REVIEW

ソウルメイト【レビュー】

  • follow us in feedly
  • RSS
映画『ソウルメイト』キム・ダミ/チョン・ソニ

REVIEW

デレク・ツァンによる単独監督デビュー作『ソウルメイト/七月と安生』を韓国の済州島に舞台を移し、新たな物語として描いた作品です。ミソ(キム・ダミ)とハウン(チョン・ソニ)は、子どもの頃から大親友で、お互いを大切に思っています。しかし、ある人物との出会いにより2人の運命が大きく動き出します。
子どものミソとハウンが、出会った時からお互いに強く惹かれ合い、気づけば親友になっている純粋な関係は、大人目線からすると少し懐かしく感じます。時には衝突したり、長い間会えないことがあっても、会えばまたいつもの関係に戻ることができる友人特有の安心感には深く共感できます。一方、2人が大人になるにつれてすれ違う姿は、観ていてもどかしくなる場面もあります。そして、もしかしたら自分も知らないうちに友人との関係にすれ違いが生じているのかもしれないと考えるとハッとさせられます。
本作では、キム・ダミとチョン・ソニが、主人公達の高校時代から30代までを演じており、どの世代のシーンも2人が違和感なく自然に演じていることに驚きます。その名演があるからこそ物語の説得力がより増しています。
本作には、友人関係はもちろん、人間関係を築く上での大切な教訓が詰まっているので、自分の人間関係を振り返るきっかけにしてみてください。また、デレク・ツァン監督のオリジナル版と観比べてみるのも良いと思います。

デート向き映画判定

映画『ソウルメイト』キム・ダミ/チョン・ソニ/ピョン・ウソク

ミソとハウンの深い友情関係はどんな方でも共感ポイントがあると思うので、デートで観るのもアリです。また、ある意味恋愛がキーとなっているので、ミソとハウンの友情にどんな影響を及ぼすのか注目です。これを機にお互いの友人を紹介するのも良いのではないでしょうか。

キッズ&ティーン向き映画判定

映画『ソウルメイト』キム・ダミ/チョン・ソニ

主人公達が子ども時代に、お互い惹かれ合い友情を育む姿は、皆さんも親近感を持って観られると思います。大人パートでは、2人が衝突し、心苦しくなる場面もあります。そんな2人の姿には、良好な友人関係を築く上でのヒントがたくさん詰まっているので、ぜひ参考にしてみてください。

映画『ソウルメイト』キム・ダミ/チョン・ソニ

『ソウルメイト』
2024年2月23日より全国公開
PG-12
クロックワークス
公式サイト

ムビチケ購入はこちら

© 2023 CLIMAX STUDIO, INC & STUDIO&NEW. ALL RIGHTS RESERVED.

TEXT by Shamy

本ページには一部アフィリエイト広告のリンクが含まれます。
情報は2024年2月時点のものです。最新の販売状況や配信状況は各社サイトにてご確認ください。

関連記事
  • イイ俳優セレクション/キム・ダミ(後日UP)
  • follow us in feedly
  • RSS

新着記事

映画『碁盤斬り』草彅剛/清原果耶 碁盤斬り【レビュー】

古典落語の名作「柳田格之進」をベースにした本作は、『孤狼の血』『彼女がその名を知らない鳥たち』の白石和彌が監督を務め…

映画『ボブ・マーリー:ONE LOVE』キングズリー・ベン=アディル ボブ・マーリー:ONE LOVE【レビュー】

ボブ・マーリーの歌を耳にしたことがある方は多くいらっしゃると思います。ただ…

映画『言えない秘密』京本大我/古川琴音 アイドルを観たい!知りたい!アイドル映画特集

こちらの記事では、アイドル出演作から、アイドルが原作を書いた作品、アイドルが主人公の作品、実在のアイドルがモデルとなっている作品まで、アイドルにまつわる作品をアレコレご紹介します!

