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ショウタイムセブン【レビュー】

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映画『ショウタイムセブン』阿部寛

REVIEW

韓国で大ヒットを記録した『テロ, ライブ』(2013)を原作とした本作は、『岸辺露伴 ルーヴルへ行く』の渡辺一貴監督が監督と脚本を務め、日本オリジナルの展開を盛り込んだ物語となっています。次から次へと起こる緊張感溢れる展開にハラハラドキドキさせられ、最後まで飽きることなく観られます。

映画『ショウタイムセブン』阿部寛

人気絶頂のさなか、ニュース番組“ショウタイム7”のメインキャスターを降ろされた折本(阿部寛)は、現在ラジオ番組のパーソナリティを務めています。ある日、そのラジオ番組の生放送中に、折本は連続爆破テロ予告の電話を受けます。そして、これをチャンスと捉えた折本は、自分の古巣である“ショウタイム7”に乗り込み犯人との生通話を強行放送します。

映画『ショウタイムセブン』阿部寛

連続爆破テロという大きな事件を軸としながら、折本のいるラジオ番組の放送局や、テレビ番組のスタジオがメインの舞台となっている点が見どころで、観客も折本と同様に犯人の声に耳を傾けながら、事件の真相に迫ることができます。そこで光るのがやはり俳優達の演技です。阿部寛の緊迫した表情はさることながら、竜星涼、生見愛瑠、吉田鋼太郎らもそれぞれ個性のあるキャラクターを好演しています。さらに、犯人役を演じたあの俳優の声もとても印象的なので、誰が演じているのか予想しながらご覧ください。

映画『ショウタイムセブン』

犯人の犯行動機を探りつつ、折本自身の背景にも迫る物語が展開していくので、さまざまな角度から楽しめる作品です。また、テレビやマスコミの在り方が問われる現代にも通ずるテーマが盛り込まれているので、どんな方でも親近感を持って観られるのではないでしょうか。

デート向き映画判定

映画『ショウタイムセブン』竜星涼

サスペンスのハラハラドキドキ感を存分に楽しめるので、デートで観るのもオススメです。恋愛要素がなく、気まずくなる心配がないという意味では、どんな相手でも誘いやすい作品です。上映時間が98分と比較的短めなので、デートプランに組み込みやすいと思います。

キッズ&ティーン向き映画判定

映画『ショウタイムセブン』阿部寛

皆さんも手に汗握りながら観られる作品です。犯人の動機を探りつつ、折本自身も良い人なのか悪い人なのかわからない側面があるので、自分なりに推理しながら観てみてください。また、報道とはどうあるべきなのか考えるきっかけにしてみてください。

映画『ショウタイムセブン』阿部寛

『ショウタイムセブン』
2025年2月7日より全国公開
松竹、アスミック・エース
公式サイト

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©2025『ショウタイムセブン』製作委員会

TEXT by Shamy

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