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燃ゆる女の肖像

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映画『燃ゆる女の肖像』アデル・エネル

女性の生き方に選択肢がなく、本当の姿を隠し、激しく燃える恋も押し殺して生きていた時代。ほんの束の間だけ自由を得た女性達が、活き活きと過ごす姿がとても輝いて見えると同時に、その後に待っている運命がわかっているだけに、切なさが倍増します。肖像画を描くという行為を通して、ノエミとアデルの心の変化を表す物語と演出も見事。自分の気持ちに正直になりたい反面、そのことで愛の大きさを知れば手放す辛さに耐えられなくなる…。そんな葛藤で揺れる気持ちをギリシャ神話になぞらえたセリフにも、ノエミとアデルの嘆きと覚悟が投影されていて、印象に残ります。映像そのものも絵画のようで、1シーン1シーンが目に焼き付きます。さらにラストがなんとも切ないですが、愛の火が消えていないことを絶妙に表現していて、余韻を残します。

デート向き映画判定
映画『燃ゆる女の肖像』アデル・エネル/ノエミ・メルラン

好きになってもどうにもならないとわかっていても止められない気持ちとはどんなものかが伝わってくるので、マンネリカップルは、付き合いたてのフレッシュな気持ちを思い出す良い刺激になるかもしれません。アツアツのカップルが観れば、本作のロマンチックで情熱的なムードに感化されて、一層気持ちが盛り上がりそうです。映像もストーリーもとても美しいので、良いムードで観られるでしょう。

キッズ&ティーン向き映画判定
映画『燃ゆる女の肖像』アデル・エネル

キッズにはまだピンとこないかもしれませんが、ティーンなら恋愛部分以外でも、親に従わなければいけない状況など、共感できるところがありそうです。また女子3人だけで過ごす気ままな日々がとてもキラキラしていると同時に、数日という短い期間にいろいろなことを経験し、一気に大人になっていく姿は、思春期の皆さんにとっても身近に感じられると思います。芸術や文学に興味がある人には特に刺さる内容だと思います。

映画『燃ゆる女の肖像』アデル・エネル

『燃ゆる女の肖像』
2020年12月4日より全国公開
PG-12
ギャガ
公式サイト

© Lilies Films

TEXT by Myson

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1997年6月26日生まれ。オーストラリア生まれ。

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