REVIEW

シャイニー・シュリンプス!愉快で愛しい仲間たち

  • follow us in feedly
  • RSS
映画『シャイニー・シュリンプス!愉快で愛しい仲間たち』ニコラ・ゴブ/アルバン・ルノワール/ミカエル・アビブル/デイヴィット・バイオット/ロマン・ランクリー/ローランド・メノウ/ジェフリー・クエット/ロマン・ブロー/フェリックス・マルティネス

本作は、実在するゲイの水球チーム“シャイニー・シュリンプス”がモデルとなっていて、チームの一員であるセドリック・ル・ギャロ監督の体験に着想を得て作られています。物語は、メダリストのマチアスが同性愛への差別発言をしてしまったことをきっかけに、ゲイの水球チームのコーチになるところから始まります。ジェンダーがテーマとなっている作品ですが、シリアスな場面よりもチームメンバーのやり取りにクスッと笑ってしまうシーンのほうが多く、とても観やすい作品となっています。
また、マチアス自身の心境の変化はもちろん、クセの強いチームメンバーそれぞれの背景も描かれているので、人間ドラマとしても楽しめますし、観終わる頃にはお気に入りのキャラも見つかると思います。チームメンバーの姿を観ていると、悩みを抱えたり、壁にぶつかることに性別は関係がないことを改めて感じますし、何よりもメンバーの頑張りや明るさから勇気がもらえます。何か悩み事があったり、行き詰まっているという方には特にオススメの1作です。

デート向き映画判定
映画『シャイニー・シュリンプス!愉快で愛しい仲間たち』アルバン・ルノワール/ミカエル・アビブル/デイヴィット・バイオット/ロマン・ランクリー/ローランド・メノウ/ジェフリー・クエット/ロマン・ブロー/フェリックス・マルティネス

恋愛要素はほとんどありませんが、笑いあり、人間ドラマありの作品なので、デートでも楽しめると思います。コーチとチームメンバーの絆がだんだんと深まっていく様子を観ることで、相手との絆も自然と深まる効果も期待できそうです。もし相手が何か壁にぶつかっているようであれば、本作を一緒に観て乗り越える方法を考えるのもアリです。

キッズ&ティーン向き映画判定
映画『シャイニー・シュリンプス!愉快で愛しい仲間たち』ニコラ・ゴブ/アルバン・ルノワール/ミカエル・アビブル/デイヴィット・バイオット/ロマン・ランクリー/ローランド・メノウ/ジェフリー・クエット/ロマン・ブロー/フェリックス・マルティネス

お尻を出したり、急に裸になるシーンなどもあるので、キッズは中学生くらいになってから観ることをオススメします。ティーンは、コーチとチームメンバーの交流に注目しながら観てみてください。どんなに辛い状況下でも持ち前の明るさで乗り越えていく様子は、皆さんにもぜひ真似して欲しいポイントです。また、本作はジェンダーをテーマにした作品ですが、笑えるシーンも多く重たい空気にならずに観られる作品なので、ジェンダーをテーマにした作品を初めて観ようと思った時に手に取りやすい作品です。

映画『シャイニー・シュリンプス!愉快で愛しい仲間たち』ニコラ・ゴブ/アルバン・ルノワール/ミカエル・アビブル/デイヴィット・バイオット/ロマン・ランクリー/ローランド・メノウ/ジェフリー・クエット/ロマン・ブロー/フェリックス・マルティネス

『シャイニー・シュリンプス!愉快で愛しい仲間たち』
2021年7月9日より全国公開
PG-12
ポニーキャニオン、フラッグ
公式サイト

© LES IMPRODUCTIBLES, KALY PRODUCTIONS et CHARADES PRODUCTIONS

TEXT by Shamy

関連記事
  • follow us in feedly
  • RSS

新着記事

映画『Fox Hunt フォックス・ハント』トニー・レオン Fox Hunt フォックス・ハント【レビュー】

“狐狩り隊(=フォックス・ハント)”と呼ばれる経済犯罪捜査のエリートチームが、国を跨いだ巨額の金融詐欺事件の真犯人を追い詰めるスリリングな攻防戦が描かれた本作は…

Netflix映画『フランケンシュタイン』オスカー・アイザック フランケンシュタイン【レビュー】

メアリー・シェリー著「フランケンシュタイン」はこれまで何度も映像化されてきました。そして、遂にギレルモ・デル・トロ監督が映画化したということで…

映画『大命中!MEは何しにアマゾンへ?』リュ・スンリョン/チン・ソンギュ/イゴール・ペドロゾ/ルアン・ブルム/JB・オリベイラ 大命中!MEは何しにアマゾンへ?【レビュー】

『大命中!MEは何しにアマゾンへ?』という邦題がいい感じで「どういうこと?」と好奇心をそそります(笑)…

映画『君の顔では泣けない』芳根京子 芳根京子【ギャラリー/出演作一覧】

1997年2月28日生まれ。

映画『白の花実』美絽さん、池端杏慈さん、蒼戸虹子さんインタビュー 『白の花実』美絽さん、池端杏慈さん、蒼戸虹子さんインタビュー

今回は『白の花実』に出演する美絽さん、池端杏慈さん、蒼戸虹子さんにお話を伺いました。撮影前に準備されたことや、本編を観た感想を直撃!

