REVIEW

ドント・ブリーズ2

  • follow us in feedly
  • RSS
映画『ドント・ブリーズ2』スティーヴン・ラング

盲目の老人が暴れまくる人気シリーズ第2弾となる本作ですが、前作公開から5年も経ったんですね。2016年公開の映画ですが、いろいろな意味でインパクトが強い作品なので覚えている方も多いのではないでしょうか。「え?あの話をどう続けるの?」と思っていましたが、今作ではなんと彼に娘がいてビックリ。前作で彼がしていたことを考えると、「まさか!」と思うのですが、真相は本編で観てみてください。
そして、今作では娘を溺愛する過保護な父という設定になっていて、謎や疑問がいろいろと浮かんではくるのですが、観るうちに何だか彼に同情心が湧いてきてしまうのが不思議です。疑問や謎については最終的には腑に落ちる部分も出てくるので、優しい目線で観てください(笑)。
もちろん今作でもおじいちゃんの強さは健在で、敵のやっつけ方のエグさに磨きがかかっています。でも相手は複数で、ある意味かなり手強いので、最後まで気を抜けません。さらに、中盤で意外な展開を迎え、新たな疑問が湧いてくるのですが、その後に超クレイジーというか、超えげつないドラマが描かれているので、ストーリーも前作に増して狂気的になっています。伏線の張り方、キャラクターの活かし方と、脚本の巧さも感じられる1作です。

デート向き映画判定
映画『ドント・ブリーズ2』スティーヴン・ラング

前作は、女性目線で観てゾッとする設定があったのでデートでオススメとは言いづらいところがありましたが、今作は内容のえげつさはありながらも、カップルで観て気まずいことはあまりないので、こういうジャンルが大丈夫なカップルはデートで観ても良いのではないでしょうか。劇中ではカップルも出てきますが、リアルに置きかえられるような設定のキャラクターではないので、映画と割り切って楽しめるでしょう。

キッズ&ティーン向き映画判定
映画『ドント・ブリーズ2』スティーヴン・ラング

キッズが活躍する映画ではありますが、残念ながらR指定のため、15歳未満の方は観られません。ティーンの皆さんの中でもホラーにまだ免疫がない方には刺激的な内容ですが、ハラハラドキドキがテンポ良く続くので、スリルを味わいたい若い皆さんはチャレンジしてみてください。大人達の身勝手さもしみじみと感じられるストーリーなので、親子で観るよりも友達と観るほうが気楽でしょう。

映画『ドント・ブリーズ2』スティーヴン・ラング

『ドント・ブリーズ2』
2021年8月13日より全国公開
R-15+
ソニー・ピクチャーズ エンタテインメント
公式サイト

TEXT by Myson

関連記事
  • follow us in feedly
  • RSS

新着記事

映画『MELT メルト』ローザ・マーチャント MELT メルト【レビュー】

いろいろな意味で残酷。絶対起きてはならない出来事…

映画『怪物』黒川想矢 黒川想矢【ギャラリー/出演作一覧】

2009年12月5日生まれ。埼玉県生まれ。

映画『スタントマン 武替道』トン・ワイ/テレンス・ラウ/フィリップ・ン スタントマン 武替道【レビュー】

香港映画に対する誇りと、香港映画や映画作りに関わる人達を守りたい気持ちが交錯する…

映画『スーパーマン』オリジナルトートバッグ 『スーパーマン』オリジナルトートバッグ 2名様プレゼント

映画『スーパーマン』オリジナルトートバッグ 2名様プレゼント

映画『We Live in Time この時を生きて』フローレンス・ピュー/アンドリュー・ガーフィールド 大切な人ができれば、譲れないことも変わる!?『We Live in Time この時を生きて』【映画でSEL(社会性と情動の学習)】

今回は運命的な出会いを果たし、ぶつかり合いながらもお互いに正直に生きるカップルの物語『We Live in Time この時を生きて』を取り上げます。

映画『雪風 YUKIKAZE』竹野内豊 『雪風 YUKIKAZE』一般試写会 10組20名様ご招待

映画『雪風 YUKIKAZE』一般試写会 10組20名様ご招待

映画『IMMACULATE 聖なる胎動』シドニー・スウィーニー IMMACULATE 聖なる胎動【レビュー】

敬虔な修道女のセシリア(シドニー・スウィーニー)は、イタリアの美しい田園都市にある修道院にやってきます…

映画『ストレンジ・ダーリン』ウィラ・フィッツジェラルド ストレンジ・ダーリン【レビュー】

6章からなる本作は、ユニークな構成となっています…

映画『DROP/ドロップ』メーガン・フェイヒー/ブランドン・スクレナー ブランドン・スクレナー【ギャラリー/出演作一覧】

1990年6月26日生まれ。アメリカ出身。

映画『スーパーマン』デイビッド・コレンスウェット スーパーマン【レビュー】

ジェームズ・ガン監督らしい表現によって、全く新しい“スーパーマン”が観られます。冒頭の演出からして…

本サイト内の広告について

本サイトにはアフィリエイト広告バナーやリンクが含まれます。

おすすめ記事

映画『スーパーマン』デイビッド・コレンスウェット 映画好きが選んだDCコミックス映画ランキング

今回は正式部員の皆さんに好きなDCコミックス映画について投票していただきました。“スーパーマン”や“バットマン”など人気シリーズが多くあるなか、上位にはどんな作品がランクインしたのでしょう?

映画『ミッション:インポッシブル/ファイナル・レコニング』トム・クルーズ 映画好きが選んだトム・クルーズ人気作品ランキング

毎度さまざまな挑戦を続け、人気を博すハリウッドの大スター、トム・クルーズ。今回は、トム・クルーズ出演作品(日本劇場未公開作品を除く)を対象に、正式部員の皆さんに投票していただきました。

映画『シークレット・アイズ』キウェテル・イジョフォー/ジュリア・ロバーツ /ニコール・キッドマン 映画好きが推すとっておきの映画を紹介【名作掘り起こし隊】Vol.5

このコーナーでは、映画業界を応援する活動として、埋もれた名作に再び光を当てるべく、正式部員の皆さんから寄せられた名作をご紹介していきます。

学び・メンタルヘルス

  1. 映画『We Live in Time この時を生きて』フローレンス・ピュー/アンドリュー・ガーフィールド
  2. 映画『君がトクベツ』畑芽育/大橋和也
  3. 映画でSEL:告知1回目

REVIEW

  1. 映画『MELT メルト』ローザ・マーチャント
  2. 映画『スタントマン 武替道』トン・ワイ/テレンス・ラウ/フィリップ・ン
  3. 映画『IMMACULATE 聖なる胎動』シドニー・スウィーニー
  4. 映画『ストレンジ・ダーリン』ウィラ・フィッツジェラルド
  5. 映画『スーパーマン』デイビッド・コレンスウェット

PRESENT

  1. 映画『スーパーマン』オリジナルトートバッグ
  2. 映画『雪風 YUKIKAZE』竹野内豊
  3. 特製『平成狸合戦ぽんぽこ』ふんわりキーホルダー正吉
PAGE TOP