REVIEW
皆さんは『未来』というタイトルから、どんな映画だと想像されるでしょうか。原作者が湊かなえという点を踏まえると、シリアスなストーリーを期待される方もいるでしょう。本作はそんな期待通り、人生の苦い部分を描きながら、“未来”の多面性を表しています。

子どもの頃に父、佐伯良太(松坂桃李)を亡くした章子(山﨑七海)は、それから不遇な環境に置かれます。章子のクラスの担任篠宮真唯子(黒島結菜)は、そんな章子を気にかけていたものの、心無い人物の仕打ちにより、章子を支える術をなくしてしまいます。

今もどこかで起こっているかもしれない現実が生々しく描かれていて、胸が苦しくなるストーリーです。一方で、伏線が張り巡らされた展開は、サスペンスとして見応えがあります。ネタバレをしないよう具体的な表現は控えるとして、一見小さな違和感が、実はすべての始まりともいえるような背景に繋がっていたり、すべてのキャラクターに大きな役割が課せられていて、最後に繋がっていく展開に引き込まれます。

そして、結末が見事です。辛い日々が続いた先にキャラクター達がどんな未来に方向を定めるのか、ぜひ観ていただきたいです。
デート向き映画判定

テーマが重く、複雑な男女関係が描かれているので、デートで観るとどんなムードになるのか読めません。初デートや、お互いにいつも気を使いながら会話をしているような状況の場合は、鑑賞後に何を話していいかわからなくなる可能性があります。関心が向くポイントによって感想もさまざまありそうなので、気兼ねなく楽しみたい方は、1人でじっくり観るか、何でも気楽に話せる友達と観たほうが良いのではないでしょうか。
キッズ&ティーン向き映画判定

章子が学校で意地悪なクラスメイトから受ける仕打ちは、観ていて本当に辛くなります。思春期の女の子なら特に気にして不安になるような事柄が生々しく描かれています。同世代の皆さんは特に、状況によっては感情移入し過ぎて辛くなる可能性があるので、心身共に元気な時に観たほうが良いでしょう。ただ、結末まで観ると希望をもらえる部分もあります。章子の決断の意味を深く考えてみると、一層有意義な鑑賞になると思います。

『未来』
2026年5月8日より全国公開
PG-12
東京テアトル
公式サイト
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© 2026 映画「未来」製作委員会 © 湊かなえ/双葉社
TEXT by Myson
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情報は2026年4月時点のものです。最新の販売状況や配信状況は各社サイトにてご確認ください。





























