REVIEW

ゴーストブック おばけずかん【レビュー】

  • follow us in feedly
  • RSS
映画『ゴーストブック おばけずかん』城桧吏/柴崎楓雅/サニーマックレンドン/吉村文香/神木隆之介/新垣結衣

本作は、図鑑仕立てで綴られた童話「おばけずかん」を原作に、『ALWAYS 三丁目の夕日』『DESTINY 鎌倉ものがたり』の山崎貴が監督、脚本、VFX、ストーリー原案、キャラクターデザインを務め、映画化した作品です。願い事を叶えてもらうために異次元に送られた子ども達と、彼等を追って異次元に紛れ込んでしまった教師(新垣結衣)が、“おばけずかん”の指示に従って、おばけを捕まえてコレクションしていくストーリーです。
おばけには一癖も二癖もあり、彼等は知恵を働かせて捕まえていきます。観ている側も徐々に“おばけずかん”の使い方がわかってくるので、次はどんな手を使うのか、予想しながら観るおもしろさもあります。
前半は子ども達の可愛さに癒されるドタバタ喜劇が続きますが、後半は、シリアスな展開もあり、チームワーク、友情のストーリーに発展していきます。童話が原作なので子ども向けの内容ではありますが、新垣結衣が演じる先生目線で観られるので、大人でも楽しめると思います。じんわりくるクライマックスも見どころですよ。

デート向き映画判定
映画『ゴーストブック おばけずかん』神木隆之介/新垣結衣

大人のデートにはムードが合わないかもしれませんが、中高生カップルなら楽しく観られると思います。ほんのり恋愛要素もあるので、友達以上恋人未満の関係から進展させたい方は、意中の人を誘って観るのも良さそうです。

キッズ&ティーン向き映画判定
映画『ゴーストブック おばけずかん』城桧吏/柴崎楓雅/サニーマックレンドン/吉村文香

キッズの皆さんは特に、同世代の子ども達が知恵と行動力でさまざまな特徴をもったおばけを相手にしていく姿に感情移入しながら観られるのではないでしょうか。おばけを捕まえると、そのおばけに1回だけ願い事を聞いてもらえるので、そのチャンスをどうその後に繋げるかが肝になります。主人公達がそのチャンスをどう活かすのか予想が的中すると爽快感があるので、鑑賞後は友達や家族とどこで予想が当たったか話すと盛り上がると思います。

映画『ゴーストブック おばけずかん』城桧吏/柴崎楓雅/サニーマックレンドン/吉村文香/神木隆之介/新垣結衣

『ゴーストブック おばけずかん』
2022年7月22日より全国公開
東宝
公式サイト

© 2022「GHOSTBOOK おばけずかん」製作委員会

TEXT by Myson

関連記事
  • follow us in feedly
  • RSS

新着記事

映画『エクスペリメント』エイドリアン・ブロディ 心理学から観る映画59:研究倫理に反する実験とその被害『エクスペリメント』『まったく同じ3人の他人』

『まったく同じ3人の他人』というドキュメンタリーを観ました。生き別れた三つ子が再会する感動のストーリーかと思いきや、驚愕の背景を知り、研究倫理について改めて考えさせられました。そこで今回は研究倫理をテーマとします。

映画『コンビニ・ウォーズ~バイトJK VS ミニナチ軍団~』ヴァネッサ・パラディ ヴァネッサ・パラディ【ギャラリー/出演作一覧】

1972年12月22日生まれ。フランス出身。

映画『ブルーボーイ事件』中川未悠/中村中/イズミ・セクシー/真田怜臣/六川裕/泰平史/錦戸亮 ブルーボーイ事件【レビュー】

高度成長期にあった1965年の東京では、街の浄化のため、警察はセックスワーカー達を厳しく取り締まっていました。ただ、セックスワーカーの中には性別適合手術(当時の呼称は性転換手術)を受けて女性的な体をした通称ブルーボーイが…

映画『悪党に粛清を』来日舞台挨拶、マッツ・ミケルセン 映画好きが選んだマッツ・ミケルセン人気作品ランキング

“北欧の至宝”として日本でも人気を誇るマッツ・ミケルセン。今回は、マッツ・ミケルセン出演作品(ドラマを除く)を対象に、正式部員の皆さんに投票していただきました。上位にはどんな作品がランクインしたのでしょうか?

