REVIEW
『大命中!MEは何しにアマゾンへ?』という邦題がいい感じで「どういうこと?」と好奇心をそそります(笑)。そして、冒頭からとんでもない事態になり、しがないサラリーマン、ジンボン(リュ・スンリョン)がアマゾンに“到着”し、さらなるスリリングな状態に陥ります。序盤はこのストーリーがどこへ向かっていくのか予想できないように見えつつ、その後に意外な展開が出てきて、一粒で2度美味しい構成となっています。

というわけで、予想外のストーリーを楽しんでいただくために具体的なあらすじは書かないでおくとして、本作は笑えてホッコリするハートフルな1作ということはお伝えしておきましょう。本作は、韓国で大ヒットした『エクストリーム・ジョブ』の脚本家とキャストが再タッグを組んだ作品で、劇中では『エクストリーム・ジョブ』の設定を彷彿とさせるセリフも出てきます。

そして、何といっても本作では、俳優達のコメディセンスが光ります。まず、リュ・スンリョンのトホホな感じが上手過ぎ!小ネタもいっぱい散りばめられているなかで、挙動だけで笑えるシーンもふんだんにあります。そして、チン・ソンギュは風貌で出オチ(笑)。こういういかにも狙った風貌は大きくスベるリスクもありながら、あまりにハマり過ぎてずっとオモシロイです。

さらに、主人公ジンボンの妻を演じたヨム・ヘラン、意地悪な上司を演じたコ・ギョンピョ、アマゾンの3人の戦士を演じたイゴール・ペドロゾ、ルアン・ブルム、JB・オリベイラ皆良い味を出しています。

また、本作は“大命中”というタイトルがついていることから想像できる通り、爽快感も抜群です。すごく気楽に観られて笑えてスッキリできるので、リフレッシュしたい時にオススメです。
デート向き映画判定

とてもわかりやすいギャグが満載で、老若男女問わず楽しめる作品です。カップルで観て気まずくなるシーンもなく、笑って緊張もほぐれるので、初デートにもオススメです。ジンボンは妻の尻に敷かれてはいるものの、夫婦の絆を感じられるシーンもあるので共感できると思います。
キッズ&ティーン向き映画判定

開発が進んだ韓国に住むジンボンと、未開の地アマゾンに住む戦士達がお互いの文化に触れる様子がコミカルに描かれていて、自分達にとって当たり前の生活を全く異なる文化から見た時の驚きを体感できます。笑えるシーンもふんだんにありつつ、スリリングでシリアスな展開も出てきて最後まで飽きません。友達と観ても、家族で観ても楽しめますよ。

『大命中!MEは何しにアマゾンへ?』
2025年12月26日より全国公開
クロックワークス
公式サイト
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TEXT by Myson
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情報は2025年12月時点のものです。最新の販売状況や配信状況は各社サイトにてご確認ください。

























