REVIEW

シング・フォー・ミー、ライル【レビュー】

  • follow us in feedly
  • RSS
映画『シング・フォー・ミー、ライル』ウィンズロウ・フェグリー

ラ・ラ・ランド』『グレイテスト・ショーマン』を手がけたベンジ・パセックとジャスティン・ポールが楽曲を担当し、グラミー賞に2度ノミネートされた実績を持つショーン・メンデスがライル役として歌を披露するということで、音楽は間違いないと予測できますね。そして、歌に負けないストーリーが描かれています。歌の力で運命を切り拓く作品はこれまでいくつもあり、もしかしたら観る前にはある程度どんなストーリーなのか想像する方も少なくないでしょう。でも、本作はそんなに単純なストーリーではない点で、一層心に響きます。
本作はライルを軸としたストーリーでありつつ、1人の少年の成長物語でもあって、『シング・フォー・ミー、ライル』とあるように、ライルと少年の出会いが奇跡を起こす様を描いています。どんな展開を見せるのかはここでは明かさないとして、歌が心の状態を純粋に表すものとして機能している点でとてもエモーショナルです。ライルのキャラクターもすごくキュートで温かいので、観る方皆をハッピーにさせてくれるはず。ライル役のショーン・メンデスのお顔が見えないのは少し残念ですが、澄んだ歌声が胸に染みてきて、その歌唱力を一層感じられるでしょう。
ライルのビジュアルからしてファミリー向けの作品に思われそうですが、年齢を問わず大人も楽しめる、いや大人こそ癒される作品となっています。クスッと笑えるシーンも豊富なので、本作を観てパワーチャージしてください。

デート向き映画判定
映画『シング・フォー・ミー、ライル』ハビエル・バルデム

気まずいことなく観られるし、笑えて泣けて、音楽も染みる作品なので、デートで観るのも良いでしょう。年齢を問わないし、初デートでも安心して観られます。爬虫類が苦手という方も、ライルの見た目はアニメっぽくて可愛らしいので大丈夫でしょう(笑)。

キッズ&ティーン向き映画判定
映画『シング・フォー・ミー、ライル』コンスタンス・ウー

PG-12がついているので12歳未満の方は大人と一緒に観てくださいということになりますが、怖いシーンは特にありません。ライルが親友になる少年ジョシュの学校生活も映るので、皆さんはジョシュの目線で感情移入しながら観ることができるでしょう。また、ジョシュのお母さん、お父さんにも変化があり、家族ごと良い方向に変わっていくので、その姿を親子で一緒に観るのも良さそうです。

映画『シング・フォー・ミー、ライル』

『シング・フォー・ミー、ライル』
2023年3月24日より全国公開
PG-12
ソニー・ピクチャーズ エンタテインメント
公式サイト

TEXT by Myson

関連記事
  • follow us in feedly
  • RSS

新着記事

映画『罪人たち』マイケル・B・ジョーダン/マイルズ・ケイトン 罪人たち【レビュー】

ライアン・クーグラー監督と、マイケル・B・ジョーダンの名コンビが贈る本作は、まず設定がとても…

映画『おばあちゃんと僕の約束』プッティポン・アッサラッタナクン/ウサー・セームカム おばあちゃんと僕の約束【レビュー】

『バッド・ジーニアス危険な天才たち』など数々の話題作を放ち、タイで勢いのあるスタジオとして注目を浴びるGDHが手がけた本作は…

映画『異端者の家』ソフィー・サッチャー ソフィー・サッチャー【ギャラリー/出演作一覧】

2000年10月18日生まれ。アメリカ、シカゴ出身。

映画『リライト』池田エライザ リライト【レビュー】

法条遥による同名小説を映画化した本作は、松居大悟監督とヨーロッパ企画の代表である上田誠が初タッグを組んだ作品です。“時間もの”作品で…

映画『親友かよ』アンソニー・ブイサレートピシットポン・エークポンピシット 親友らしい態度とは?『親友かよ』【映画でSEL(社会性と情動の学習)】

今回は『親友かよ』を取り上げ、親友らしい態度とは何かを考えます。

映画『サブスタンス』マーガレット・クアリー マーガレット・クアリー【ギャラリー/出演作一覧】

1994年10月23日生まれ。アメリカ出身。

映画『フロントライン』小栗旬/松坂桃李 フロントライン【レビュー】

2020年1月20日に横浜港を出港した豪華客船ダイヤモンド・プリンセス号では、その後、香港で下船した乗客が新型コロナウイルス感染症に罹患していることがわかり…

映画『プレデター:最凶頂上決戦』 プレデター:最凶頂上決戦【レビュー】

アニメーションとはいえ、さすが“プレデター”シリーズとあって、描写が激しく…

映画『女神降臨 Before 高校デビュー編』綱啓永 綱啓永【ギャラリー/出演作一覧】

1998年12月24日生まれ。千葉県出身。

映画『ラ・コシーナ/厨房』ラウル・ブリオネス/ルーニー・マーラ ラ・コシーナ/厨房【レビュー】

イギリスの劇作家アーノルド・ウェスカーが書いた1959年初演の戯曲“調理場”を映画化した本作は…

本サイト内の広告について

本サイトにはアフィリエイト広告バナーやリンクが含まれます。

おすすめ記事

映画『ミッション:インポッシブル/ファイナル・レコニング』トム・クルーズ 映画好きが選んだトム・クルーズ人気作品ランキング

毎度さまざまな挑戦を続け、人気を博すハリウッドの大スター、トム・クルーズ。今回は、トム・クルーズ出演作品(日本劇場未公開作品を除く)を対象に、正式部員の皆さんに投票していただきました。

映画『プラダを着た悪魔』アン・ハサウェイ/メリル・ストリープ 元気が出るガールズムービーランキング【洋画編】

正式部員の皆さんに“元気が出るガールズムービー【洋画編】”をテーマに、好きな作品を選んでいただきました。果たしてどんな結果になったのでしょうか?

映画『キングダム 大将軍の帰還』山﨑賢人/吉沢亮/橋本環奈/清野菜名/吉川晃司/小栗旬/大沢たかお 映画好きが選んだ2024邦画ベスト

正式部員の皆さんに2024年の邦画ベストを選んでいただきました。2024年の邦画ベストはどの作品になったのでしょうか?

学び・メンタルヘルス

  1. 映画『親友かよ』アンソニー・ブイサレートピシットポン・エークポンピシット
  2. 映画『年少日記』
  3. 映画『か「」く「」し「」ご「」と「』奥平大兼/出口夏希/佐野晶哉(Aぇ! group)/菊池日菜子/早瀬憩

REVIEW

  1. 映画『罪人たち』マイケル・B・ジョーダン/マイルズ・ケイトン
  2. 映画『おばあちゃんと僕の約束』プッティポン・アッサラッタナクン/ウサー・セームカム
  3. 映画『リライト』池田エライザ
  4. 映画『フロントライン』小栗旬/松坂桃李
  5. 映画『プレデター:最凶頂上決戦』

PRESENT

  1. 映画『ババンババンバンバンパイア』吉沢亮/板垣李光人
  2. 映画『サンダーボルツ*』オリジナル ユニセックスクルーネック(M)
  3. 中国ドラマ『墨雨雲間〜美しき復讐〜』オリジナルQUOカード
PAGE TOP