REVIEW

37セカンズ

  • follow us in feedly
  • RSS
映画『37セカンズ』佳山明

車椅子生活を送るユマは、女手一つで母親に育てられ、仕事では友達のゴーストライターとして働いています。母親はユマを心配するあまりとても過保護になっていますが、ユマはあることがきっかけで、日常を飛び出します。まさにこれはユマの冒険物語で、性への目覚め、関心から始まり、自分が置かれている状況の違和感に気付き、自分の意志で自律することを決意する彼女の成長を観ていると、とても勇気をもらえます。また、私達が普段当たり前のことのように考えていることに対して、ユマが素直な姿勢で率直な疑問をぶつけていく姿にはとても心を打たれます。性的目覚めが彼女を大きく変えるきっかけとなりますが、それはきっかけに過ぎません。でも人の成長に不可欠な要素なんだなと、自然に伝わってきて、そういった描写も含め、丁寧な心情の描き方に、HIKARI監督と俳優陣の実力を感じます。

デート向き映画判定
映画『37セカンズ』佳山明/大東駿介

性描写が含まれるので、気まずいと思う人もいるかも知れませんが、ここで表現されている意図は、別のところにあるので、それほど気まずくはならないと思います。ユマにとって害となるキャラクターもいるはいますが、温かい心を持ったキャラクターが多いので、この世の中も捨てたもんじゃないと癒されるほうが多いと思います。そういった人に優しくなれるオーラがデートでとても良い刺激をくれるでしょう。

キッズ&ティーン向き映画判定
映画『37セカンズ』佳山明/板谷由夏

相手から「あなたはこうだから」と決めつけられるのは辛いことだし、自由にできない現実があると諦めてしまいますが、ユマの行動力を観ていると、「やってみないとわからない!」「自分ならできる!」と思えてくるはずです。限界を決めるのは自分、不遇な状況から抜け出せるのは自分ということがはっきりとわかって、明日から頑張れるパワーをもらえますよ。

映画『37セカンズ』佳山明

『37セカンズ』
2020年2月7日より全国順次公開
PG-12
エレファントハウス、ラビットハウス
公式サイト

TEXT by Myson

© 37 Seconds filmpartners

関連記事
  • follow us in feedly
  • RSS

新着記事

映画『恋愛裁判』齊藤京子 恋愛裁判【レビュー】

アイドルは恋愛禁止という風潮が社会に浸透しているなか、改めて本作はその是非を問います…

海外ドラマ『グレイズ・アナトミー シーズン13』ジェシー・ウィリアムズ ジェシー・ウィリアムズ【ギャラリー/出演作一覧】

1981年8月5日生まれ。アメリカ、イリノイ州シカゴ出身。

映画『YADANG/ヤダン』公開記念来日舞台挨拶:カン・ハヌル、ユ・ヘジン、ファン・ビョングク監督 一緒に仕事をしたい日本人俳優・監督名を告白!『YADANG/ヤダン』カン・ハヌル、ユ・ヘジン、ファン・ビョングク監督、来日舞台挨拶

『YADANG/ヤダン』が日本劇場公開された初日、主演のカン・ハヌル、本作を含めさまざまな作品でキーパーソンを演じ、名脇役として活躍するユ・ヘジン、ファン・ビョングク監督が揃って来日しました。

映画『SEBASTIANセバスチャン』ルーアリ・モリカ SEBASTIANセバスチャン【レビュー】

キービジュアルに写るルーアリ・モルカの美しさと独特なオーラに目を奪われ、本作に興味が湧いた方は少なくないはず…

映画『アウトローズ』ジェラルド・バトラー 『アウトローズ』ムビチケオンライン券 2組4名様ご招待

映画『アウトローズ』ムビチケオンライン券 2組4名様ご招待

映画『ビール・ストリートの恋人たち』レジーナ・キング レジーナ・キング【ギャラリー/出演作一覧】

1971年1月15日生まれ。アメリカ、カリフォルニア州ロサンゼルス出身。

映画『喝采』ジェシカ・ラング 喝采【レビュー】

ブロードウェイで活躍した伝説の俳優マリアン・セルデスをモデルとした本作の主人公は、ジェシカ・ラングが演じています…

映画『YADANG/ヤダン』カン・ハヌル YADANG/ヤダン【レビュー】

タイトルについている“ヤダン”とは、「麻薬犯罪者から情報を引き出し、検察や警察に提供して報酬を得る司法取引のブローカー」…

映画『スワイプ:マッチングの法則』リリー・ジェームズ リリー・ジェームズ【ギャラリー/出演作一覧】

1989年4月5日生まれ。イギリス出身。

映画『架空の犬と嘘をつく猫』高杉真宙/伊藤万理華/安藤裕子/向里祐香/安田顕 架空の犬と嘘をつく猫【レビュー】

家族の絆というより、家族の呪縛を描いているようでいて…

本サイト内の広告について

本サイトにはアフィリエイト広告バナーやリンクが含まれます。

おすすめ記事

映画『ウィキッド ふたりの魔女』シンシア・エリヴォ/アリアナ・グランデ トーキョー女子映画部が選ぶ 2025年ベスト10&イイ俳優MVP

2025年も毎年恒例の企画として、トーキョー女子映画部の編集部マイソンとシャミが、個人的なベスト10と、イイ俳優MVPを選んでご紹介します。

人間として生きるおもしろさを知る【映画学ゼミ第4回】参加者募集 昨日よりちょっと賢く生きるための【映画学ゼミ第4回】参加者募集!

ネットの普及によりオンラインで大抵のことができ、AIが人間の代役を担う社会になったからこそ、逆に人間らしさ、人間として生きる醍醐味とは何かを映画学の観点から一緒に探ってみませんか?

映画『チャップリン』チャーリー・チャップリン『キッド』の一場面 映画好きが選んだチャーリー・チャップリン人気作品ランキング

俳優および監督など作り手として、『キッド』『街の灯』『独裁者』『ライムライト』などの名作の数々を生み出したチャーリー・チャップリン(チャールズ・チャップリン)。今回は、チャーリー・チャップリン監督作(短編映画を除く)を対象に、正式部員の皆さんに投票していただきました。

学び・メンタルヘルス

  1. 人間として生きるおもしろさを知る【映画学ゼミ第4回】参加者募集
  2. 映画『殺し屋のプロット』マイケル・キートン
  3. 映画学ゼミ2025年12月募集用

REVIEW

  1. 映画『恋愛裁判』齊藤京子
  2. 映画『SEBASTIANセバスチャン』ルーアリ・モリカ
  3. 映画『喝采』ジェシカ・ラング
  4. 映画『YADANG/ヤダン』カン・ハヌル
  5. 映画『架空の犬と嘘をつく猫』高杉真宙/伊藤万理華/安藤裕子/向里祐香/安田顕

PRESENT

  1. 映画『アウトローズ』ジェラルド・バトラー
  2. 映画『アバター:ファイヤー・アンド・アッシュ』チャージングパッド
  3. 映画『ただ、やるべきことを』チャン・ソンボム/ソ・ソッキュ
PAGE TOP