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きみの瞳が問いかけている

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映画『きみの瞳が問いかけている』吉高由里子/横浜流星

事故で視力を失った明香里(吉高由里子)と、暗い過去を背負い孤独な日々を送る塁(横浜流星)の物語。まず塁が悲壮感バリバリなので、最初から感情移入してしまいます。彼は明香里と出会い、ちょっとずつ幸せを見出していくのですが、心をガバッと開けない何かを感じさせます。そんななか、明香里といる彼に徐々に明るさが戻り、とてもキュートな笑顔を見せるようになります。辛さを心に抱えている塁だからこそ、自然に漏れる笑顔にはなおキュンとさせられます。一方明香里のほうは、不遇な状況ながらも明るく生きているように見えて、彼女にも暗雲が立ちこめてきます。ここからは映画を観て確かめて頂くことにして、困難があるからこそ、2人の絆が強くなっていく過程にキュンキュンすることは間違いありません。ただ、彼等が困難を乗り切るかどうかだけを描いて終わらないのが、本作ミソで、2人の背景が徐々に明かされていくなかで、予想もしない驚きの真実が明かされ、これでもかと言わんばかりの苦悩が2人を襲います。最後まで気を抜けない展開となっているので、ラブストーリーとしてだけでなく、苦悩のドラマとしてもご堪能ください。

デート向き映画判定
映画『きみの瞳が問いかけている』吉高由里子/横浜流星

こりゃデートで観たら、ムード満点で気持ちが盛り上がるでしょうねえ〜(笑)。だからこそ、好きかどうかわからない人との適当なデートではなく、大好きな人と観て欲しい!人を愛して大切にするとは、こういうことなんだなと実感するストーリーとなっているので、観終わった後はお互いに優しくなれるだろうし、愛おしく思えるでしょう。ケンカ中のカップルが仲直りのきっかけに観るのも良いかもしれません。

キッズ&ティーン向き映画判定
映画『きみの瞳が問いかけている』横浜流星/風吹ジュン

吉高由里子、可愛い!横浜流星、カッコ良い!ってところだけでも十分満足できるのですが、過去に犯した罪と向き合って生きること、自分のせいではないことだけれど罪悪感から抜け出せないことが物語の軸となっていて、考えさせられる内容となっています。事柄の大小はあるにしても、誰もが主人公達が持つ感情を経験することはあるはず。それでも、その気持ちを抱えながらどうやって生きていけば幸せになってよいと思えるのか、観ながらぜひ考えてみてください。

映画『きみの瞳が問いかけている』吉高由里子/横浜流星

『きみの瞳が問いかけている』
2020年10月23日より全国公開
ギャガ
公式サイト

©2020「きみの瞳が問いかけている」製作委員会
©2020 Gaga Corporation / AMUSE Inc. / Lawson Entertainment,Inc.

TEXT by Myson

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1987年5月27日生まれ。東京都出身。

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