REVIEW

ドラマなふたり【レビュー】

  • follow us in feedly
  • RSS
映画『ドラマなふたり』ゼンデイヤ/ロバート・パティンソン

REVIEW

ゼンデイヤとロバート・パティンソンが主演で、監督、脚本は『シック・オブ・マイセルフ』『ドリーム・シナリオ』のクリストファー・ボルグリ、プロデューサーをアリ・アスターが務めていると聞けば、どんなイジワルなラブストーリーになっているのか気になりますよね。

映画『ドラマなふたり』ゼンデイヤ/ロバート・パティンソン

エマ(ゼンデイヤ)とチャーリー(ロバート・パティンソン)は、結婚式を目前に控えたラブラブなカップルです。そんな2人は結婚式の準備も兼ねたディナーで、親友夫婦(アラナ・ハイムとママドゥ・アティエ)とたわいもない会話をします。でも、そこで告白した内容によって、2人の関係は急にギクシャクし始めます。

映画『ドラマなふたり』ゼンデイヤ/ロバート・パティンソン

誰がどんな告白をしたかは観てのお楽しみとして、その告白は一生添い遂げるつもりでいた相手の自信を簡単にくじく威力を持っています。本作はある種の“残酷”さが込められたラブストーリーとなっていて、期待通りです。

映画『ドラマなふたり』アラナ・ハイム/ママドゥ・アティエ

この告白のシーンで、エマとチャーリーはもちろん、本作の観客にも難しい問いが投げかけられます。だから、良い意味でラブストーリーに留まらないおもしろさがあります。

映画『ドラマなふたり』ゼンデイヤ/ロバート・パティンソン

以下はあくまで私の解釈です。読む方によってはネタバレと感じる内容が含まれるため、観終わってからお読みいただくことを推奨します。

映画『ドラマなふたり』ゼンデイヤ/ロバート・パティンソン

悪事の内容によっては実行せずに想像しただけでも罪なのか、実行したけれど軽い段階でやめれば許されるのかなど、本作を観ていると、罪と捉える基準は内容か重さかといった問いが頭に浮かんできます。さらに、何が正しくて、何が誤りなのかを問うシーンが複数あり、パートナーとの倫理観や道徳観の違いをどこまで許容できるかを考えさせられます。

映画『ドラマなふたり』ロバート・パティンソン

結婚式の直前にこの状況はキツイなとは思いつつ(苦笑)、結婚すれば、お互いの倫理観や道徳観の違いを知る出来事は日常的に出てきます。こんなもんだと思って結婚するほうが後々気が楽なはずなので、結婚願望がある方は本作で免疫をつけておいてはどうでしょうか。

デート向き映画判定

映画『ドラマなふたり』ゼンデイヤ/ロバート・パティンソン

本作は目を逸らしたくなる現実を突きつけるだけで終わりません。ラブストーリーとしては、1つの道を示してくれています。全部観終わった後には清々しい気持ちになれると思うので、本物の関係を手に入れたいなら、敢えてパートナーとこの修羅場を疑似体験して、共に乗り越えられる相手か確かめてみてください。観終わった後の空気感で、何となく2人の未来を察しましょう(苦笑)。

キッズ&ティーン向き映画判定

映画『ドラマなふたり』ゼンデイヤ/アラナ・ハイム

ティーンエイジャーのうちは、結婚に夢や期待を抱いているくらいが良いと思いつつ、観たら観たで学べるところはあります。また、ラブストーリーとして観なくとも、「想像するだけで罪なのか」といったテーマなどいろいろな角度から観られます。観た方の価値観に何かしらの刺激を与えてくれる1作なので、興味が湧いたら観てみてください。

映画『ドラマなふたり』ゼンデイヤ/ロバート・パティンソン

『ドラマなふたり』
2026年8月21日より全国公開
ハピネットファントム・スタジオ
公式サイト

ムビチケ購入はこちら
映画館での鑑賞にU-NEXTポイントが使えます!無料トライアル期間に使えるポイントも

© 2026 Dramatic Movie Rights LLC. All Rights Reserved.

