REVIEW

ガンズ・アキンボ

  • follow us in feedly
  • RSS
映画『ガンズ・アキンボ』ダニエル・ラドクリフ

ダニエル・ラドクリフが演じる主人公マイルズが、ある日、殺し合いを生配信する闇サイトで“クソリプ(=クソなリプライ:暴言を吐いたり、煽ったりすること)祭り”をしたことにより、闇の組織に襲われてしまいます。冒頭からマイルズの両手に銃がボルトで固定されてしまい、その後殺し合いゲームに参戦することとなります。気が付いたら両手に銃が装着されているなんて想像するだけでゾッとしますが、本作はただ怖いだけでなく、ガン・アクションやツッコミどころ満載の笑えるシーンもあるので、主人公を応援しつつ最後まで楽しく観られます。マイルズが両手に銃があることで、ズボンを履くこともできず、パンツ姿で街を走るシーンには思わず笑いましたが、いろいろ工夫しながら銃に対応する姿には「なるほど!」と感心します。容赦なく殺人ゲームが行われていくなか、闇の組織に元カノが誘拐されたり、警察との攻防があったりと大忙しの主人公。そんな彼をダニエル・ラドクリフが体当たりで演じている姿も爽快です。果たして主人公の運命がどうなってしまうのか、本編で観届けてください。

デート向き映画判定
映画『ガンズ・アキンボ』ダニエル・ラドクリフ

主人公の元カノが登場し、復縁しそうな雰囲気がほんの少しだけあるものの、やはりメインは殺し合いゲームの物語。血が出るシーンもかなりあるので、もしデートで観たいなら、事前に相手に作品の雰囲気を伝えて、好みかどうか確認してから観てください。本作を一緒に楽しめたら、次のデートで同じようなジャンルの作品を観てみるのもアリかもしれません。

キッズ&ティーン向き映画判定
映画『ガンズ・アキンボ』ダニエル・ラドクリフ

R-15+なので15歳以上なら観られますが、ダニエル・ラドクリフは“ハリー・ポッター”シリーズとは全く違うハードなキャラクターを演じているので、作品の情報ゼロでは観ないほうが良いでしょう。本作の主人公マイルズは、闇サイトで悪いことをたくさん書いた結果、運営に目を付けられてしまい、殺人ゲームに参戦することになります。現実ではここまでの展開にはならないとしても、やはりネット上で誰かを誹謗中傷したり、過激なことを書くのはダメなことなので、主人公を反面教師として観て、皆さんも気を付けてください。

映画『ガンズ・アキンボ』ダニエル・ラドクリフ/サマラ・ウィーヴィング/ネッド・デネヒー/ナターシャ・リュー・ボルディッゾ/リス・ダービー

『ガンズ・アキンボ』
2021年2月26日より全国公開
R-15+
ポニーキャニオン
公式サイト

© 2019 Supernix UG (haftungsbeschränkt). All rights reserved.

TEXT by Shamy

関連記事
  • follow us in feedly
  • RSS

新着記事

映画『THE MONKEY/ザ・モンキー』クリスチャン・コンヴェリー THE MONKEY/ザ・モンキー【レビュー】

怖いはずなのにどこか可笑しい絶妙なバランスの本作は、スティーヴン・キングの短編を原作としています…

映画『戦争と女の顔』ヴィクトリア・ミロシニチェンコ ヴィクトリア・ミロシニチェンコ【ギャラリー/出演作一覧】

1994年5月17日生まれ。ロシア出身。

映画『ファンファーレ!ふたつの音』エマニュエル・クールコル監督インタビュー 『ファンファーレ!ふたつの音』エマニュエル・クールコル監督インタビュー

フランスで3週連続NO.1(仏映画興収/実写映画において)を獲得し、260万人動員の大ヒットを記録した話題作『ファンファーレ!ふたつの音』。今回は本作のエマニュエル・クールコル監督にインタビューさせていただきました。

