REVIEW

サイレントラブ【レビュー】

  • follow us in feedly
  • RSS
映画『サイレントラブ』山田涼介/浜辺美波

REVIEW

『ミッドナイトスワン』の内田英治が原案、脚本、監督を務め、山田涼介、浜辺美波が共演する本作は、静かに育まれる愛を描いた物語です。ピアニストを目指す音大生の美夏(浜辺美波)は、事故に遭い絶望のどん底に陥っています。美夏が自暴自棄になり、危険な状況に陥った際、たまたま近くにいた蒼(山田涼介)が助けたことで、2人は出会います。ただ、目が見えない美夏は、蒼が誰なのかを知りません。そして、蒼は自分の正体を明かさないまま、静かに美夏を見守り続けます。
毎度ながら私はあらすじも読まずに本編を観て、蒼の背景を徐々に知りました。映画公式サイトのあらすじには書かれてありますが、まだ詳細を知らない方は何も知らずに観たほうが、もどかしくてドキドキハラハラする感覚を一層楽しめると思います。蒼を演じた山田涼介も俳優としての新境地に挑んでいて、俳優としての幅がますます広がってきたなと感じます。また、味方になるのか敵対するのか最初は読めないキャラクターも登場し、勝手に先読みしてドキドキしてはホッとするという緊張と緩和も本作の見どころです。深いところで心を通わせる尊さを感じるラブストーリーに、多くの方々がキュンとしそうですね。

デート向き映画判定

映画『サイレントラブ』山田涼介/浜辺美波

ロマンチックなムードになる要素が満載のデートムービーです。だからこそ、相手には好意があるけれど、自分はまだ相手のことを好きなのかわからない状態だと、2人の気持ちの盛り上がり具合にギャップが出る可能性があります。そういう意味では、デートムービーとはいえ、本当に好きな方以外と観るのは避けたほうが無難かもしれません。

キッズ&ティーン向き映画判定

映画『サイレントラブ』山田涼介/野村周平

主演の2人のファンの方も多いでしょうし、切ないストーリーなので、キュンキュンすると思います。ほぼ大学のキャンパスを舞台に描かれるので、ティーンの皆さんにとっては、少しだけ背伸びして観るような感覚で楽しめるのではないでしょうか。緊張感が高まる展開もありながら、お互いを思いやる気持ちには心が温まります。

映画『サイレントラブ』山田涼介/浜辺美波

『サイレントラブ』
2024年1月26日より全国公開
ギャガ
公式サイト

ムビチケ購入はこちら

© 2024「サイレントラブ」製作委員会

TEXT by Myson

本ページには一部アフィリエイト広告のリンクが含まれます。
情報は2024年1月時点のものです。最新の販売状況や配信状況は各社サイトにてご確認ください。

関連記事
  • follow us in feedly
  • RSS

新着記事

映画学ゼミ2025年12月募集用 人間特有の感情や認知の探求【映画学ゼミ第3回】参加者募集!

今回は、N「湧き起こる感情はあなたの性格とどう関連しているのか」、S「わかりやすい映画、わかりにくい映画に対する快・不快」をテーマに実施します。

映画『ナイトフラワー』北川景子/森田望智 ナイトフラワー【レビュー】

『ミッドナイトスワン』で第44回日本アカデミー賞最優秀作品賞を受賞した内田英治監督が、“真夜中シリーズ”と銘打つ本作は…

映画『Fox Hunt フォックス・ハント』トニー・レオン 『Fox Hunt フォックス・ハント』一般試写会 5組10名様ご招待

映画『Fox Hunt フォックス・ハント』一般試写会 5組10名様ご招待

映画『新解釈・幕末伝』山下美月 山下美月【ギャラリー/出演作一覧】

1999年7月26日生まれ。東京都出身。

映画『もういちどみつめる』筒井真理子/髙田万作 もういちどみつめる【レビュー】

「18・19歳の厳罰化を目的とした、2022年の少年法改正に対して抱いた疑問から制作を始めました」(映画公式サイト、佐藤慶紀監督)とあるように…

映画『喝采』ジェシカ・ラング 『喝采』一般試写会 10組20名様ご招待

映画『喝采』一般試写会 10組20名様ご招待

映画『ヒックとドラゴン』メイソン・テムズ メイソン・テムズ【ギャラリー/出演作一覧】

2007年7月10日生まれ。アメリカ生まれ。

「Kodansha Studios 設立発表会見」野間省伸(株式会社講談社 代表取締役社長)、 クロエ・ジャオ(Kodansha Studios 最高クリエイティブ責任者)、 ニコラス・ゴンダ(Kodansha Studios COO) 映画業界に新風を吹かせられるか?2025新レーベル発足および官民の取組みまとめ

今回は近日発足された新レーベルと、官民の取組みについてまとめて紹介します。

映画『果てしなきスカーレット』 果てしなきスカーレット【レビュー】

細田守が原作、脚本、監督を担当した本作は、16世紀のデンマークの王女、スカーレットが主人公です。細田監督は…

映画『ブラックフォン2』イーサン・ホーク/メイソン・テムズ ブラックフォン2【レビュー】

2022年に作られたシリーズ1作目『ブラック・フォン』から4年後を描いた本作でも…

本サイト内の広告について

本サイトにはアフィリエイト広告バナーやリンクが含まれます。

おすすめ記事

映画学ゼミ2025年12月募集用 人間特有の感情や認知の探求【映画学ゼミ第3回】参加者募集!

今回は、N「湧き起こる感情はあなたの性格とどう関連しているのか」、S「わかりやすい映画、わかりにくい映画に対する快・不快」をテーマに実施します。

映画『悪党に粛清を』来日舞台挨拶、マッツ・ミケルセン 映画好きが選んだマッツ・ミケルセン人気作品ランキング

“北欧の至宝”として日本でも人気を誇るマッツ・ミケルセン。今回は、マッツ・ミケルセン出演作品(ドラマを除く)を対象に、正式部員の皆さんに投票していただきました。上位にはどんな作品がランクインしたのでしょうか?

映画『フレンチ・ディスパッチ ザ・リバティ、カンザス・イヴニング・サン別冊』ウェス・アンダーソン監督 映画好きが選んだウェス・アンダーソン監督人気作品ランキング

今回は、ウェス・アンダーソン監督作品を対象に、正式部員の皆さんに投票していただきました。人気作品が多くあるなか、上位にランクインしたのは?

学び・メンタルヘルス

  1. 映画学ゼミ2025年12月募集用
  2. 映画『エクスペリメント』エイドリアン・ブロディ
  3. 映画学ゼミ2025年11月募集用

REVIEW

  1. 映画『ナイトフラワー』北川景子/森田望智
  2. 映画『もういちどみつめる』筒井真理子/髙田万作
  3. 映画『果てしなきスカーレット』
  4. 映画『ブラックフォン2』イーサン・ホーク/メイソン・テムズ
  5. 映画『TOKYOタクシー』倍賞千恵子/木村拓哉

PRESENT

  1. 映画『Fox Hunt フォックス・ハント』トニー・レオン
  2. 映画『喝采』ジェシカ・ラング
  3. 映画『TOKYOタクシー』オリジナルパラパラメモ
PAGE TOP