TEXT by Myson

本ページには一部アフィリエイト広告のリンクが含まれます。
情報は2026年8月時点のものです。最新の販売状況や配信状況は各社サイトにてご確認ください。

関連記事
  • follow us in feedly
  • RSS

新着記事

映画『さとこはいつも』有村架純/石田ひかり/姫野花春 『さとこはいつも』キャスト登壇付き特別試写会 5名様ご招待

映画『さとこはいつも』キャスト登壇付き特別試写会 5名様ご招待

映画『時には懺悔を』西島秀俊/満島ひかり 時には懺悔を【レビュー】

打海文三による原作「時には懺悔を」には、著者自身が障がいを持つ息子を育てた実体験が反映されているとのことです…

映画『グレイ・ミッション』ヘンリー・カヴィル/ジェイク・ギレンホール グレイ・ミッション【レビュー】

『コードネーム U.N.C.L.E.』と同様に、女性1名、男性2名のトリオで魅せる作品でありつつ、本作では女性がボスという設定に特徴があります…

映画『君の見る世界をなぞる』エロワ・ポユ/マクシム・スリヴィンスキー 君の見る世界をなぞる【レビュー】

一見恵まれた環境にいるエンゾは、自分のアイデンティティに悩まされ、居場所を見出せずにいます…

映画『ヒンド・ラジャブの声』 『ヒンド・ラジャブの声』トークイベント付き特別試写会10組20名様ご招待

『ヒンド・ラジャブの声』トークイベント付き特別試写会10組20名様ご招待

映画『ドラマなふたり』ゼンデイヤ/ロバート・パティンソン ドラマなふたり【レビュー】

その告白は一生添い遂げるつもりでいた相手の自信を簡単にくじく威力を持っています。本作はある種の“残酷”さが込められたラブストーリー…

映画『冴えないボクと映えるキミ』アビシャン・ジーヴィント/アナスワラ・ラージャン 『冴えないボクと映えるキミ』公開直前試食会 2組4名様プレゼント

映画『冴えないボクと映えるキミ』公開直前試食会 2組4名様プレゼント

映画『左利きの少女』ニーナ・イエ/マー・シーユエン 左利きの少女【レビュー】

ツォウ・シーチン 監督は、『テイクアウト』(2004)でショーン・ベイカーと共同で監督と脚本を務めて以降、プロデューサーとしてショーン・ベイカーを支えてきた人物です…

映画『Never After Dark/ネバーアフターダーク』穂志もえか 穂志もえか【ギャラリー/出演作一覧】

1995年8月23日生まれ。千葉県出身。

映画『キングダム 魂の決戦』山﨑賢人 映画レビュー&ドラマレビュー総合アクセスランキング【2026年7月】

映画レビュー&ドラマレビュー【2026年7月】のアクセスランキングを発表!

【映画でSEL】にたどりつくまでの道

今のあなたに必要な非認知能力を伸ばす【映画でSEL】プログラムのご案内

本サイト内の広告について

本サイトにはアフィリエイト広告バナーやリンクが含まれます。

おすすめ記事

【映画学ゼミ第10回】「メタ認知が働く映画鑑賞、そうでない映画鑑賞、何が違う?」参加者募集! 【映画学ゼミ第10回】「メタ認知が働く映画鑑賞、そうでない映画鑑賞、何が違う?」参加者募集!

メタ認知は、自分で自分をわかるために必要な認知機能です。今回は、映画鑑賞においてメタ認知の働きによって、鑑賞後の印象が変わるはずという仮説のもと、メタ認知が働く映画鑑賞とそうでない映画鑑賞で何が異なるのかを一緒に考えます。本ゼミでは、映画鑑賞に絡めて日常にも役立つ心理学を取り上げています。

映画『ボヘミアン・ラプソディ』ラミ・マレック 映画好きが選んだ実在アーティストの伝記映画ランキング

今回は実在アーティストの伝記映画について、正式部員の皆さんに投票してもらいました。さまざまな有名アーティストにまつわる作品がある中で上位にランクインしたのはどの作品でしょうか?

映画『ズートピア2』 映画好きが選んだ2025アニメ映画ベスト

今回は、2025年に劇場公開されたアニメ映画について、正式部員の皆さんによる投票結果ベスト30を発表!2025年のアニメ映画ベストに輝いたのは?

学び・メンタルヘルス

  1. 【映画学ゼミ第10回】「メタ認知が働く映画鑑賞、そうでない映画鑑賞、何が違う?」参加者募集!
  2. 映画『四月の余白』一ノ瀬ワタル/上阪隼人
  3. 【映画学ゼミ第9回】「作品との心理的距離感に影響を与え得る情動知能」参加者募集!

REVIEW

  1. 映画『時には懺悔を』西島秀俊/満島ひかり
  2. 映画『グレイ・ミッション』ヘンリー・カヴィル/ジェイク・ギレンホール
  3. 映画『君の見る世界をなぞる』エロワ・ポユ/マクシム・スリヴィンスキー
  4. 映画『ドラマなふたり』ゼンデイヤ/ロバート・パティンソン
  5. 映画『左利きの少女』ニーナ・イエ/マー・シーユエン

PRESENT

  1. 映画『さとこはいつも』有村架純/石田ひかり/姫野花春
  2. 映画『ヒンド・ラジャブの声』
  3. 映画『冴えないボクと映えるキミ』アビシャン・ジーヴィント/アナスワラ・ラージャン
PAGE TOP