で学んで欲しいと思います。

映画『グリーンランドー地球最後の2日間ー』ジェラルド・バトラー/モリーナ・バッカリン/ロジャー・デイル・フロイド

『グリーンランド―地球最後の2日間―』
2021年6月4日より全国公開
ポニーキャニオン
公式サイト

© 2020 STX FINANCING, LLC. ALL RIGHTS RESERVED.

TEXT by Shamy

関連記事
  • follow us in feedly
  • RSS

新着記事

映画『ひゃくえむ。』 ひゃくえむ。【レビュー】

魚豊著の『チ。 ―地球の運動について―』がすごく好きなので、絶対に本作も…

映画『お嬢と番犬くん』櫻井海音 櫻井海音【ギャラリー/出演作一覧】

2001年4月13日生まれ。東京都出身。

映画『ボーイ・キルズ・ワールド:爆拳壊界流転掌列伝』ビル・スカルスガルド ボーイ・キルズ・ワールド:爆拳壊界流転掌列伝【レビュー】

実に楽しい!良い意味で「なんじゃこりゃ?」というハチャメチャなノリなのに…

ポッドキャスト:トーキョー女子映画部チャンネルアイキャッチ202509 ポッドキャスト【トーキョー女子映画部チャンネル】お悩み相談「どうしたらいい出会いがありますか?」他

今回は、正式部員の皆さんからいただいたお悩み相談の中から、下記のお2人のお悩みをピックアップして、マイソンなりにお答えしています。最後にチラッと映画の紹介もしています。

映画『ザ・ザ・コルダのフェニキア計画』ベニチオ・デル・トロ/ミア・スレアプレトン/マイケル・セラ ザ・ザ・コルダのフェニキア計画【レビュー】

REVIEWこれぞウェス・アンダーソン監督作という、何から何までかわいい世界観でありながら…

映画『宝島』部活:座談会/大友啓史監督 この映画で問いかけたい「宝」とは…大友啓史監督と語ろう『宝島』部活リポート後編

前回に引き続き今回は映画『宝島』の部活リポートをお届けします。後編では、事前に正式部員の方々にお答えいただいたアンケート結果について議論しました。今回も熱いトークが繰り広げられています!

映画『こんな事があった』前田旺志郎/窪塚愛流 こんな事があった【レビュー】

2021年夏の福島を舞台に、主人公の17歳の青年のほか、震災後も苦悩しながら生きる人々の姿を…

映画『パルテノペ ナポリの宝石』セレステ・ダッラ・ポルタ セレステ・ダッラ・ポルタ【ギャラリー/出演作一覧】

1997年12月24日生まれ。イタリア出身。

映画『ブロークン 復讐者の夜』ハ・ジョンウ ブロークン 復讐者の夜【レビュー】

『工作 黒金星と呼ばれた男』『アシュラ』などを手掛けたサナイピクチャーズが贈る本作は…

映画『Dear Stranger/ディア・ストレンジャー』西島秀俊/グイ・ルンメイ Dear Stranger/ディア・ストレンジャー【レビュー】

真利子哲也監督(脚本も担当)による西島秀俊主演作という情報のみで、毎度ながら前情報をほぼ入れずに観て、いろいろ良い驚きが…

本サイト内の広告について

本サイトにはアフィリエイト広告バナーやリンクが含まれます。

おすすめ記事

映画『宝島』部活:座談会/大友啓史監督 この映画で問いかけたい「宝」とは…大友啓史監督と語ろう『宝島』部活リポート後編

前回に引き続き今回は映画『宝島』の部活リポートをお届けします。後編では、事前に正式部員の方々にお答えいただいたアンケート結果について議論しました。今回も熱いトークが繰り広げられています!

映画『宝島』部活:座談会/大友啓史監督 ファストムービー時代の真逆を行こうと覚悟を決めた!大友啓史監督と語ろう『宝島』部活リポート前編

『るろうに剣心』シリーズ、『レジェンド&バタフライ』などを手掛けた大友啓史監督が<沖縄がアメリカだった時代>を描いた映画『宝島』。今回、当部の部活史上初めて監督ご本人にご参加いただき、映画好きの皆さんと一緒に本作について語っていただきました。

映画『宝島』妻夫木聡/広瀬すず/窪田正孝 沖縄がアメリカ統治下だったことについてどう思う?『宝島』アンケート特集

【大友啓史監督 × 妻夫木聡、広瀬すず、窪田正孝、永山瑛太】のタッグにより、混沌とした時代を自由を求めて全力で駆け抜けた若者達の姿を描く『宝島』が9月19日より劇場公開されます。この度トーキョー女子映画部では、『宝島』を応援すべく、正式部員の皆さんに同作にちなんだアンケートを実施しました。

学び・メンタルヘルス

  1. 映画『ふつうの子ども』嶋田鉄太/瑠璃
  2. 映画『ネクスト・ゴール・ウィンズ』マイケル・ファスベンダー
  3. 映画『バーバラと心の巨人』マディソン・ウルフ

REVIEW

  1. 映画『ひゃくえむ。』
  2. 映画『ボーイ・キルズ・ワールド:爆拳壊界流転掌列伝』ビル・スカルスガルド
  3. 映画『ザ・ザ・コルダのフェニキア計画』ベニチオ・デル・トロ/ミア・スレアプレトン/マイケル・セラ
  4. 映画『こんな事があった』前田旺志郎/窪塚愛流
  5. 映画『ブロークン 復讐者の夜』ハ・ジョンウ

PRESENT

  1. 映画『ホーリー・カウ』クレマン・ファヴォー
  2. 映画『ぼくらの居場所』リアム・ディアス/エッセンス・フォックス/アンナ・クレア・ベイテル
  3. 映画『ミーツ・ザ・ワールド』杉咲花/南琴奈/板垣李光人
PAGE TOP