REVIEW

私たちの声【レビュー】

  • follow us in feedly
  • RSS
映画『私たちの声』ジェニファー・ハドソン/マーシャ・ゲイ・ハーデン/カーラ・デルヴィーニュ/エヴァ・ロンゴリア/杏/マルゲリータ・ブイ/ジャクリーン・フェルナンデス

本作は、アメリカ、イタリア、アルゼンチン、インド、そして日本など、さまざまな国の女性監督が制作した7本の短編を集めたオムニバスです。ジェニファー・ハドソン、カーラ・デルヴィーニュ、エヴァ・ロンゴリア、マーシャ・ゲイ・ハーデン、杏などがそれぞれのエピソードで主人公を演じています。そして、本作は”We Do It Together(WDIT/ウィー・ドゥ・イット・トゥギャザー)”という映画製作会社によって企画されました。映画公式サイトによると、「ウィー・ドゥ・イット・トゥギャザーは、【女性に関する、女性による、みんなのために作られた(about women, by women, created for everyone)】メディア・コンテンツや映画の製作を通して、社会の中でジェンダーの平等を作るという目的を持つ、非営利の映画製作会社」とあります。この理念に則って、このオムニバスは主に女性が主人公の作品で構成されています。
薬物依存の問題を抱える女性の実話、コロナ禍で行き場を失った人達を診て回る女医の実話、DV被害を受けていた女性の実話のほか、シングルマザーやトランスジェンダーの話、そして幻想的な世界観で描かれるアニメーションなど、さまざまな視点で描かれたストーリーがあります。短いストーリーの中に女性の葛藤や奮闘、優しさがギュッと詰まっていて、観ている側もパワーをもらえます。そして、どんな状況にあっても女性達が輝く瞬間を捉えているのが印象的です。また、一方的にフェミニズムを押しつける内容ではなく、WDITのコンセプトにある「女性に関する、女性による、みんなのために作られた」という表現が示すように、「みんなのために作られた」という部分を感じるストーリーとなっています。各国の実力派映画人が作ったエピソードを7作品も一挙に観られるのも贅沢なので、ぜひご覧ください。

デート向き映画判定
映画『私たちの声』ジェニファー・ハドソン

ロマンチックなムードになるような作品は含まれていないので、友達以上恋人未満の方や、初デートの方には逆に観やすいと思います。さまざまな状況にある女性の日常を描いていて、女性が生きていく上でどんな問題を抱える可能性があるのかがわかります。本作を観て相手がどんな反応をするか、どんな感想を述べるかによって、価値観が見える部分もありそうです。相性を占うつもりで一緒に観てみるのはどうでしょうか。

キッズ&ティーン向き映画判定
映画『私たちの声』杏

子どもが登場するエピソードも数話あり、子ども目線でも何か感じるところがあると思います。7つの短編ということもあって飽きずに観られるでしょう。小学校高学年くらいなら、大人の心情も想像しながら観られるのではないでしょうか。社会で起きていることに目を向けるきっかけになりそうなので、親子で一緒に観て感想をシェアするのも良いですね。

映画『私たちの声』ジェニファー・ハドソン/マーシャ・ゲイ・ハーデン/カーラ・デルヴィーニュ/エヴァ・ロンゴリア/杏/マルゲリータ・ブイ/ジャクリーン・フェルナンデス

『私たちの声』
2023年9月1日より全国公開
ショウゲート
公式サイト

ムビチケ購入はこちら

©2022 ILBE SpA. All Rights Reserved.
©WOWOW

TEXT by Myson

本ページの情報は2023年8月時点のものです。最新の販売状況や配信状況は各社サイトにてご確認ください。

関連記事
  • follow us in feedly
  • RSS

新着記事

映画『リモノフ』ベン・ウィショー リモノフ【レビュー】

1943年生まれのエドワルド・リモノフは、ウクライナ出身で、「詩人、作家、反体制派、亡命者、執事、ホームレス、兵士、活動家、革命家、といくつもの顔」を持っています…

