REVIEW

アイリッシュマン

  • follow us in feedly
  • RSS
Netflix映画『アイリッシュマン』ロバート・デ・ニーロ/ジョー・ペシ

本作にはアメリカ最大の未解決事件と言われている、全米トラック運転組合のリーダー、ジミー・ホッファの失踪、殺人事件をもとに、アメリカの政治史と裏社会の結びつきが描かれています。日本人には馴染みのない話題ではありますが、詳しいことがわからなくても、ロバート・デ・ニーロが演じる男の生き様を描いた人間ドラマとして、とても見応えがあります。本作のメインキャストは、ロバート・デ・ニーロ、アル・パチーノ、ジョー・ペシ。この3人がもう本物にしか見えないくらい、この世界に溶け込んでいて、その名演に鳥肌が立ちます。正直なところ、ドンパチはあっても見た目の派手さはそれほどなく、3時間半、淡々と物語が過ぎていくだけですが、なぜこんなに惹きつけられてしまうのか、この俳優達、マーティン・スコセッシ監督の手腕にしびれます。で、思わず俳優3人の実年齢を調べちゃいましたが、アル・パチーノは1940年生まれ、ロバート・デ・ニーロとジョー・ペシは1943年生まれですよ!80歳近いだなんて全然感じない、まだまだ現役ですね。3人が演じるキャラクターはとても魅力的で、彼等が重ねてきた年輪が、そのままキャラクターの深みにも通じているように見えて、哀愁を倍増させています。Netflixのオリジナル映画なので、家のテレビで観ましたが、映画館で観ないともったいないくらい重厚な作品です。

デート向き映画判定
Netflix映画『アイリッシュマン』ロバート・デ・ニーロ/ジョー・ペシ

3時間半という長さと、見入ってしまう内容というところで、デート向きではないのかなと思います。2人とも映画が好きなら全然問題ありませんが、一方が映画を観慣れていない人だと、テンションの違いが生まれそうです。家で観るとなると、気楽にしゃべりながら観たい人、家でも黙って集中して観たい人と、そこでもタイプが分かれそうですが、片方の集中力が切れた時にもはやデートではなくなる気がします(苦笑)。1人でじっくり観るか、同じテンションで臨める人と観るのが良さそうです。

キッズ&ティーン向き映画判定
Netflix映画『アイリッシュマン』ロバート・デ・ニーロ

ロバート・デ・ニーロが演じる主人公の子どもの目線も描かれていて、大人とは違う感覚で観られる部分はあると思いますが、かなり渋い作品で、上映時間が3時間半もあるので、子ども向きとは言えません。殺しのシーンは一瞬にして終わることが多いので、怖すぎるというほどでもありませんが、それなりに刺激はあるので、大人になってから観てください。

Netflix映画『アイリッシュマン』ロバート・デ・ニーロ/アル・パチーノ/ジョー・ペシ

『アイリッシュマン』
2019年11月15日一部劇場にて公開、11月27日よりNetflixにて配信開始
公式サイト

TEXT by Myson

関連記事
  • follow us in feedly
  • RSS

新着記事

映画『踊る大捜査線 N.E.W. メトロポリスを駆け抜けろ!』織田裕二 踊る大捜査線 N.E.W. メトロポリスを駆け抜けろ!【レビュー】

『踊る大捜査線』は1997年に連続ドラマとして放送が開始され、「これまでに公開された映画シリーズ8作品の累計動員数は3863万人、累計興行収入は524.1億円.。映画第2弾『踊る大捜査線THE MOVIE2 レインボーブリッジを封鎖せよ!』(2003年)は、興行収入173.5億円を記録」した…

映画『私たちは、ちょうどいい。』バービー・フェレイラ/ジョン・レグイザモ 私たちは、ちょうどいい。【レビュー】

普段極力前情報を入れずに観るので、本作の背景も知りませんでした。だから、とてもイイ話だなとウルウルしてたら、最後に…

映画『ナイトボーン -夜哭-』セイディ・ハーラ セイディ・ハーラ【ギャラリー/出演作一覧】

1984年1月1日生まれ。フィンランド・キルッコヌンミ出身。

映画『さとこはいつも』有村架純/石田ひかり/姫野花春 さとこはいつも【レビュー】

沖田修一監督作特有の甘塩っぱい世界観がたまらない1作…

映画『ブルーロック』高橋文哉 映画レビュー&ドラマレビュー総合アクセスランキング【2026年8月】

映画レビュー&ドラマレビュー【2026年8月】のアクセスランキングを発表!