映画『君の顔では泣けない』芳根京子/髙橋海人 君の顔では泣けない【レビュー】

高校1年生の夏、坂平陸(武市尚士)と水村まなみ(西川愛莉)はプールに一緒に落ちたことで体が入れ替わってしまいます。2人はすぐに元に戻ることができず15年を過ごし…

映画『スプリングスティーン 孤独のハイウェイ』ジェレミー・アレン・ホワイト スプリングスティーン 孤独のハイウェイ

物語の舞台は1982年。ブルース・スプリングスティーン(ジェレミー・アレン・ホワイト)は、名声を手に入れながらも、葛藤を抱えて…

映画『2つ目の窓』松田美由紀 松田美由紀【ギャラリー/出演作一覧】

1961年10月6日生まれ。東京都出身。

「第38回東京国際映画祭」クロージングセレモニー:受賞者 東京グランプリは『パレスチナ36』!第38回東京国際映画祭ハイライト

2025年10月27日(月)に日比谷・有楽町・丸の内・銀座地区で開幕したアジア最大級の映画の祭典である第38回東京国際映画祭が、11月5日(水)に閉幕。今年も個性豊かな作品が多数出品され、さまざまなイベントが実施されました。以下に、第38回東京国際映画祭ハイライトをお届けします。

映画『平場の月』堺雅人/井川遥 平場の月【レビュー】

朝倉かすみ著の同名小説を実写化した本作は、『ハナミズキ』『花束みたいな恋をした』(2021年)などを手がけた土井裕泰が監督を務めて…

映画『ぼくらの居場所』リアム・ディアス/エッセンス・フォックス/アンナ・クレア・ベイテル ぼくらの居場所【レビュー】

カナダのトロント東部に位置するスカボローを舞台に、さまざまな背景を抱えた3組の親子の姿を…

本サイト内の広告について

本サイトにはアフィリエイト広告バナーやリンクが含まれます。

おすすめ記事

映画『悪党に粛清を』来日舞台挨拶、マッツ・ミケルセン 映画好きが選んだマッツ・ミケルセン人気作品ランキング

“北欧の至宝”として日本でも人気を誇るマッツ・ミケルセン。今回は、マッツ・ミケルセン出演作品(ドラマを除く)を対象に、正式部員の皆さんに投票していただきました。上位にはどんな作品がランクインしたのでしょうか?

映画学ゼミ2025年11月募集用 AI時代における人間らしさの探求【映画学ゼミ第2回】参加者募集!

ネット化が進み、AIが普及しつつある現代社会で、人間らしさを実感できる映画鑑賞と人間にまつわる神秘を一緒に探求しませんか?

映画『フレンチ・ディスパッチ ザ・リバティ、カンザス・イヴニング・サン別冊』ウェス・アンダーソン監督 映画好きが選んだウェス・アンダーソン監督人気作品ランキング

今回は、ウェス・アンダーソン監督作品を対象に、正式部員の皆さんに投票していただきました。人気作品が多くあるなか、上位にランクインしたのは?

学び・メンタルヘルス

  1. 映画『エクスペリメント』エイドリアン・ブロディ
  2. 映画学ゼミ2025年11月募集用
  3. 映画『おーい、応為』長澤まさみ

REVIEW

  1. 映画『ブルーボーイ事件』中川未悠/中村中/イズミ・セクシー/真田怜臣/六川裕/泰平史/錦戸亮
  2. 映画『君の顔では泣けない』芳根京子/髙橋海人
  3. 映画『スプリングスティーン 孤独のハイウェイ』ジェレミー・アレン・ホワイト
  4. 映画『平場の月』堺雅人/井川遥
  5. 映画『ぼくらの居場所』リアム・ディアス/エッセンス・フォックス/アンナ・クレア・ベイテル

PRESENT

  1. 映画『TOKYOタクシー』オリジナルパラパラメモ
  2. トーキョー女子映画部ロゴ
    プレゼント

PAGE TOP