映画『ミーツ・ザ・ワールド』杉咲花/南琴奈/板垣李光人 『ミーツ・ザ・ワールド』監督登壇!一般試写会 10組20名様ご招待

映画『ミーツ・ザ・ワールド』監督登壇!一般試写会 10組20名様ご招待

映画『サターン・ボウリング』アシル・レジアニ 『サターン・ボウリング』トーク付きプレミア試写会 10組20名様ご招待

映画『サターン・ボウリング』トーク付きプレミア試写会 10組20名様ご招待

映画『ふつうの子ども』嶋田鉄太/瑠璃 これって、良いこと?悪いこと?『ふつうの子ども』【映画でSEL(社会性と情動の学習)】

今回は環境問題に強い関心を持つ少女と、そんな彼女に思いを寄せる少年の物語『ふつうの子ども』を取り上げます。

映画『ビートルジュース ビートルジュース』モニカ・ベルッチ モニカ・ベルッチ【ギャラリー/出演作一覧】

1964年9月30日生まれ。イタリア出身。

映画『バード ここから羽ばたく』ニキヤ・アダムズ/バリー・コーガン バード ここから羽ばたく【レビュー】

イギリス、アメリカ、フランス、ドイツの合作である本作には、イギリス、ケント州出身のアンドレア・アーノルド(監督・脚本)や、アイルランド、ダブリン出身の俳優バリー・コーガン、ドイツのフライブルク・イム・ブライスガウ出身の俳優フランツ・ロゴフスキと…

映画『美しい夏』ディーヴァ・カッセル ディーヴァ・カッセル【ギャラリー/出演作一覧】

2004年9月12日生まれ。イタリア、ローマ出身。

映画『カラダ探し THE LAST NIGHT』橋本環奈/眞栄田郷敦/櫻井海音/安斉星来/鈴木福/本田真凜/吉田剛明 カラダ探し THE LAST NIGHT【レビュー】

失踪した少女のカラダのパーツをすべて見つけるまで死のループから出られない“カラダ探し”は…

映画『テレビの中に入りたい』ジャスティス・スミス/ジャック・ヘヴン 『テレビの中に入りたい』トークショー付き一般試写会 10組20名様ご招待

映画『テレビの中に入りたい』トークショー付き一般試写会 10組20名様ご招待

映画『宝島』妻夫木聡/広瀬すず/窪田正孝 沖縄がアメリカ統治下だったことについてどう思う?『宝島』アンケート特集

【大友啓史監督 × 妻夫木聡、広瀬すず、窪田正孝、永山瑛太】のタッグにより、混沌とした時代を自由を求めて全力で駆け抜けた若者達の姿を描く『宝島』が9月19日より劇場公開されます。この度トーキョー女子映画部では、『宝島』を応援すべく、正式部員の皆さんに同作にちなんだアンケートを実施しました。

本サイト内の広告について

本サイトにはアフィリエイト広告バナーやリンクが含まれます。

おすすめ記事

映画『宝島』妻夫木聡/広瀬すず/窪田正孝 沖縄がアメリカ統治下だったことについてどう思う?『宝島』アンケート特集

【大友啓史監督 × 妻夫木聡、広瀬すず、窪田正孝、永山瑛太】のタッグにより、混沌とした時代を自由を求めて全力で駆け抜けた若者達の姿を描く『宝島』が9月19日より劇場公開されます。この度トーキョー女子映画部では、『宝島』を応援すべく、正式部員の皆さんに同作にちなんだアンケートを実施しました。

映画『スーパーマン』デイビッド・コレンスウェット 映画好きが選んだDCコミックス映画ランキング

今回は正式部員の皆さんに好きなDCコミックス映画について投票していただきました。“スーパーマン”や“バットマン”など人気シリーズが多くあるなか、上位にはどんな作品がランクインしたのでしょう?

映画『ミッション:インポッシブル/ファイナル・レコニング』トム・クルーズ 映画好きが選んだトム・クルーズ人気作品ランキング

毎度さまざまな挑戦を続け、人気を博すハリウッドの大スター、トム・クルーズ。今回は、トム・クルーズ出演作品(日本劇場未公開作品を除く)を対象に、正式部員の皆さんに投票していただきました。

学び・メンタルヘルス

  1. 映画『ふつうの子ども』嶋田鉄太/瑠璃
  2. 映画『ネクスト・ゴール・ウィンズ』マイケル・ファスベンダー
  3. 映画『バーバラと心の巨人』マディソン・ウルフ

REVIEW

  1. 映画『リモノフ』ベン・ウィショー
  2. 映画『バード ここから羽ばたく』ニキヤ・アダムズ/バリー・コーガン
  3. 映画『カラダ探し THE LAST NIGHT』橋本環奈/眞栄田郷敦/櫻井海音/安斉星来/鈴木福/本田真凜/吉田剛明
  4. 映画『ヒックとドラゴン』メイソン・テムズ
  5. 映画『タンゴの後で』アナマリア・ヴァルトロメイ/マット・ディロン

PRESENT

  1. 映画『ミーツ・ザ・ワールド』杉咲花/南琴奈/板垣李光人
  2. 映画『サターン・ボウリング』アシル・レジアニ
  3. 映画『テレビの中に入りたい』ジャスティス・スミス/ジャック・ヘヴン
PAGE TOP