REVIEW
ツォウ・シーチン 監督は、『テイクアウト』(2004)でショーン・ベイカーと共同で監督と脚本を務めて以降、プロデューサーとしてショーン・ベイカーを支えてきた人物です(映画公式サイト)。そして、この度、ツォウ・シーチン の単独監督デビューとなる本作で、ショーン・ベイカーはシーチン監督と共同で脚本を担当している他、製作と編集を担っています。ちなみに本作は、台湾、フランス、アメリカ、イギリスの合作です。

タイトルにある『左利きの少女』は、5歳のイージン(ニーナ・イエ)を指しています。イージンは昔気質の祖父に、左手は悪魔の手だから右手を使うようにとうるさく言われます。左利きなら右利きに直したほうがよいという意見を子どもの頃に聞いたことがありましたが、日本だけではなかったんですね。物語の序盤で左利きの話題は出てきますが、今どきそんなことを気にする人はいないという感じであまり取り沙汰されないだけに、良い意味でどんなストーリーが展開されるのかが読めないまま進んでいきます。

でも、イージンがとても素直なだけに、途中でやっぱり“悪魔の手”が“悪魔の手”として機能してしまう展開が出てきます。そして、イージンがした悪さがさらに思わぬ展開を呼ぶ流れは、本作の秀逸さを象徴しています。姉イーアン(マー・シーユエン)や、女手一つでイーアンとイージンを育てるシューフェン(ジャネル・ツァイ)にもそれぞれドラマがあります。謎解きではないものの、3人の様子を観ていると気になるところが複数出てきます。その伏線が最後に一気に繋がる快感もぜひ味わってください。
デート向き映画判定

性描写や男女関係のもつれも出てくるので、初デートで観るには少々気まずいでしょう。また、複雑な家族関係も描かれているので、同じような状況にある場合は1人でじっくり観るほうが気楽かもしれません。ただ、辛い状況だけが描かれているわけではないので、逆に家族や生い立ちを話すきっかけにするのもアリです。
キッズ&ティーン向き映画判定

キッズにはまだ理解が難しい部分もあると思うものの、小学校高学年くらいなら、メインのキャラクター達の複雑な人間関係や大人の事情などをある程度理解した上でストーリーについていけそうです。また、ティーンの皆さんは特に、姉イーアンに近い感覚で観られるところがあるのではないでしょうか。イージンとイーアンがどんな成長を遂げるのかにぜひ注目して観て欲しいです。

『左利きの少女』
2026年8月14日より全国公開
スターキャットアルバトロス・フィルム
公式サイト
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©2025 LEFT-HANDED GIRL FILM PRODUCTION COMPANY LIMITED. ALL RIGHTS RESERVED.
TEXT by Myson
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情報は2026年8月時点のものです。最新の販売状況や配信状況は各社サイトにてご確認ください。

- イイ俳優セレクション/ニーナ・イエ(後日UP)
- イイ俳優セレクション/マー・シーユエン(後日UP)



