映画『アバター:ファイヤー・アンド・アッシュ』チャージングパッド 『アバター:ファイヤー・アンド・アッシュ』オリジナルグッズ<チャージングパッド&チャージケーブルセット> 3名様プレゼント

映画『アバター:ファイヤー・アンド・アッシュ』オリジナルグッズ<チャージングパッド&チャージケーブルセット> 3名様プレゼント

映画『AFRAID アフレイド』ジョン・チョウ AFRAID アフレイド【レビュー】

『M3GAN/ミーガン』を手掛けたブラムハウスのチームが本作でも進化し過ぎたAIの脅威を描いています…

映画『楓』北島岬 北島岬【ギャラリー/出演作一覧】

2007年8月6日生まれ。千葉県出身。

映画『殺し屋のプロット』マイケル・キートン 心理学から観る映画60:記憶障害の診断「神経認知領域」と「病因」からみる『殺し屋のプロット』

今回は、急速に進行してしまう認知症、クロイツフェルト・ヤコブ病に冒された殺し屋の最後の“仕事”を描く『殺し屋のプロット』を取り上げます。

映画『チャップリン』チャーリー・チャップリン『キッド』の一場面 映画好きが選んだチャーリー・チャップリン人気作品ランキング

俳優および監督など作り手として、『キッド』『街の灯』『独裁者』『ライムライト』などの名作の数々を生み出したチャーリー・チャップリン(チャールズ・チャップリン)。今回は、チャーリー・チャップリン監督作(短編映画を除く)を対象に、正式部員の皆さんに投票していただきました。

本サイト内の広告について

本サイトにはアフィリエイト広告バナーやリンクが含まれます。

おすすめ記事

映画『チャップリン』チャーリー・チャップリン『キッド』の一場面 映画好きが選んだチャーリー・チャップリン人気作品ランキング

俳優および監督など作り手として、『キッド』『街の灯』『独裁者』『ライムライト』などの名作の数々を生み出したチャーリー・チャップリン(チャールズ・チャップリン)。今回は、チャーリー・チャップリン監督作(短編映画を除く)を対象に、正式部員の皆さんに投票していただきました。

映画『悪党に粛清を』来日舞台挨拶、マッツ・ミケルセン 映画好きが選んだマッツ・ミケルセン人気作品ランキング

“北欧の至宝”として日本でも人気を誇るマッツ・ミケルセン。今回は、マッツ・ミケルセン出演作品(ドラマを除く)を対象に、正式部員の皆さんに投票していただきました。上位にはどんな作品がランクインしたのでしょうか?

映画『フレンチ・ディスパッチ ザ・リバティ、カンザス・イヴニング・サン別冊』ウェス・アンダーソン監督 映画好きが選んだウェス・アンダーソン監督人気作品ランキング

今回は、ウェス・アンダーソン監督作品を対象に、正式部員の皆さんに投票していただきました。人気作品が多くあるなか、上位にランクインしたのは?

学び・メンタルヘルス

  1. 映画『殺し屋のプロット』マイケル・キートン
  2. 映画学ゼミ2025年12月募集用
  3. 映画『エクスペリメント』エイドリアン・ブロディ

REVIEW

  1. 映画『Fox Hunt フォックス・ハント』トニー・レオン
  2. Netflix映画『フランケンシュタイン』オスカー・アイザック
  3. 映画『大命中!MEは何しにアマゾンへ?』リュ・スンリョン/チン・ソンギュ/イゴール・ペドロゾ/ルアン・ブルム/JB・オリベイラ
  4. 映画『AFRAID アフレイド』ジョン・チョウ
  5. 映画『星と月は天の穴』綾野剛/咲耶

PRESENT

  1. 映画『アバター:ファイヤー・アンド・アッシュ』チャージングパッド
  2. 映画『ただ、やるべきことを』チャン・ソンボム/ソ・ソッキュ
  3. 映画『グッドワン』リリー・コリアス
PAGE TOP