REVIEW

マッシブ・タレント【レビュー】

  • follow us in feedly
  • RSS
映画『マッシブ・タレント』ニコラス・ケイジ

数々のヒット作、名作に出演し名声を得たニコラス・ケイジは、昨今クセの強い作品に続々と出演し、さまざまな角度から私達を楽しませてくれています。そんななか、ニコラス・ケイジは本作でまさに等身大の彼を演じているといえます。彼が本作で演じるのは、俳優として壁にぶち当たり、娘との関係にも悩むニック・ケイジ。本作は自叙伝でもないし、実話でもありませんが、ニック・ケイジ≒ニコラス・ケイジということで、実際にニコラス・ケイジが演じてきた作品名も劇中で複数名前が挙がります。
本作にはニック・ケイジをこよなく愛するファンのハビ(ペドロ・パスカル)と、ニック・ケイジのこじれた関係が物語に鍵を握ります。内容は映画で観ていただくとして、ハビとニック・ケイジが本当に可愛い(笑)。「おっさんが2人何やってんだ(笑)!」というシーンが満載で、ハラハラドキドキと笑いが絶妙にブレンドされています。そして、最後は本当にホッコリします。コメディだからこそ、2人の演技力の高さも実感できるシーンがあり、キャラクターとしても俳優としてもこの2人を一層好きになると思います。ニコラス・ケイジの過去作のみならず、映画の話題が満載なので、映画好きにはたまらない内容です。これは見逃してはなりませんぞ!

デート向き映画判定
映画『マッシブ・タレント』ニコラス・ケイジ/ペドロ・パスカル

個性強めの作品ではありますが、実際観てみると誰もが共感できて、一緒に笑えて、最後はホッコリする素敵な作品です。デートで観て一緒にクスクス笑えるとと、2人の距離も縮まるでしょう。映画好きカップルなら、鑑賞後の会話が一層盛り上がるでしょうし、改めて観たくなる作品がいろいろ登場するので、次のデートでは本作で名前が挙がる映画を一緒に観るのもオススメです。

キッズ&ティーン向き映画判定
映画『マッシブ・タレント』ニコラス・ケイジ/シャロン・ホーガン/リリー・シーン

ニコラス・ケイジは皆さんの世代にとってはど真ん中ではないと思いますが、映画史に残る作品に多く出演しているので、まずはニコラス・ケイジで検索して、過去作の中で興味を持った作品をいくつか観てみましょう。『ザ・ロック』『コン・エアー』『フェイス/オフ』『ナショナル・トレジャー』あたりが観やすいと思います。その後に本作を観ると一層楽しめるはずです。笑えるシーンも豊富なので、ぜひお友達などを誘って観てください。

映画『マッシブ・タレント』ニコラス・ケイジ/ペドロ・パスカル/ティファニー・ハディッシュ

『マッシブ・タレント』
2023年3月24日より全国公開
PG-12
フラッグ
公式サイト

®, ™ & © 2022 Lions Gate Ent. Inc. All Rights Reserved.

TEXT by Myson

関連記事
  • follow us in feedly
  • RSS

新着記事

映画『モンテ・クリスト伯』ピエール・ニネ モンテ・クリスト伯【レビュー】

アレクサンドル・デュマ・ペールの傑作小説「巌窟王」を映画化した本作は…

映画『秒速5センチメートル』松村北斗 映画レビュー&ドラマレビュー総合アクセスランキング【2025年10月】

映画レビュー&ドラマレビュー【2025年10月】のアクセスランキングを発表!

