REVIEW

マイ・ダディ

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映画『マイ・ダディ』ムロツヨシ/中田乃愛

最初は2つのストーリーが同時進行していき、それがどう繋がっていくのかというところから楽しめます。既に映画のキャッチコピーを見ていたり、ポスタービジュアルの場面写真をじっくり見てしまうとそれが読めてしまいますが、私はいつものように極力前情報を入れずに観て楽しめたので、皆さんにも極力情報を入れずに観ることをオススメします。そのほうが、何気ない一言に捉えていたセリフなどが後から大きな伏線だったことに驚くことができたり、それぞれのキャラクターが自分自身が知らない真実に気付いて衝撃を受けるのと同じようにリアクションができます。
ムロツヨシが演じる主人公が牧師ということもあり、終始穏やかなストーリーなのかと思いきや、意外にもドギマギするような展開があるところも本作の魅力です。なぜ主人公を牧師にしたのかというのも、全部観ると大きなテーマに繋がることがわかると思います。
ムロツヨシはこれまで既にたくさん作品に出てますが、本作が初主演作です。私はテレビドラマは観ていないので、映画で観てきたムロツヨシのほとんどがギャグのようなキャラクターですが(笑)、本作ではラブストーリーや親子の物語が描かれていて、いつもと違ったムロツヨシが観られました。真面目なムロツヨシにもぜひご注目ください。

デート向き映画判定
映画『マイ・ダディ』ムロツヨシ/奈緒

ロマンチックな展開もあれば、辛辣な展開もあり、本作に登場する2組のカップルのどちらの関係性に近いかによって、デートで観た時のムードが変わりそうです。また、パートナーに秘密を抱えている方は本作を観ると、ソワソワするかもしれません。でも、秘密を抱えることがどんな影響をもたらすのかを客観的に観られるので、打ち明けるきっかけにできる可能性もあるでしょう。

キッズ&ティーン向き映画判定
映画『マイ・ダディ』ムロツヨシ/中田乃愛

親子のストーリーがメインで、主人公の娘が思春期なので、皆さんも娘の視点で等身大で観られると思います。思いもしなかった衝撃の事実が明らかになるので、ドラマチックでもあります。仲良し親子がぶつかる場面もあるので、特に思春期のティーンの皆さんは友達と観るよりも親子で観たほうが、距離を縮めるきっかけにできそうです。

映画『マイ・ダディ』ムロツヨシ

『マイ・ダディ』
2021年9月23日より全国公開
イオンエンターテイメント
公式サイト

©2021「マイ・ダディ」製作委員会

TEXT by Myson

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