REVIEW

ほどなく、お別れです【レビュー】

  • follow us in feedly
  • RSS
映画『ほどなく、お別れです』浜辺美波/目黒蓮

REVIEW

累計70万部を突破したベストセラー、長月天音著「ほどなく、お別れです」シリーズを原作とする本作は、浜辺美波、目黒蓮をはじめとし、森田望智、古川琴音、北村匠海、志田未来、渡邊圭祐、永作博美、夏木マリなど、豪華キャストが勢揃いしています。そして、監督は『ソラニン』『陽だまりの彼女』『ホットロード』『アオハライド』『きみの瞳が問いかけている』などエモーショナルな青春映画を多く手がけてきた三木孝浩が務めています。

映画『ほどなく、お別れです』浜辺美波/目黒蓮

本作では、就職活動に連敗していたなか、ひょんなことから葬儀屋で働くことになった清水美空(浜辺美波)と、徹底したプロ意識で一つひとつの葬儀を丁寧にプロデュースする漆原礼二(目黒蓮)が、さまざまな背景を持つ葬儀の依頼に向き合う姿を描いています。

映画『ほどなく、お別れです』浜辺美波

美空がなぜ葬儀屋の仕事に就くことになるのかは観てのお楽しみとして、本作では、人が亡くなってから葬儀が執り行われるまでの一通りの過程が描かれています。だから、私達が知り得ない葬儀スタッフのルールなど、裏側も垣間見ることができます。

映画『ほどなく、お別れです』目黒蓮/北村匠海

故人の遺志と、遺族の思いの両方を汲み取る難しさが描かれているストーリーは見応えがあります。葬儀は一時のことのように思うものの、故人が悔いを残さず旅立てるようにと考えると最後のチャンスともいえます。だからこそ、故人と遺族の思いを叶えるために葛藤する主人公にも共感できます。

映画『ほどなく、お別れです』古川琴音

大切な人を亡くした経験があると、こうした死別のストーリーは他人事として観られません。私も亡き父を思い出しながら鑑賞しました。私が病床に着いた時にはもう意識がなく話すことができないままお別れしたので、どんな思いがあったのか本作を観ながら想像しました。こうした作品を観て大切な人に思いを馳せることしかできないものの、故人との繋がりを持てる良い機会になると感じます。

デート向き映画判定

映画『ほどなく、お別れです』北村匠海

複数の葬儀が取り上げられているなかで、パートナーとの別れも描かれてます。もしも相手が先に逝ってしまったら、自分が先に逝ってしまったらと想像する機会にもなるでしょう。そこでいたたまれない気持ちになるのか、先に事務的な心配が出てくるのかで、相手との関係性に対する自分の本心が見えてくるかもしれません(苦笑)。そういう意味では、本当に大切な相手と観て欲しい作品です。

キッズ&ティーン向き映画判定

映画『ほどなく、お別れです』鈴木浩介/永作博美

親子のエピソードも出てくるので、子ども目線で考えさせられる部分もあります。キッズには死という概念を理解するのがまだ難しいかもしれませんが、考えてみることは大切です。死は生と表裏の関係にあるので、死生観は人生観にも通じます。それぞれのエピソードで自分ならどうするかを考えてみると、自分の人生観のエッセンスになる部分もあるのではないでしょうか。

映画『ほどなく、お別れです』浜辺美波/目黒蓮

『ほどなく、お別れです』
2026年2月6日より全国公開
東宝
公式サイト

ムビチケ購入はこちら
映画館での鑑賞にU-NEXTポイントが使えます!無料トライアル期間に使えるポイントも

©2026「ほどなく、お別れです」製作委員会 ©長月天音/小学館

TEXT by Myson

本ページには一部アフィリエイト広告のリンクが含まれます。
情報は2026年2月時点のものです。最新の販売状況や配信状況は各社サイトにてご確認ください。


関連作

「ほどなく、お別れです」長月天音 著/小学館文庫
Amazonで書籍を購入する

関連記事
  • follow us in feedly
  • RSS

新着記事

映画『白鳥とコウモリ』松村北斗/今田美桜 白鳥とコウモリ【レビュー】

国内累計発行部数1億部以上を誇るベストセラー作家、東野圭吾の同名小説が原作です…

映画『ルックバック』(実写版)完成報告イベント:出口夏希、蒔田彩珠、七瀬ふうり、岡田六花、是枝裕和監督 カッコいい線、音が出せるまで猛練習!是枝裕和監督作『ルックバック』完成報告イベントに出口夏希、蒔田彩珠らが登壇

