REVIEW

オオカミ狩り【レビュー】

  • follow us in feedly
  • RSS
映画『オオカミ狩り』ソ・イングク/コ・チャンソク ほか

フィリピンで収監されていた極悪犯罪者を韓国に移送する船の中で起きるサバイバル・ホラー。設定が設定なだけに殺して殺して殺しまくるし、キャラクターの重要度で生き残るかどうかは測れません。また、護送する警察官と犯罪者のバトルかと思いきや、実は別に大きな隠し玉があり、物語は思わぬ方向に進んでいきます。
本作でソ・イングクは初の悪役に挑むため、16kg増量したそうです。本当にヤベェ犯罪者になりきっているのでお楽しみに。物静かな犯罪者を演じるチャン・ドンユンもすごく謎めいた雰囲気を醸し出していて、観る者を物語に引き込みます。他にも登場人物が多くいるなかそれぞれクセが強いので、誰が生き残るのか予想がつけづらく最後まで緊迫感を持って観られます。終盤はどうやって終わるのかますますわからない展開になりますが、結末は続きを感じさせるような要素を残しています。
おびただしい量の血が流れ、痛々しいシーンもふんだんにあり、ひたすら殺しまくり、殺されまくるシーンの連続です。それ以外にも見た目にギョエっとなるシーンもあり食事の前後や夜遅い時間に観るのは控えたほうがいいかもしれません(苦笑)。好き嫌いはかなり分かれそうな作品です。

デート向き映画判定
映画『オオカミ狩り』チャン・ドンユン

吊り橋効果がうんぬんかんぬんという間もなく次々に殺人シーンが出てきます(笑)。見た目に過激なシーンも多いので、かなりのホラー好きでないと許容範囲を超えるでしょう。初デートには全く向かず、何度目のデートだとしても一応どの程度のホラーに耐性があるか確認してから誘うほうが無難です。

キッズ&ティーン向き映画判定
映画『オオカミ狩り』ソ・イングクほか

15歳以上なら観られますが、かなり過激なので、スプラッターホラーやバイオレンス映画に耐性がついてないと観るのが結構辛いかもしれません。サスペンスやスリラーの範囲からスリルのある映画に慣れていって、もう少し大人になって観るのも良さそうです。

映画『オオカミ狩り』ソ・イングク/チャン・ドンユン/チョン・ソミン

『オオカミ狩り』
2023年4月7日より全国公開
R-15+
クロックワークス
公式サイト

© 2022 THE CONTENTS ON & CONTENTS G & CHEUM FILM CO.,LTD. All Rights Reserved.

TEXT by Myson

関連記事
  • follow us in feedly
  • RSS

新着記事

映画学ゼミ2025年12月募集用 人間特有の感情や認知の探求【映画学ゼミ第3回】参加者募集!

今回は、N「湧き起こる感情はあなたの性格とどう関連しているのか」、S「わかりやすい映画、わかりにくい映画に対する快・不快」をテーマに実施します。

映画『ナイトフラワー』北川景子/森田望智 ナイトフラワー【レビュー】

『ミッドナイトスワン』で第44回日本アカデミー賞最優秀作品賞を受賞した内田英治監督が、“真夜中シリーズ”と銘打つ本作は…

映画『Fox Hunt フォックス・ハント』トニー・レオン 『Fox Hunt フォックス・ハント』一般試写会 5組10名様ご招待

映画『Fox Hunt フォックス・ハント』一般試写会 5組10名様ご招待

映画『新解釈・幕末伝』山下美月 山下美月【ギャラリー/出演作一覧】

1999年7月26日生まれ。東京都出身。

映画『もういちどみつめる』筒井真理子/髙田万作 もういちどみつめる【レビュー】

「18・19歳の厳罰化を目的とした、2022年の少年法改正に対して抱いた疑問から制作を始めました」(映画公式サイト、佐藤慶紀監督)とあるように…

映画『喝采』ジェシカ・ラング 『喝采』一般試写会 10組20名様ご招待

映画『喝采』一般試写会 10組20名様ご招待

映画『ヒックとドラゴン』メイソン・テムズ メイソン・テムズ【ギャラリー/出演作一覧】

2007年7月10日生まれ。アメリカ生まれ。

「Kodansha Studios 設立発表会見」野間省伸(株式会社講談社 代表取締役社長)、 クロエ・ジャオ(Kodansha Studios 最高クリエイティブ責任者)、 ニコラス・ゴンダ(Kodansha Studios COO) 映画業界に新風を吹かせられるか?2025新レーベル発足および官民の取組みまとめ

今回は近日発足された新レーベルと、官民の取組みについてまとめて紹介します。

映画『果てしなきスカーレット』 果てしなきスカーレット【レビュー】

細田守が原作、脚本、監督を担当した本作は、16世紀のデンマークの王女、スカーレットが主人公です。細田監督は…

映画『ブラックフォン2』イーサン・ホーク/メイソン・テムズ ブラックフォン2【レビュー】

2022年に作られたシリーズ1作目『ブラック・フォン』から4年後を描いた本作でも…

本サイト内の広告について

本サイトにはアフィリエイト広告バナーやリンクが含まれます。

おすすめ記事

映画学ゼミ2025年12月募集用 人間特有の感情や認知の探求【映画学ゼミ第3回】参加者募集!

今回は、N「湧き起こる感情はあなたの性格とどう関連しているのか」、S「わかりやすい映画、わかりにくい映画に対する快・不快」をテーマに実施します。

映画『悪党に粛清を』来日舞台挨拶、マッツ・ミケルセン 映画好きが選んだマッツ・ミケルセン人気作品ランキング

“北欧の至宝”として日本でも人気を誇るマッツ・ミケルセン。今回は、マッツ・ミケルセン出演作品(ドラマを除く)を対象に、正式部員の皆さんに投票していただきました。上位にはどんな作品がランクインしたのでしょうか?

映画『フレンチ・ディスパッチ ザ・リバティ、カンザス・イヴニング・サン別冊』ウェス・アンダーソン監督 映画好きが選んだウェス・アンダーソン監督人気作品ランキング

今回は、ウェス・アンダーソン監督作品を対象に、正式部員の皆さんに投票していただきました。人気作品が多くあるなか、上位にランクインしたのは?

学び・メンタルヘルス

  1. 映画学ゼミ2025年12月募集用
  2. 映画『エクスペリメント』エイドリアン・ブロディ
  3. 映画学ゼミ2025年11月募集用

REVIEW

  1. 映画『ナイトフラワー』北川景子/森田望智
  2. 映画『もういちどみつめる』筒井真理子/髙田万作
  3. 映画『果てしなきスカーレット』
  4. 映画『ブラックフォン2』イーサン・ホーク/メイソン・テムズ
  5. 映画『TOKYOタクシー』倍賞千恵子/木村拓哉

PRESENT

  1. 映画『Fox Hunt フォックス・ハント』トニー・レオン
  2. 映画『喝采』ジェシカ・ラング
  3. 映画『TOKYOタクシー』オリジナルパラパラメモ
PAGE TOP