REVIEW

ホームステイ ボクと僕の100日間

  • follow us in feedly
  • RSS
映画『ホームステイ ボクと僕の100日間』ティーラドン・スパパンピンヨー/チャープラン・アーリークン

原作は、原恵一監督作のアニメーション『COLORFUL(カラフル)』と同じ、森絵都の「カラフル」ですが、実写とアニメーションの違いはもちろん、日本とタイのお国柄の違いもあり、全く違った印象を受けます。パークプム・ウォンプム監督が、ホラーやスリラーが得意ということで、怖いシーンに迫力があり、ダーク・ファンタジー感が印象的です。冒頭のダークなシーンで「何?何?」と引き込まれたと思ったら、前半は爽やかで明るい青春映画になっていて、後半はドッと重い人間ドラマへと展開していきます。136分と上映時間が長めですが、こういったメリハリの利いた構成なので、長さを感じさせません。後半は胸が痛くなる展開が続きますが、ラストはいろいろな意味で爽快感を味わえるので憶せず観てください。

デート向き映画判定
映画『ホームステイ ボクと僕の100日間』ティーラドン・スパパンピンヨー/チャープラン・アーリークン

初々しい初恋が描かれていて、微笑ましいシーンも多く、カップルで共感しながら観られるでしょう。高校生の恋愛なので、特に学生カップルは等身大でドキドキを体感できると思います。途中、辛い展開もありますが、2人がそれをどう乗り越えていくのかを観ると、恋愛への希望が湧いてくるはずです。

キッズ&ティーン向き映画判定
映画『ホームステイ ボクと僕の100日間』

これは、自殺した少年の身体を借りた“ボク”が、彼のふりをしながら彼の元の生活に“ホームステイ”し、彼の自殺の原因を探る物語です。家庭、学校、その他、どこに自殺の原因があるのかわからずに、徐々に謎が解けていきますが、皆さんが普段悩んでいることにも少しリンクするようなことが出てくるかも知れません。でも、自分が「辛いな」「嫌われてるな」などと普段思ってしまっていることは、他の人からすれば全然別の意味合いを持っていたり、新たな視点を得ることで、前向きになれるストーリーなので、皆さんの世代にぜひ観て欲しいです。

映画『ホームステイ ボクと僕の100日間』ティーラドン・スパパンピンヨー/チャープラン・アーリークン

『ホームステイ ボクと僕の100日間』
2019年10月5日より全国順次公開
ツイン
公式サイト

©2018 GDH 559 CO.,LTD.ALL RIGHTS RESERVED

TEXT by Myson

関連記事
  • follow us in feedly
  • RSS

新着記事

映画『ふしぎ駄菓子屋 銭天堂』天海祐希/大橋和也/伊原六花/上白石萌音 ふしぎ駄菓子屋 銭天堂【レビュー】

REVIEW累計発行部数1100万部を突破した「ふしぎ駄菓子屋 銭天堂」シリーズ(作:廣嶋…

映画『リアル・ペイン〜心の旅〜』ジェシー・アイゼンバーグ/キーラン・カルキン “サーチライトプレミア試写会-シネマラウンジーvol.1”『リアル・ペイン〜心の旅〜』15名様ご招待

“サーチライトプレミア試写会-シネマラウンジーvol.1”映画『リアル・ペイン〜心の旅〜』15名様ご招待

【東京コミコン2024】オープニングセレモニー:マッツ・ミケルセン、ジュード・ロウ、モリーナ・バッカリン、ベネディクト・カンバーバッチ、ジョン・ボイエガ、クリストファー・ロイド、ベン・マッケンジー、ジェイソン・モモア、ダニエル・ローガン、アンセル・エルゴート、山下智久、フルール・ジェフリエ、C・B・セブルスキ(マーベル・コミック編集長)、斎藤工(アンバサダー)、伊織もえ(PR大使)、山東昭子(東京コミコン名誉実行委員会)、小田井涼平(MC) クリストファー・ロイド、マッツ・ミケルセン、ジュード・ロウ、ベネディクト・カンバーバッチ、ジェイソン・モモアなど豪華ハリウッドスターが勢揃い!【東京コミコン2024】開幕