藤本タツキの原作漫画「ルックバック」は2024年にアニメーション化され大ヒットを飛ばしました。そして遂に、是枝裕和監督により実写化されました。2026年8月20日、待望の本作の完成報告を行うべく、是枝監督とメインキャストが舞台挨拶を行いました。

映画『顔 -かお-』パク・ジョンミン 顔 -かお-【レビュー】

“新感染”シリーズや、韓国ドラマ『地獄が呼んでいる』など、数々のヒット作を生み出してきたヨン・サンホ監督が、自身初のグラフィックノベルを原作に念願の映画化を実現させた作品…

実写映画『ルックバック』出口夏希/蒔田彩珠 実写映画『ルックバック』一般試写会 10組20名様ご招待

実写映画『ルックバック』一般試写会 10組20名様ご招待

映画『四月の余白』夏帆 夏帆【ギャラリー/出演作一覧】

1991年6月30日生まれ。東京都出身。

映画『ナイトボーン -夜哭-』セイディ・ハーラ ナイトボーン -夜哭-【レビュー】

いやー激しかったー!『ハッチング-孵化-』のハンナ・べルイホルム監督作で、お産、赤子が関わるホラー映画ということで…

映画『オデュッセイア』マット・デイモン オデュッセイア【レビュー】

本作を観て、多くの映画ファンに映画館で観なければ意味がないと思わせるノーラン監督作が、観客にもたらす特別な映画体験の根幹には何が共通しているのかを改めて考えました…

海外ドラマ『ザ・ボーイズ シーズン4』トメル・カポン トメル・カポン【ギャラリー/出演作一覧】

1985年6月15日生まれ。イスラエル生まれ。

映画『バックルームズ』キウェテル・イジョフォー バックルームズ【レビュー】

この短編の再生数はなんと2億回を突破し、パーソンズ監督は17歳で本作の映画化に取りかかり、19歳の時に撮影、20歳で長編デビューを果たしました…

映画『私たちは、ちょうどいい。』バービー・フェレイラ/ジョン・レグイザモ 『私たちは、ちょうどいい。』一般試写会 5組10名様ご招待

映画『私たちは、ちょうどいい。』一般試写会 5組10名様ご招待

【映画でSEL】にたどりつくまでの道

今のあなたに必要な非認知能力を伸ばす【映画でSEL】プログラムのご案内

本サイト内の広告について

本サイトにはアフィリエイト広告バナーやリンクが含まれます。

おすすめ記事

映画『ボヘミアン・ラプソディ』ラミ・マレック 映画好きが選んだ実在アーティストの伝記映画ランキング

今回は実在アーティストの伝記映画について、正式部員の皆さんに投票してもらいました。さまざまな有名アーティストにまつわる作品がある中で上位にランクインしたのはどの作品でしょうか?

映画『ズートピア2』 映画好きが選んだ2025アニメ映画ベスト

今回は、2025年に劇場公開されたアニメ映画について、正式部員の皆さんによる投票結果ベスト30を発表!2025年のアニメ映画ベストに輝いたのは?

映画『国宝』吉沢亮 映画好きが選んだ2025邦画ベスト

今回は、正式部員の皆さんに投票していただいた2025年邦画ベストの結果を発表!2025年の邦画ベストで上位にランクインしたのはどの作品でしょう?

学び・メンタルヘルス

  1. 【映画学ゼミ第10回】「メタ認知が働く映画鑑賞、そうでない映画鑑賞、何が違う?」参加者募集!
  2. 映画『四月の余白』一ノ瀬ワタル/上阪隼人
  3. 【映画学ゼミ第9回】「作品との心理的距離感に影響を与え得る情動知能」参加者募集!

REVIEW

  1. 映画『白鳥とコウモリ』松村北斗/今田美桜
  2. 映画『顔 -かお-』パク・ジョンミン
  3. 映画『ナイトボーン -夜哭-』セイディ・ハーラ
  4. 映画『オデュッセイア』マット・デイモン
  5. 映画『バックルームズ』キウェテル・イジョフォー

PRESENT

  1. 実写映画『ルックバック』出口夏希/蒔田彩珠
  2. 映画『私たちは、ちょうどいい。』バービー・フェレイラ/ジョン・レグイザモ
  3. 映画『TAVERNA DE GAGA―人生はまだまだ面白い―』パンツェッタ・ジローラモ
PAGE TOP