REVIEW
地球外生命体の存在は長らく議論の的になっています。本作を観るにあたり、地球外生命体の存在を信じる人、信じない人で反応は大きく変わるのではないでしょうか。ちなみにいきなりぶっちゃけると、私は地球外生命体はいるに決まっていると思っています(笑)。なぜなら、こんなに大きな宇宙の中で地球にしか生物がいないと考えるほうが無理があるからです。それならなぜ今まで地球外生命体に会ったことがないのかというと、本作に描かれている内容が答えの1つにあたると思います。

天動説が正しいとされていた時代から、地動説が“常識”とされるようになるまでにも、強い抵抗があったといわれています。地球外生命体の存在は、同じくらいのインパクトがあります。でも、科学技術が大幅に進歩し、宇宙旅行に行くのも現実的になった今なら、地球外生命体の存在を認める人が増えているかもしれません。

映画公式資料によると、スティーヴン・スピルバーグ監督が本作制作の意志を固めたきっかけは、「2023年7月、アメリカ連邦議会の下院監視委員会が『未確認異常現象:国家安全保障、公衆安全、及び政府の透明性に及ぼす影響』という UAP関連の公聴会を開いて注目を集めたこと」だそうです。まさに、「その時が来た」という感じですね。

スピルバーグ監督は、「子どもの頃に父親を通じてSFと天文学の世界に触れ」、1964年、17歳の時、「家族や友人や同級生のサポートを受け、未確認飛行物体を調査する科学者グループを題材にした『Firelight(原題)』という2時間20分の長編映画を作った」そうです。その後もご存じの通り、『未知との遭遇』(1977)、『E.T.』(1982)、『宇宙戦争』(2005)と、宇宙関連の作品を複数撮ってきました。スピルバーグ監督は、本作を制作するに至った背景を以下のように述べています。

『未知との遭遇』では「これが全て本当だったら素晴らしくないか?」と考えた。だが 50 年近く経った今、「これが全て真実であると皆が知ることができたら素晴らしくないか?」という考えに変わった。(映画公式資料)
本当にこの言葉通りの内容が描かれていて、まさにスピルバーグ監督こそ、本作のあるキャラクターと同じ役目を担っているようにも感じます。

エミリー・ブラント、ジョシュ・オコナー、コリン・ファース、ワイアット・ラッセル、イヴ・ヒューソン、コールマン・ドミンゴと豪華キャストの名演も見ものです。演技力の高さによって説得力が増しています。具体的な内容は敢えて書きません。何が明かされるのか、ぜひ映画館でご自身の五感で確かめてください。
デート向き映画判定

こういう話題が好きな人と、全く興味がない人って、ハッキリ分かれる気がします。パートナーが同じテンションで盛り上がってくれそうならデートで観ると楽しそうですが、あまり興味がなさそうなら、鑑賞後に「で?」みたいな空気になりかねないので、スタンスが同じ友達を誘って観るほうが良いかもしれません。
キッズ&ティーン向き映画判定

皆さんの年頃からすると、宇宙や宇宙人など、未確認異常現象に興味を持つ方も少なくないのではないでしょうか。“デバイス”と呼ばれる先進技術などを目にするだけでも、想像が膨らんでおもしろいです。本作は、スピルバーグ監督が手掛けてきた作品の中で、宇宙関連の映画に留まらず、国家機密をテーマにした『ペンタゴン・ペーパーズ/最高機密文書』(2017)からの流れも汲んでいます。本作が気に入ったら、スピルバーグ監督作を復習しても楽しいですよ。

『ディスクロージャー・デイ』
2026年10月1日より全国公開
東宝東和
公式サイト
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TEXT by Myson
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情報は2026年9月時点のものです。最新の販売状況や配信状況は各社サイトにてご確認ください。































