REVIEW
ゼンデイヤとロバート・パティンソンが主演で、監督、脚本は『シック・オブ・マイセルフ』『ドリーム・シナリオ』のクリストファー・ボルグリ、プロデューサーをアリ・アスターが務めていると聞けば、どんなイジワルなラブストーリーになっているのか気になりますよね。

エマ(ゼンデイヤ)とチャーリー(ロバート・パティンソン)は、結婚式を目前に控えたラブラブなカップルです。そんな2人は結婚式の準備も兼ねたディナーで、親友夫婦(アラナ・ハイムとママドゥ・アティエ)とたわいもない会話をします。でも、そこで告白した内容によって、2人の関係は急にギクシャクし始めます。

誰がどんな告白をしたかは観てのお楽しみとして、その告白は一生添い遂げるつもりでいた相手の自信を簡単にくじく威力を持っています。本作はある種の“残酷”さが込められたラブストーリーとなっていて、期待通りです。

この告白のシーンで、エマとチャーリーはもちろん、本作の観客にも難しい問いが投げかけられます。だから、良い意味でラブストーリーに留まらないおもしろさがあります。

以下はあくまで私の解釈です。読む方によってはネタバレと感じる内容が含まれるため、観終わってからお読みいただくことを推奨します。

悪事の内容によっては実行せずに想像しただけでも罪なのか、実行したけれど軽い段階でやめれば許されるのかなど、本作を観ていると、罪と捉える基準は内容か重さかといった問いが頭に浮かんできます。さらに、何が正しくて、何が誤りなのかを問うシーンが複数あり、パートナーとの倫理観や道徳観の違いをどこまで許容できるかを考えさせられます。

結婚式の直前にこの状況はキツイなとは思いつつ(苦笑)、結婚すれば、お互いの倫理観や道徳観の違いを知る出来事は日常的に出てきます。こんなもんだと思って結婚するほうが後々気が楽なはずなので、結婚願望がある方は本作で免疫をつけておいてはどうでしょうか。
デート向き映画判定

本作は目を逸らしたくなる現実を突きつけるだけで終わりません。ラブストーリーとしては、1つの道を示してくれています。全部観終わった後には清々しい気持ちになれると思うので、本物の関係を手に入れたいなら、敢えてパートナーとこの修羅場を疑似体験して、共に乗り越えられる相手か確かめてみてください。観終わった後の空気感で、何となく2人の未来を察しましょう(苦笑)。
キッズ&ティーン向き映画判定

ティーンエイジャーのうちは、結婚に夢や期待を抱いているくらいが良いと思いつつ、観たら観たで学べるところはあります。また、ラブストーリーとして観なくとも、「想像するだけで罪なのか」といったテーマなどいろいろな角度から観られます。観た方の価値観に何かしらの刺激を与えてくれる1作なので、興味が湧いたら観てみてください。

『ドラマなふたり』
2026年8月21日より全国公開
ハピネットファントム・スタジオ
公式サイト
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TEXT by Myson
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- イイ俳優セレクション/アラナ・ハイム
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- イイ俳優セレクション/ママドゥ・アティエ(後日UP)
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