REVIEW

リトル・マーメイド【レビュー】

  • follow us in feedly
  • RSS
映画『リトル・マーメイド』ハリー・ベイリー

アニメ版のストーリーを記憶しているつもりでいたのに、本作を観ていたら「あれ?どうだったっけ?」という具合で新鮮味を持って観られました(笑)。従来のアリエル像を打ち破り、公開前から話題を呼んでいる本作は、あらゆる点で現代に相応しいストーリーとなっています。テーマの1つとなっているであろう多様性は、人魚の姉妹達にさまざまな人種の俳優が起用されている点だけではなく、ストーリーにも反映されています。海の世界、陸の世界という全く次元の違う世界にいる見知らぬ者同士の多様性、家族や親しい間柄での多様性など、さまざまな視点で描かれています。後者の「子どもは親と同じ道を進む必要はない。自分の世界を作る自由、権利がある」というメッセージは、近年のディズニー作品『私ときどきレッサーパンダ』『ストレンジ・ワールド/もうひとつの世界』などにも共通しています。
クライマックスの門出のシーンは、本作に込められたメッセージを強く感じさせ、ウルッときます。わかり合おうとせず、ただ恐れ合う関係よりも、先入観を捨てお互いを知ろうとし、歩み寄る関係のほうが幸せではないか。そんなメッセージを感じさせる物語です。そして、アラン・メンケンとリン=マニュエル・ミランダが手がけた音楽も最高!オーケストラで奏でられる音楽はまさにディズニー映画の醍醐味ですよね。また、アリエル(ハリー・ベイリー)の歌声が透き通っていてとても美しく、心地良く耳に入ってきます。アリエルが縦横無尽に泳ぐ姿も観ていて爽快で、IMAXで観ると海中にいる感覚で物語の世界に没入できます。ぜひ大きなスクリーンで本作を堪能してください。

デート向き映画判定
映画『リトル・マーメイド』ハリー・ベイリー/ジョナ・ハウアー・キング

ラブストーリーであり、親子の物語でもあるので、老若男女楽しめる作品です。カップルで観て気まずいところはなく、美しい映像、ロマンチックなストーリーがデートの雰囲気を盛り上げてくれるはず。また、外からの弊害を感じながら恋愛をしているカップルは、本作を観ると、自分達も何とかなるかもと励まされると思います。

キッズ&ティーン向き映画判定
映画『リトル・マーメイド』ハリー・ベイリー

好奇心旺盛なアリエルの言動を観て、一緒にワクワク、ハラハラドキドキできるでしょう。アリエルのお供として登場する動物達も可愛くて、観ていて楽しいです。また、アリエルが自分の道を切り拓いていく姿は逞しく、素敵です。何かやりたいことがあるけど、まだ周囲に相談できていない方は、本作を一緒に観てから切り出してみてはどうでしょうか。

映画『リトル・マーメイド』ハリー・ベイリー/ジョナ・ハウアー・キング/メリッサ・マッカーシー/ハビエル・バルデム

『リトル・マーメイド』
2023年6月9日より全国公開
ウォルト・ディズニー・ジャパン
公式サイト

ムビチケ購入はこちら

© 2023 Disney Enterprises, Inc. All Rights Reserved.

TEXT by Myson


関連作:アニメーション版

『リトル・マーメイド』

ブルーレイ&DVDレンタル・発売中/デジタル配信中
Amazon Prime Videoで観る

本ページの情報は2023年6月時点のものです。最新の販売状況や配信状況は各社サイトにてご確認ください。

関連記事
  • follow us in feedly
  • RSS

新着記事

映画『レンタル・ファミリー』ヒット祈願&記者会見:HIKARI監督、ブレンダン・フレイザー、平岳大、山本真理、ゴーマン シャノン 眞陽、柄本明 この作品は孤独、寂しさへのラブレター『レンタル・ファミリー』ブレンダン・フレイザー来日!ヒット祈願&記者会見

『37セカンズ』で世界的な注目を集めたHIKARI監督の最新作『レンタル・ファミリー』の公開を控え、主演のブレンダン・フレイザーが約2年ぶりに来日を果たしました。