映画『旅と日々』シム · ウンギョン/堤真一 旅と日々【レビュー】

つげ義春の「海辺の叙景」「ほんやら洞のべんさん」を原作に、『ケイコ 目を澄ませて』『夜明けのすべて』などを手がけた三宅唱監督が映画化…

映画『風のマジム』肥後克広 肥後克広【ギャラリー/出演作一覧】

1963年3月15日生まれ。沖縄県出身。

【20周年記念ボイスシネマ声優口演ライブ2025】羽佐間道夫、山寺宏一ほか 人気声優達が真剣勝負!会場が終始笑いに包まれた【20周年記念ボイスシネマ声優口演ライブ2025】本番リポート

発起人である羽佐間道夫のもと、山寺宏一、林原めぐみほか錚々たる人気声優達がズラリと顔を揃えたライブは今年で20周年を迎えました…

映画『あの時、愛を伝えられなかった僕の、3つの“もしも”の世界。』ホン・サビン/シン・ジュヒョブ あの時、愛を伝えられなかった僕の、3つの“もしも”の世界。【レビュー】

物語の始まりは、1995年の韓国、テグ。学校でいじめられていたドンジュン…

映画『8番出口』河内大和 河内大和【ギャラリー/出演作一覧】

1978年12月3日生まれ。山口県出身。

映画『キル・ビル Vol.2』ユマ・サーマン 俳優ファミリー特集Vol.2

親子、兄弟姉妹、親戚揃って活躍する俳優達をご紹介するシリーズ第2弾をお届けします。

映画『TOKYOタクシー』オリジナルパラパラメモ 『TOKYOタクシー』オリジナルパラパラメモ 3名様プレゼント

映画『TOKYOタクシー』オリジナルパラパラメモ 3名様プレゼント

映画『てっぺんの向こうにあなたがいる』吉永小百合 てっぺんの向こうにあなたがいる【レビュー】

女性初、エベレスト登頂に成功した、登山家の田部井淳子氏による著書「人生、山あり“時々”谷あり」を原案として映画化された本作は、実話を基にしたフィクション…

本サイト内の広告について

本サイトにはアフィリエイト広告バナーやリンクが含まれます。

おすすめ記事

映画学ゼミ2025年11月募集用 AI時代における人間らしさの探求【映画学ゼミ第2回】参加者募集!

ネット化が進み、AIが普及しつつある現代社会で、人間らしさを実感できる映画鑑賞と人間にまつわる神秘を一緒に探求しませんか?

映画『フレンチ・ディスパッチ ザ・リバティ、カンザス・イヴニング・サン別冊』ウェス・アンダーソン監督 映画好きが選んだウェス・アンダーソン監督人気作品ランキング

今回は、ウェス・アンダーソン監督作品を対象に、正式部員の皆さんに投票していただきました。人気作品が多くあるなか、上位にランクインしたのは?

AXA生命保険お金のセミナー20251106ver3 11月6日開催:トーキョー女子映画部マイソンと学ぶ【明るい未来のための将来設計とお金の基本講座】(スイーツとお飲み物付)女性限定ご招待!

本セミナーでは、「NISA・iDeCoなどの資産形成」「子どもの教育資金」「将来受け取る年金」「住宅購入・住宅ローン」「保険」など、将来に役立つお金の知識や情報、仕組みやルールについて、ファイナンシャルプランナーの先生が初めての方でもわかりやすく優しく教えてくれます。

学び・メンタルヘルス

  1. 映画学ゼミ2025年11月募集用
  2. 映画『おーい、応為』長澤まさみ
  3. AXA生命保険お金のセミナー20251106ver3

REVIEW

  1. 映画『モンテ・クリスト伯』ピエール・ニネ
  2. 映画『秒速5センチメートル』松村北斗
  3. 映画『旅と日々』シム · ウンギョン/堤真一
  4. 映画『あの時、愛を伝えられなかった僕の、3つの“もしも”の世界。』ホン・サビン/シン・ジュヒョブ
  5. 映画『てっぺんの向こうにあなたがいる』吉永小百合

PRESENT

  1. 映画『TOKYOタクシー』オリジナルパラパラメモ
  2. トーキョー女子映画部ロゴ
    プレゼント

PAGE TOP