【東京コミコン2024】も超豪華な顔ぶれで幕を開けました。本レポートでは、ここでしか実現しない、ショットをたくさん掲載します。

映画『スピーク・ノー・イーブル 異常な家族』ジェームズ・マカヴォイ/アシュリン・フランチオージ スピーク・ノー・イーブル 異常な家族【レビュー】

REVIEW日本では2024年に劇場公開された、デンマークとオランダ合作の『胸騒ぎ』はご覧…

映画『不思議の国のシドニ』エリーズ・ジラール監督インタビュー 『不思議の国のシドニ』エリーズ・ジラール監督インタビュー

日本を舞台に、日本文化の特徴を活かしたストーリーが描かれた本作で、監督と脚本を務めたエリーズ・ジラールさんにインタビューをさせていただきました。日本で撮影を行い、実際に日本文化に触れたジラール監督の目に、日本はどのように映っていたのかお聞きしました。

映画『大きな家』 大きな家【レビュー】

とある児童養護施設の子ども達の素顔を映した本作は、齊藤工が企画・プロデュース、竹林亮が監督を務め、「”被写体ファースト”で非商業的な特殊な上映を目指」しており…

映画『シェイプ・オブ・ウォーター』サリー・ホーキンス サリー・ホーキンス【ギャラリー/出演作一覧】

1976年4月27日生まれ。イギリス、ロンドン出身。

映画『モアナと伝説の海2』 モアナと伝説の海2【レビュー】

モアナは前作で、半身半人のマウイとの冒険を経て、1000年に1人の“導く者”になり…

映画『正体』横浜流星 ポッドキャスト【だからワタシ達は映画が好き23】2024年12月前半「気になる映画とオススメ映画」

今回は、2024年12月前半に劇場公開される邦画、洋画についてしゃべっています。映画を観ながら泣いちゃう場合の話など脱線しながら気楽に話しています。

映画『海の沈黙』本木雅弘 本木雅弘【ギャラリー/出演作一覧】

1965年12月21日生まれ。埼玉県出身。

部活・イベント

  1. 【ARUARU海ドラDiner】サムライデザート(カップデザート)
  2. 【ARUARU海ドラDiner】トーキョー女子映画部 × Mixalive TOKYO × SHIDAX
  3. 【ARUARU海ドラDiner】サポーター集会:パンチボール(パーティサイズ)
  4. 【ARUARU海ドラDiner】プレオープン
  5. 「ARUARU海ドラDiner」202303トークゲスト集合

本サイト内の広告について

本サイトにはアフィリエイト広告バナーやリンクが含まれます。

おすすめ記事

映画『グランツーリスモ』オーランド・ブルーム 映画好きが推すイイ俳優ランキング【海外40代編】雰囲気部門

イイ俳優ランキング【海外40代編】から、今回は<雰囲気部門>のランキングを発表します。錚々たる俳優が揃うなか、総合と比べてどのようにランキングが変化したのでしょうか?

映画『マイ・インターン』アン・ハサウェイ 映画好きが推すイイ俳優ランキング【海外40代編】総合

今回は、海外40代(1975年から1984生まれ)のイイ俳優の中から、昨今活躍が目覚ましい方を編集部の独断で80名選抜し、正式部員の皆さんに投票していただきました。今回はどんな結果になったのでしょうか?

映画『淪落の人』アンソニー・ウォン/クリセル・コンサンジ 映画好きが推すとっておきの映画を紹介【名作掘り起こし隊】Vol.2

このコーナーでは、映画業界を応援する活動として、埋もれた名作に再び光を当てるべく、正式部員の皆さんから寄せられた名作をご紹介していきます。

REVIEW

  1. 映画『ふしぎ駄菓子屋 銭天堂』天海祐希/大橋和也/伊原六花/上白石萌音
  2. 映画『スピーク・ノー・イーブル 異常な家族』ジェームズ・マカヴォイ/アシュリン・フランチオージ
  3. 映画『大きな家』
  4. 映画『モアナと伝説の海2』
  5. 映画『フード・インク ポスト・コロナ』

PRESENT

  1. 映画『リアル・ペイン〜心の旅〜』ジェシー・アイゼンバーグ/キーラン・カルキン
  2. 映画『モアナと伝説の海2』Tシャツ
  3. 映画『アーサーズ・ウイスキー』ダイアン・キートン/パトリシア・ホッジ/ルル
PAGE TOP