映画『FRÉWAKA/フレワカ』クレア・モネリー FRÉWAKA/フレワカ【レビュー】

REVIEWタイトルになっている“フレワカ”は、「現地の言葉<fréamhacha(フレー…

映画『トゥギャザー』アリソン・ブリー/デイヴ・フランコ トゥギャザー【レビュー】

とにかく強烈な作品です(笑)。脚本も担当したマイケル・シャンクス監督は…

映画『ツーリストファミリー』シャシクマール/シムラン/ミドゥン・ジェイ・シャンカル/カマレーシュ・ジャガン/ヨーギ・バーブ ツーリストファミリー【レビュー】

スリランカでの苦しい生活から逃れるために、インドに密入国した一家が主人公の本作は、新人監督によって低予算で作られた作品でありながら…

映画『喝采』ピアース・ブロスナン ピアース・ブロスナン【ギャラリー/出演作一覧】

1953年5月16日生まれ。アイルランド、ナヴァン出身。

映画『ダウントン・アビー/グランドフィナーレ』ローラ・カーマイケル/ミシェル・ドッカリー 映画レビュー&ドラマレビュー総合アクセスランキング【2026年1月】

映画レビュー&ドラマレビュー【2026年1月】のアクセスランキングを発表!

映画『ほどなく、お別れです』浜辺美波/目黒蓮 ほどなく、お別れです【レビュー】

累計70万部を突破したベストセラー、長月天音著「ほどなく、お別れです」シリーズを原作とする本作は、浜辺美波、目黒蓮をはじめとし…

Netflix映画『ナイブズ・アウト:ウェイク・アップ・デッドマン』ダニエル・クレイグ/ジョシュ・オコナー ナイブズ・アウト:ウェイク・アップ・デッドマン【レビュー】

物語の舞台は、田舎町にある教会です。若き神父ジャド・デュプレンティシー(ジョシュ・オコナー)は、赴任したばかりのその教会で…

映画『マーズ・エクスプレス』 マーズ・エクスプレス【レビュー】

西暦2200年の火星の首都ノクティスを舞台に描かれる本作のタイトルは、「20年以上にわたり宇宙で活動をつづけている実在の火星探査機〈マーズ・エクスプレス〉の名」がつけられています…

映画『ダウントン・アビー/グランドフィナーレ』ポール・ジアマッティ ポール・ジアマッティ【ギャラリー/出演作一覧】

1967年6月6日生まれ。アメリカ出身。

本サイト内の広告について

本サイトにはアフィリエイト広告バナーやリンクが含まれます。

おすすめ記事

【映画学ゼミ第5回】「登場人物にみる人間の非合理性」参加者募集! 【映画学ゼミ第5回】「登場人物にみる人間の非合理性」参加者募集!

2025年10月から始めた映画学ゼミは、皆様のおかげで第4回(全8コマ)を実施できました。本当にありがとうございます! 2026年に入り、プチリニューアルし、第5回を実施します。

映画『ウィキッド ふたりの魔女』シンシア・エリヴォ/アリアナ・グランデ トーキョー女子映画部が選ぶ 2025年ベスト10&イイ俳優MVP

2025年も毎年恒例の企画として、トーキョー女子映画部の編集部マイソンとシャミが、個人的なベスト10と、イイ俳優MVPを選んでご紹介します。

映画『チャップリン』チャーリー・チャップリン『キッド』の一場面 映画好きが選んだチャーリー・チャップリン人気作品ランキング

俳優および監督など作り手として、『キッド』『街の灯』『独裁者』『ライムライト』などの名作の数々を生み出したチャーリー・チャップリン(チャールズ・チャップリン)。今回は、チャーリー・チャップリン監督作(短編映画を除く)を対象に、正式部員の皆さんに投票していただきました。

学び・メンタルヘルス

  1. 【映画学ゼミ第5回】「登場人物にみる人間の非合理性」参加者募集!
  2. 映画『グッドワン』リリー・コリアス
  3. 人間として生きるおもしろさを知る【映画学ゼミ第4回】参加者募集

REVIEW

  1. 映画『FRÉWAKA/フレワカ』クレア・モネリー
  2. 映画『トゥギャザー』アリソン・ブリー/デイヴ・フランコ
  3. 映画『ツーリストファミリー』シャシクマール/シムラン/ミドゥン・ジェイ・シャンカル/カマレーシュ・ジャガン/ヨーギ・バーブ
  4. 映画『ダウントン・アビー/グランドフィナーレ』ローラ・カーマイケル/ミシェル・ドッカリー
  5. 映画『ほどなく、お別れです』浜辺美波/目黒蓮

PRESENT

  1. 映画『アウトローズ』ジェラルド・バトラー
  2. 映画『アバター:ファイヤー・アンド・アッシュ』チャージングパッド
  3. トーキョー女子映画部ロゴ
    プレゼント

PAGE TOP