REVIEW

侵蝕【レビュー】

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映画『侵蝕』クォン・ユリ(少女時代)/キ・ソユ

REVIEW

逃げられない怖さっていろいろありますが、こういう現実でも実際にありそうな設定は本当に逃げられないので一番怖い気がします。本作はホラーというよりスリラーなので、直接的な描写の怖さはないものの、心理的な怖さが存分にあり、そこが魅力です。
本作は巧妙な構成で作られていて、私は途中までまんまと騙されてしまいました。このやられた感を皆さんにも味わっていただくため、極力具体的な言葉を使わずにレビューします。

映画『侵蝕』クァク・ソニョン

冒頭から不穏な空気が流れ、何が諸悪の根源かが明かされます。ただ、鍵となる人物が子どもであるために解決が難しく、観ていてもどかしくなると同時に制御できない恐怖が徐々に増していきます。前半は、親子のやり取りが軸となっていて、子育て中の方や子どもに接するお仕事をされている方は特に他人事として観られないでしょう。

映画『侵蝕』クォン・ユリ(少女時代)

後半になると物語はガラリと転換します。前半を踏まえて観ているのでさまざまな想像が膨らむでしょう。ただ、次々と違和感も出てくるはずです。そして、思わぬ展開へと繋がっていき、脚本の巧さを実感します。
俳優陣の演技も伴わなければ観客を騙すことはできないので、脚本、演出、演技すべてが揃って成立しているおもしろさだといえます。自分もこの渦中に入れられたらと想像すると、途方もない絶望感が襲ってきます。ぜひ、皆さんも映画だからこそ、この恐怖を擬似体験してください。

デート向き映画判定

映画『侵蝕』イ・ソル

ロマンチックな雰囲気には一切ならないでしょうし、吊り橋効果というのとも少し違っているので、2人の距離感を縮めてくれる役割は期待できません。でも、観終わった後にいろいろな意味で話したくなる要素があるので、2人とも興味があればデートで観るのもアリでしょう。ただし、お子さんがいらっしゃる夫婦で観ると、どんな感想になるのかは読めません(苦笑)。

キッズ&ティーン向き映画判定

映画『侵蝕』キ・ソユ

大人が観て感じる怖さと、子ども目線で観る怖さは異なるかもしれません。「まさか、そんなこと…」と誰もが思って疑わないようなことが起きてしまい、どう対処すればいいかが難しい点で恐怖が増してくると思います。考えさせられる内容も含まれるので、スリラーを観られる人は親子で観て感想を話し合うのも良いでしょう。

映画『侵蝕』クォン・ユリ(少女時代)/クァク・ソニョン/イ・ソル/キ・ソユ

『侵蝕』
2025年9月5日より全国公開
シンカ
公式サイト

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TEXT by Myson

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