映画『ワンオペレーション』ローズ・バーン ワンオペレーション【レビュー】

観ているだけで、主人公リンダ(ローズ・バーン)の半端ない疲労感が生々しく伝わってくる作品です…

映画『白鳥とコウモリ』風吹ジュン 風吹ジュン【ギャラリー/出演作一覧】

1952年5月12日生まれ。富山県出身。

映画『八つ墓村』尾上松也 八つ墓村【レビュー】

シリーズ累計発行部数5500万部を超える、横溝正史のベストセラー「八つ墓村」は…

映画『顔 -かお-』シン・ヒョンビン ポッドキャスト【トーキョー女子映画部チャンネル】あの映画がおもしろいと思う本当の理由『ドラマなふたり』『顔 -かお-』『ナイトボーン -夜哭-』など

今回取り上げた映画は、『5秒で完全犯罪を生成する方法』『ドラマなふたり』『オークストリートの異変』『顔 -かお-』『ナイトボーン -夜哭-』です。

映画『ヒンド・ラジャブの声』 ヒンド・ラジャブの声【レビュー】

2024年1月29日、パレスチナ・ヨルダン川西岸地区ラマッラーにある人道支援組織「赤新月社」の緊急通報センターでは、スタッフ達が6歳の少女ヒンド・ラジャブを救出するために力を尽くしました…

【映画でSEL】にたどりつくまでの道

今のあなたに必要な非認知能力を伸ばす【映画でSEL】プログラムのご案内

本サイト内の広告について

本サイトにはアフィリエイト広告バナーやリンクが含まれます。

おすすめ記事

映画『ボヘミアン・ラプソディ』ラミ・マレック 映画好きが選んだ実在アーティストの伝記映画ランキング

今回は実在アーティストの伝記映画について、正式部員の皆さんに投票してもらいました。さまざまな有名アーティストにまつわる作品がある中で上位にランクインしたのはどの作品でしょうか?

映画『ズートピア2』 映画好きが選んだ2025アニメ映画ベスト

今回は、2025年に劇場公開されたアニメ映画について、正式部員の皆さんによる投票結果ベスト30を発表!2025年のアニメ映画ベストに輝いたのは?

映画『国宝』吉沢亮 映画好きが選んだ2025邦画ベスト

今回は、正式部員の皆さんに投票していただいた2025年邦画ベストの結果を発表!2025年の邦画ベストで上位にランクインしたのはどの作品でしょう?

学び・メンタルヘルス

  1. 【映画学ゼミ第10回】「メタ認知が働く映画鑑賞、そうでない映画鑑賞、何が違う?」参加者募集!
  2. 映画『四月の余白』一ノ瀬ワタル/上阪隼人
  3. 【映画学ゼミ第9回】「作品との心理的距離感に影響を与え得る情動知能」参加者募集!

REVIEW

  1. 映画『踊る大捜査線 N.E.W. メトロポリスを駆け抜けろ!』織田裕二
  2. 映画『私たちは、ちょうどいい。』バービー・フェレイラ/ジョン・レグイザモ
  3. 映画『さとこはいつも』有村架純/石田ひかり/姫野花春
  4. 映画『ブルーロック』高橋文哉
  5. 映画『ワンオペレーション』ローズ・バーン

PRESENT

  1. ドラマ『幸せカナコの殺し屋生活2』のん/藤ヶ谷太輔
  2. 実写映画『ルックバック』出口夏希/蒔田彩珠
  3. 映画『私たちは、ちょうどいい。』バービー・フェレイラ/ジョン・レグイザモ
PAGE TOP