REVIEW
運命的な出会いから、銭湯に住み込みで働いている450歳のバンパイア森蘭丸(吉沢亮)は、銭湯の一人息子、李仁(板垣李光人)が童貞のまま18歳になるのを待ち望んでいます。なぜなら、「18歳童貞の血」は美味しいからなんです。そんな蘭丸の企みを知らない純粋な李仁は、蘭丸を慕っていますが、高校進学とともに同級生の葵(原菜乃華)に一目惚れしてしまいます。そして、李仁の童貞喪失を恐れる蘭丸は、あれやこれやと恋を妨害しようとします。

李仁の純粋さ、葵の趣味、蘭丸の正体が、あらゆる出来事を経て勘違いにつながり、その勘違いの交錯がドラマチックな展開をもたらします。お互いが勘違いをもとに喜んだり腹を立てたりする姿を観ているとヤキモキしつつ、やっぱり蘭丸目線で李仁と葵が両思いにならないことを祈りながら観てしまうのが不思議です(笑)。

ホッコリするシーンが多いものの、やっぱりバンパイアが主人公ということで、後半は過激なアクションシーンもあります。また、死生観について深いセリフもあり、メリハリが効いているので、最初から最後まで物語に引き込まれます。

各キャストのコメディセンスが光り、各キャラクターのテーマソングもおもしろいので、笑いどころが満載です。風呂上がりのように、「あ〜楽しかった〜」という爽快感がありますよ。
デート向き映画判定

一応恋愛要素もありつつ、コミカルに描かれていて、高校生の恋愛という点では清々しさもあるので、デートで観るのにもちょうど良いでしょう。とてもわかりやすいギャグが満載で、一緒に笑えるると自然にデートの緊張感もほぐれるので、初デートにもオススメです。お互いの笑いのツボが合うかで相性を占うのも良いですね。
キッズ&ティーン向き映画判定

後半に少々過激なシーンもあるので、観るならせめて小学校高学年以上がいいかなと思います。笑いどころが多く、カッコいいシーンもあるので、バンパイアに憧れを抱く方もいたりして(笑)。家族で観ても、友達と観ても楽しいし、映画を観た後に銭湯に寄るのも良さそうです。

『ババンババンバンバンパイア』
2025年7月4日より全国公開
松竹
公式サイト
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©2025「ババンババンバンバンパイア」製作委員会 ©奥嶋ひろまさ(秋田書店)2022
TEXT by Myson
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情報は2025年6月時点のものです。最新の販売状況や配信状況は各社サイトにてご確認ください。
