REVIEW

AWAKE

  • follow us in feedly
  • RSS
映画『AWAKE』吉沢亮

本作は、2015年に行われた棋士VSコンピュータの対局に着想を得て、山田篤宏監督が書き下ろした完全オリジナルストーリー。棋士になる夢を諦め、新たにAI将棋のプログラミングに挑戦する主人公を吉沢亮が演じ、天才棋士役を若葉竜也が演じています。2人がそれぞれの立ち位置で将棋と向き合う様子からは、熱いものが感じられて、夢や目標に向かっている人なら、特に共感できる部分が多いと思います。そして、本作ではAI将棋がキーとなっているのもポイント。素人目線だと、AIは当たり前に強いと思ってしまいますが、その裏ではプログラマー達が日々研究を積み重ねて作り上げているという見えない努力があることがわかります。一方、プロ棋士もAIと将棋を指すことでプロとしての威厳が問われたり、業界を背負ってAIとの勝負に挑むなど、リスクや世間体もあり、どちらもいろいろな思いを背負って対極に臨んでいます。将棋ファンや経験者なら、専門的な視点でも観られると思いますが、男達の青春物語でもあるので、どんな方でも人間ドラマにハラハラしながら楽しめます。

デート向き映画判定
映画『AWAKE』吉沢亮/若葉竜也

恋愛要素はなく、気まずいシーンもないので付き合いたてのカップルで観ても問題ありません。もし相手が将棋好きなら、一緒に観て、観賞後に対極の解説をしてもらうのも良さそうです。また、本作は夢に破れた男と夢に立ち向かい続ける男の話でもあるので、これを機にお互いの夢について語り合うのも良いと思います。

キッズ&ティーン向き映画判定
映画『AWAKE』吉沢亮/落合モトキ

夢を持って成長していく皆さんにオススメの作品です。本作では将棋がテーマとなっていますが、どんな夢でもそこに向かって頑張る姿はカッコ良くて、たとえ夢に破れたとしてもまた新たな夢を見つけることの素晴らしさも感じるはずです。もし今夢や目標がなかったとしても、何か気になることがあったら本作の主人公を思い出して、失敗を恐れずどんどん挑戦してみてください!

映画『AWAKE』吉沢亮/若葉竜也

『AWAKE』
2020年12月25日より全国公開
キノフィルムズ
公式サイト

©2019『AWAKE』フィルムパートナーズ

TEXT by Shamy

関連記事
  • follow us in feedly
  • RSS

新着記事

韓国ドラマ『TWELVE トゥエルブ』パク・ヒョンシク パク・ヒョンシク【ギャラリー/出演作一覧】

1991年11月16日生まれ。韓国出身。

『富士山と、コーヒーと、しあわせの数式』豆原一成さん、八木莉可子さんインタビュー 『富士山と、コーヒーと、しあわせの数式』豆原一成さん、八木莉可子さんインタビュー

今回は『富士山と、コーヒーと、しあわせの数式』で恋人役として共演された豆原一成さんと八木莉可子さんにインタビューをさせていただきました。

ポッドキャスト:トーキョー女子映画部チャンネルアイキャッチ202509 ポッドキャスト【トーキョー女子映画部チャンネル】お悩み相談「なんとなく孤独、これでいいの?」

今回も、正式部員の皆さんからいただいたお悩み相談を2件取り上げました。最後に、2025年10月劇場公開作品の中で特にオススメの3作品を紹介しています。

映画『ローズ家~崖っぷちの夫婦~』オリヴィア・コールマン/ベネディクト・カンバーバッチ ローズ家~崖っぷちの夫婦~【レビュー】

REVIEW昔、同じような設定の映画があった気がすると思っていたら、やはり元ネタはマイケル…

映画『恋に至る病』長尾謙杜/山田杏奈 恋に至る病【レビュー】

斜線堂有紀による小説を、長尾謙杜と山田杏奈をW主演に迎え映画化した本作。転校生の宮嶺(長尾謙杜)は…

映画『爆弾』山田裕貴/佐藤二朗 『爆弾』一般試写会 10組20名様ご招待

映画『爆弾』一般試写会 10組20名様ご招待

映画『おーい、応為』長澤まさみ 心理学から観る映画58:遺伝と環境がヒトに与える影響『おーい、応為』

今回は、葛飾北斎の娘、お栄(長澤まさみ)の半生を描いた『おーい、応為』を題材に、遺伝と環境が才能に与える影響について考えてみます。

海外ドラマ『ウェンズデー シーズン2』ジェナ・オルテガ ジェナ・オルテガ【ギャラリー/出演作一覧】

2002年9月27日生まれ。アメリカ出身。

映画『愚か者の身分』北村匠海/林裕太/綾野剛 愚か者の身分【レビュー】

闇ビジネスに関するニュースが増えてきた日本において、本作で描かれているような出来事は…

映画『次元を超える』窪塚洋介/松田龍平 次元を超える【レビュー】

キービジュアルとタイトル、「人はどこから来て、どこへ行くのか」という意味深なキャッチコピーだけで観たくなったのは…

本サイト内の広告について

本サイトにはアフィリエイト広告バナーやリンクが含まれます。

おすすめ記事

映画『フレンチ・ディスパッチ ザ・リバティ、カンザス・イヴニング・サン別冊』ウェス・アンダーソン監督 映画好きが選んだウェス・アンダーソン監督人気作品ランキング

今回は、ウェス・アンダーソン監督作品を対象に、正式部員の皆さんに投票していただきました。人気作品が多くあるなか、上位にランクインしたのは?

AXA生命保険お金のセミナー20251106ファイナンシャルプランナーversion ファイナンシャルプランナーから学ぶ【明るい未来のための将来設計とお金の基本講座】女性限定ご招待!

本セミナーでは、「NISA・iDeCoなどの資産形成」「子どもの教育資金」「将来受け取る年金」「住宅購入・住宅ローン」「保険」など、将来に役立つお金の知識や情報、仕組みやルールについて、ファイナンシャルプランナーの先生が初めての方でもわかりやすく優しく教えてくれます。

映画『宝島』部活:座談会/大友啓史監督 この映画で問いかけたい「宝」とは…大友啓史監督と語ろう『宝島』部活リポート後編

前回に引き続き今回は映画『宝島』の部活リポートをお届けします。後編では、事前に正式部員の方々にお答えいただいたアンケート結果について議論しました。今回も熱いトークが繰り広げられています!

学び・メンタルヘルス

  1. 映画『おーい、応為』長澤まさみ
  2. AXA生命保険お金のセミナー20251106ファイナンシャルプランナーversion
  3. 映画学ゼミ:アイキャッチ1/本の上の犬と少女

REVIEW

  1. 映画『ローズ家~崖っぷちの夫婦~』オリヴィア・コールマン/ベネディクト・カンバーバッチ
  2. 映画『恋に至る病』長尾謙杜/山田杏奈
  3. 映画『愚か者の身分』北村匠海/林裕太/綾野剛
  4. 映画『次元を超える』窪塚洋介/松田龍平
  5. 映画『ヒポクラテスの盲点』

PRESENT

  1. 映画『爆弾』山田裕貴/佐藤二朗
  2. 映画『モンテ・クリスト伯』ピエール・ニネ
  3. AXA生命保険お金のセミナー20251106ファイナンシャルプランナーversion
PAGE TOP