映画『ひゃくえむ。』 ひゃくえむ。【レビュー】

魚豊著の『チ。 ―地球の運動について―』がすごく好きなので、絶対に本作も…

映画『お嬢と番犬くん』櫻井海音 櫻井海音【ギャラリー/出演作一覧】

2001年4月13日生まれ。東京都出身。

映画『ボーイ・キルズ・ワールド:爆拳壊界流転掌列伝』ビル・スカルスガルド ボーイ・キルズ・ワールド:爆拳壊界流転掌列伝【レビュー】

実に楽しい!良い意味で「なんじゃこりゃ?」というハチャメチャなノリなのに…

ポッドキャスト:トーキョー女子映画部チャンネルアイキャッチ202509 ポッドキャスト【トーキョー女子映画部チャンネル】お悩み相談「どうしたらいい出会いがありますか?」他

今回は、正式部員の皆さんからいただいたお悩み相談の中から、下記のお2人のお悩みをピックアップして、マイソンなりにお答えしています。最後にチラッと映画の紹介もしています。

映画『ザ・ザ・コルダのフェニキア計画』ベニチオ・デル・トロ/ミア・スレアプレトン/マイケル・セラ ザ・ザ・コルダのフェニキア計画【レビュー】

REVIEWこれぞウェス・アンダーソン監督作という、何から何までかわいい世界観でありながら…

映画『宝島』部活:座談会/大友啓史監督 この映画で問いかけたい「宝」とは…大友啓史監督と語ろう『宝島』部活リポート後編

前回に引き続き今回は映画『宝島』の部活リポートをお届けします。後編では、事前に正式部員の方々にお答えいただいたアンケート結果について議論しました。今回も熱いトークが繰り広げられています!

映画『こんな事があった』前田旺志郎/窪塚愛流 こんな事があった【レビュー】

2021年夏の福島を舞台に、主人公の17歳の青年のほか、震災後も苦悩しながら生きる人々の姿を…

本サイト内の広告について

本サイトにはアフィリエイト広告バナーやリンクが含まれます。

おすすめ記事

映画『宝島』部活:座談会/大友啓史監督 この映画で問いかけたい「宝」とは…大友啓史監督と語ろう『宝島』部活リポート後編

前回に引き続き今回は映画『宝島』の部活リポートをお届けします。後編では、事前に正式部員の方々にお答えいただいたアンケート結果について議論しました。今回も熱いトークが繰り広げられています!

映画『宝島』部活:座談会/大友啓史監督 ファストムービー時代の真逆を行こうと覚悟を決めた!大友啓史監督と語ろう『宝島』部活リポート前編

『るろうに剣心』シリーズ、『レジェンド&バタフライ』などを手掛けた大友啓史監督が<沖縄がアメリカだった時代>を描いた映画『宝島』。今回、当部の部活史上初めて監督ご本人にご参加いただき、映画好きの皆さんと一緒に本作について語っていただきました。

映画『宝島』妻夫木聡/広瀬すず/窪田正孝 沖縄がアメリカ統治下だったことについてどう思う?『宝島』アンケート特集

【大友啓史監督 × 妻夫木聡、広瀬すず、窪田正孝、永山瑛太】のタッグにより、混沌とした時代を自由を求めて全力で駆け抜けた若者達の姿を描く『宝島』が9月19日より劇場公開されます。この度トーキョー女子映画部では、『宝島』を応援すべく、正式部員の皆さんに同作にちなんだアンケートを実施しました。

学び・メンタルヘルス

  1. 映画『ふつうの子ども』嶋田鉄太/瑠璃
  2. 映画『ネクスト・ゴール・ウィンズ』マイケル・ファスベンダー
  3. 映画『バーバラと心の巨人』マディソン・ウルフ

REVIEW

  1. 映画『THE MONKEY/ザ・モンキー』クリスチャン・コンヴェリー
  2. 映画『ひゃくえむ。』
  3. 映画『ボーイ・キルズ・ワールド:爆拳壊界流転掌列伝』ビル・スカルスガルド
  4. 映画『ザ・ザ・コルダのフェニキア計画』ベニチオ・デル・トロ/ミア・スレアプレトン/マイケル・セラ
  5. 映画『こんな事があった』前田旺志郎/窪塚愛流

PRESENT

  1. 映画『ホーリー・カウ』クレマン・ファヴォー
  2. 映画『ぼくらの居場所』リアム・ディアス/エッセンス・フォックス/アンナ・クレア・ベイテル
  3. 映画『ミーツ・ザ・ワールド』杉咲花/南琴奈/板垣李光人
PAGE TOP