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ワイルド・ローズ【レビュー】

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映画『ワイルド・ローズ』ジェシー・バックリー

カリスマ的な歌声を持つシングルマザーのローズは、歌手としての成功を夢見ていますが、不器用な彼女は、夢を追い求めるあまり、愛する子どもや母親を傷付けてしまいます。夢と家族を天秤にかけなければならない現実はとても辛いと思いますし、シングルマザーかどうかに関わらず、女性なら彼女のような悩みを持っている方も多いのではないでしょうか。ローズの場合は犯罪歴があったり、周囲の人に嘘をついてしまったり、元々のルーズな部分を変える必要もあり、より大変ですが、不器用ながらも一生懸命に家族と夢に向き合う彼女の姿からはすごく勇気がもらえますよ。
そして、ローズを演じたジェシー・バックリーの歌声が、すごく迫力があって素敵!劇中のカントリーミュージックも魅力的で、これを機にハマる方もいるのでは?そんな素敵な音楽にも耳を傾けながら、ローズ自身が最後にどんな選択をするのか、ぜひ最後まで見届けてください。

デート向き映画判定
映画『ワイルド・ローズ』ジェシー・バックリー

どんなカップルが観ても問題ありませんが、将来結婚を考えているカップルには特に観て欲しいです。ローズの場合はシングルマザーですが、彼女と同じように家庭と夢の両立で悩む方は多くいるのではないでしょうか。観賞後はぜひお互いの夢や家族観などについて話し合ってみてください。そうすると、家庭と夢の両立方法や、お互いの将来を考える良いきっかけにもなりそうです。

キッズ&ティーン向き映画判定
映画『ワイルド・ローズ』ジェシー・バックリー

PG-12なので、キッズは大人と一緒に観てください。本作に登場する子ども達は、最初母親のローズに振り回されているように見えるかも知れませんが、ローズ自身の心境や子ども達の表情の変化に注目しながら最後まで観ると、夢を追うことの大変さと共に、それを支える家族の大切さを感じられると思います。また、もし自分の親に何か夢があった場合、自分ならどう理解して、どうやって応援するのか、この機会に考えたり、実際に一緒に話し合ってみても良いと思います。

映画『ワイルド・ローズ』ジェシー・バックリー

『ワイルド・ローズ』
2020年6月26日より全国公開
PG-12
ショウゲート
公式サイト

© Three Chords Production Ltd/The British Film Institute 2018

TEXT by Shamy

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