映画『ミッシング』石原さとみ ミッシング【レビュー】

𠮷田恵輔監督、石原さとみ主演の本作は、行方不明になった6歳の娘を必死で探す夫婦と、その姿を報道するテレビ局の人間を通して…

映画『猿の惑星/キングダム』フレイヤ・アーラン 猿の惑星/キングダム【レビュー】

本作の宣伝で“完全新作”と称している通り、これまでとは異なるテンションが…

映画『不死身ラヴァーズ』見上愛/佐藤寛太 映画に隠された恋愛哲学とヒント集76:恋愛における過去・現在・未来の重要性

今回は、高木ユーナによる同名コミックを原作とし、松居大悟監督が10年以上温め続けてきたという『不死身ラヴァーズ』を題材に、恋愛における過去・現在・未来の重要性について考えます。

映画『またヴィンセントは襲われる』カリム・ルクルー またヴィンセントは襲われる【レビュー】

主人公のヴィンセントは、ある日突然、会社でインターンの男性に襲いかかられ…

海外ドラマ『三体』エイザ・ゴンザレス ポッドキャスト【だからワタシ達は映画が好き】8〜「最近観たNetflix作品」

『三体』は全部観た方とぜひ共有したい、とある伏線についての話で盛り上がっています…

映画『カラーパープル』タラジ・P・ヘンソン タラジ・P・ヘンソン【プロフィールと出演作一覧】

1970年9月11日アメリカ、ワシントンD.C.生まれ。俳優、プロデューサー、監督。2001年『サウスセントラルLA』で注目を集め…

映画『胸騒ぎ』 胸騒ぎ【レビュー】

『胸騒ぎ』というタイトルなので、最初から嫌な予感にアンテナが立ってしまい…

部活・イベント

  1. 【ARUARU海ドラDiner】サムライデザート(カップデザート)
  2. 【ARUARU海ドラDiner】トーキョー女子映画部 × Mixalive TOKYO × SHIDAX
  3. 【ARUARU海ドラDiner】サポーター集会:パンチボール(パーティサイズ)
  4. 【ARUARU海ドラDiner】プレオープン
  5. 「ARUARU海ドラDiner」202303トークゲスト集合

本サイト内の広告について

本サイトにはアフィリエイト広告バナーやリンクが含まれます。

おすすめ記事

映画『MIRRORLIAR FILMS Season5』横浜流星 映画好きが推すイイ俳優ランキング【国内20代編】

今回は、国内で活躍する20代(1995年から2004年生まれ)のイイ俳優の中から、昨今活躍が目覚ましい方を編集部の独断で70名選抜し、正式部員の皆さんに投票していただきました。

映画『ウォンカとチョコレート工場のはじまり』ティモシー・シャラメ 映画好きが選んだ2023洋画ベスト

正式部員の皆さんに2023年の洋画ベストを選んでいただきました。どの作品が2023年の洋画ベストに輝いたのでしょうか?

映画『テルマ&ルイーズ 4K』スーザン・サランドン/ジーナ・デイヴィス あの名作をリメイクするとしたら、誰をキャスティングする?『テルマ&ルイーズ』

今回は『テルマ&ルイーズ』のリメイクを作るとしたら…ということで、テルマ役のジーナ・デイヴィスとルイーズ役のスーザン・サランドンをそれぞれ誰が演じるのが良いか、正式部員の皆さんに聞いてみました。

REVIEW

  1. 映画『碁盤斬り』草彅剛/清原果耶
  2. 映画『ボブ・マーリー:ONE LOVE』キングズリー・ベン=アディル
  3. 映画『ミッシング』石原さとみ
  4. 映画『猿の惑星/キングダム』フレイヤ・アーラン
  5. 映画『またヴィンセントは襲われる』カリム・ルクルー

PRESENT

  1. 映画『FARANG/ファラン』ナシム・リエス
  2. 映画『猿の惑星/キングダム』オリジナルTシャツ
  3. 映画『九十歳。何がめでたい』草笛光子
PAGE TOP