REVIEW

アナと世界の終わり

  • follow us in feedly
  • RSS
映画『アナと世界の終わり』エラ・ハント

ツッコミどころ満載で、とっちらかっていると言えばとっちらかっている印象ですが、すべて勢いで乗り切っている潔さが魅力。昨今、映画もドラマもゾンビ作品はたくさん出てきたので、種類も増えましたが、本作のゾンビは動きがかなりゆっくりです。そういった意味では、ゾンビ退治初心者の主人公達がある程度戦えるという設定にかなっているので、違和感はないはず。血しぶきの飛び散り具合も結構激しいので、ゾンビ作品の代表格『ウォーキング・デッド』と比べると、また違ったグロさがあります。なので、それなりに激しいゾンビ作品を期待している人にも見応えはあるでしょう。本作の魅力と言えば、なんと言っても歌唱シーン。楽曲も良いし、役者達の歌唱力も感じさせるクオリティになっています。これまでにないタイプのゾンビ作品として観てみてください。

デート向き映画判定
映画『アナと世界の終わり』エラ・ハント/マルコム・カミング

ギョエッとするシーンが結構あるので、ホラーが苦手な人を誘うのは控えたほうが無難です。ゾンビ作品を観慣れている人なら、激しいシーンも笑える余裕があると思うので、慣れた者同士で行くのが1番楽しめると思います。ラブストーリーの要素も多少あり、友達以上恋人未満の人は少し自分達にリンクして観てしまう部分もあるでしょう。

キッズ&ティーン向き映画判定
映画『アナと世界の終わり』エラ・ハント/マルコム・カミング

PG-12ですが、保護者が一緒だったとしても、キッズにはそれなりに怖いと思います。中学生以上のティーンなら、本作を観て、友達と一緒にサバイバルを疑似体験してみると楽しいでしょう。主人公が高校生なので、進路や親子関係で悩んだりする部分は、身近な感覚で観られると思います。

映画『アナと世界の終わり』エラ・ハント/マルコム・カミング/サラ・スワイヤー/クリストファー・ルヴー/ベン・ウィギンズ

『アナと世界の終わり』
2019年5月31日より全国公開
PG-12
ポニーキャニオン
公式サイト

©2017 ANNA AND THE APOCALYPSE LTD.

TEXT by Myson

関連記事
  • follow us in feedly
  • RSS

新着記事

映画『ぼくらの居場所』リアム・ディアス/エッセンス・フォックス/アンナ・クレア・ベイテル ぼくらの居場所【レビュー】

カナダのトロント東部に位置するスカボローを舞台に、さまざまな背景を抱えた3組の親子の姿を…

映画『ボンヘッファー ヒトラーを暗殺しようとした牧師』ヨナス・ダスラー ボンヘッファー ヒトラーを暗殺しようとした牧師【レビュー】

第二次世界大戦下のドイツに実在した牧師、ディートリヒ・ボンヘッファーは、ナチスに支配された教会やユダヤ人達を救おうと奮闘…

映画『ボクたちはみんな大人になれなかった』SUMIRE 佐藤菫【ギャラリー/出演作一覧】

1995年7月4日生まれ。東京都出身。

映画『プレデター:バッドランド』エル・ファニング プレデター:バッドランド【レビュー】

おもしろい!いろいろユニーク!“プレデター”シリーズは…

映画『モンテ・クリスト伯』ピエール・ニネ モンテ・クリスト伯【レビュー】

アレクサンドル・デュマ・ペールの傑作小説「巌窟王」を映画化した本作は…

映画『秒速5センチメートル』松村北斗 映画レビュー&ドラマレビュー総合アクセスランキング【2025年10月】

映画レビュー&ドラマレビュー【2025年10月】のアクセスランキングを発表!

映画『旅と日々』シム · ウンギョン/堤真一 旅と日々【レビュー】

つげ義春の「海辺の叙景」「ほんやら洞のべんさん」を原作に、『ケイコ 目を澄ませて』『夜明けのすべて』などを手がけた三宅唱監督が映画化…

映画『風のマジム』肥後克広 肥後克広【ギャラリー/出演作一覧】

1963年3月15日生まれ。沖縄県出身。

【20周年記念ボイスシネマ声優口演ライブ2025】羽佐間道夫、山寺宏一ほか 人気声優達が真剣勝負!会場が終始笑いに包まれた【20周年記念ボイスシネマ声優口演ライブ2025】本番リポート

発起人である羽佐間道夫のもと、山寺宏一、林原めぐみほか錚々たる人気声優達がズラリと顔を揃えたライブは今年で20周年を迎えました…

映画『あの時、愛を伝えられなかった僕の、3つの“もしも”の世界。』ホン・サビン/シン・ジュヒョブ あの時、愛を伝えられなかった僕の、3つの“もしも”の世界。【レビュー】

物語の始まりは、1995年の韓国、テグ。学校でいじめられていたドンジュン…

本サイト内の広告について

本サイトにはアフィリエイト広告バナーやリンクが含まれます。

おすすめ記事

映画学ゼミ2025年11月募集用 AI時代における人間らしさの探求【映画学ゼミ第2回】参加者募集!

ネット化が進み、AIが普及しつつある現代社会で、人間らしさを実感できる映画鑑賞と人間にまつわる神秘を一緒に探求しませんか?

映画『フレンチ・ディスパッチ ザ・リバティ、カンザス・イヴニング・サン別冊』ウェス・アンダーソン監督 映画好きが選んだウェス・アンダーソン監督人気作品ランキング

今回は、ウェス・アンダーソン監督作品を対象に、正式部員の皆さんに投票していただきました。人気作品が多くあるなか、上位にランクインしたのは?

映画『宝島』部活:座談会/大友啓史監督 この映画で問いかけたい「宝」とは…大友啓史監督と語ろう『宝島』部活リポート後編

前回に引き続き今回は映画『宝島』の部活リポートをお届けします。後編では、事前に正式部員の方々にお答えいただいたアンケート結果について議論しました。今回も熱いトークが繰り広げられています!

学び・メンタルヘルス

  1. 映画学ゼミ2025年11月募集用
  2. 映画『おーい、応為』長澤まさみ
  3. AXA生命保険お金のセミナー20251106ver3

REVIEW

  1. 映画『ぼくらの居場所』リアム・ディアス/エッセンス・フォックス/アンナ・クレア・ベイテル
  2. 映画『ボンヘッファー ヒトラーを暗殺しようとした牧師』ヨナス・ダスラー
  3. 映画『プレデター:バッドランド』エル・ファニング
  4. 映画『モンテ・クリスト伯』ピエール・ニネ
  5. 映画『秒速5センチメートル』松村北斗

PRESENT

  1. 映画『TOKYOタクシー』オリジナルパラパラメモ
  2. トーキョー女子映画部ロゴ
    プレゼント

PAGE TOP