REVIEW
パパ活をしている若い女性はシュガーベイビー、若い女性に経済的支援をする男性はシュガーダディと呼ばれているんですね。本作のタイトルは、お葬式のシヴァ、シュガーベイビーのベイビー、別の意味のベイビーをかけて付けていると思われます。
映画公式資料によると、本作は「デミ・ムーア主演『サブスタンス』を⼿がけ、世界中の映画ファンから熱狂的な⽀持を集めるアートハウス系ストリーミングサービス/配給会社MUBI にて、2021 年度の最⾼視聴数を記録。さらにニューヨークでは16 週間連続上映という異例のロングランを達成」しています。

主人公ダニエル(レイチェル・セノット)は、両親と共に出席したお葬式で、元カノのマヤ(モリー・ゴードン)が来ていることに動揺しています。さらに、不意にシュガーダディのマックス(ダニー・デフェラーリ)と鉢合わせてしまいます。そして、マックスの知られざる面を知ってしまい、これ以上ないほどに切羽詰まった状況になったダニエルは、どんどん挙動不審になっていきます。

ダニエルの混乱した言動から、彼女の複雑な心境が伝わってきます。ダニエルがパパ活をしていることには全く共感できない一方で、どんどん劣等感に苛まれていく様子や、同時に罪悪感もあって身動きができない様子には、どこか同情してしまいます。ダニエルにとってショックな事実が連発で判明し、彼女自身が何にショックを受けているのかわからずに混乱している様子を観ると、まさに若気の至りで、大人目線では「これから人生やり直して頑張れ!」と応援したくもなります。

当事者ならそう簡単に割り切れないと思えるものの、映画として観る分には、鬱々した日常が、一見望まない形とはいえ一瞬にして破壊されたことで、前に進むきっかけができたストーリーにも見えて、ラストはなぜかホッコリ、スッキリした感覚になります。本作は、いろいろやっちまったとしても、やり直せると教えてくれます。そして『glee/グリー』ファンの皆さんは、ディアナ・アグロン(ダイアナ・アグロン)が登場するのでお楽しみに!
デート向き映画判定

気まずくなるようなラブシーンなどはほとんどないものの、パパ活がテーマになっているので、1人で観るか、友達と観るほうが気楽でしょう。パパ活に限らず、やましい関係を持っている場合は、本作を観ると冷静な判断が浮かぶかもしれません。むしろ縁を切りたい相手がいたら、一緒に観ると、別れを切り出すきっかけにできるのではないでしょうか。
キッズ&ティーン向き映画判定

高校生以上ならダニエルと近い感覚で疑似体験できるかもしれません。パパ活相手を手玉にとっているつもりが、相手のプライベートを垣間見ることで、心穏やかではなくなるダニエルの姿は、反面教師として参考になる部分があるでしょう。実際には避けたい経験なので、本作を観て社会勉強をして、自分を大事にする方法を考えましょう。

『Shiva Baby シヴァ・ベイビー』
2026年2月27日より全国公開
SUNDAE
公式サイト
©2020 SHIVA BABY LLC. All Rights Reserved.
TEXT by Myson
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情報は2026年2月時点のものです。最新の販売状況や配信状況は各社サイトにてご確認ください。



























