REVIEW
「春休み、小学校の連絡帳に『無人島へ冒険に行ってきました』って書いたら、格好良くない?」という一言から始まった、無人島への冒険。無人島ツアーを主催したのは、進行性の筋疾患で将来人工呼吸器が必要になる14歳の加藤真心さんの母さくらさんと、作家で自由人の高橋歩さんです。

この冒険に、高度医療的ケアを必要とする10歳の少年、吉原壮眞さんと母、純代さんの他、複数の親子が挑戦しました。向かったのは沖縄にある無人島で、当然電気も水道もありません。高度医療的ケアには電気が必要だし、この島に向かうには、飛行機や小型ボートに乗る必要があり、容易ではないことは想像できます。というより、無理だと考える方のほうが多いでしょう。

壮眞さんを診ている医師の山本英世さんも、はじめは許可は出せないというつもりだったといいます。でも、壮眞さんと純代さんの強い意志を実感し、同行することに。そうして、壮眞さんと純代さんは無人島ツアーへ向かいます。

無人島で海に入ったり、キャンプファイヤーを囲む参加者は笑顔でいっぱいです。主催者の加藤さくらさんは、真心さんの難病がわかった時、命を繋ぐだけの選択肢はあるけれど、生きている意味をどこに見出したらよいかがわからなかったと話します。でも、今回の経験で、命を繋ぐだけの選択肢以外の選択肢を作れる大人を増やしていけばいいと思ったと語っています。

さらに、本作の終わりに純代さんが語った、「大変です」といって助けてもらえる人ももちろんいたけれど、「やりたいです」といったほうが魅力的な人が集まってくる、という言葉も印象に残ります。

できるかどうかは自分次第。枠から飛び出して、できる方法を探してやってみれば何だってできる、そんなことを改めて教えてくれるドキュメンタリーです。

『Return to My Blue』
2026年7月24日より全国順次公開
ギグリーボックス
公式サイト
ムビチケ購入はこちら
映画館での鑑賞にU-NEXTポイントが使えます!無料トライアル期間に使えるポイントも
©スタジオなあに
TEXT by Myson
本ページには一部アフィリエイト広告のリンクが含まれます。
情報は2026年7月時点のものです。最新の販売状況や配信状況は各社サイトにてご確認ください。





























