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ただ悪より救いたまえ【レビュー】

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映画『ただ悪より救いたまえ』ファン・ジョンミン/イ・ジョンジェ

本作は、『チェイサー』『哀しき獣』などの作品を手掛けてきたホン・ウォンチャンが監督と脚本を務めたノワール・アクションで、主人公の暗殺者インナム役をファン・ジョンミン、インナムの命を狙うレイ役をイ・ジョンジェが演じています。主人公のインナムは、暗殺の引退を目前に最後のミッションを遂行します。しかし、それをきっかけに事態は思わぬ方向へと展開していきます。インナムは暗殺者ということで、彼のすべてに共感することは難しいのですが、最初は一匹狼的なインナムにだんだんと温かい愛情が芽生えていく姿には心を打たれます。
また、全編を通してアクションシーンが豊富で、特にインナムとレイが戦うシーンは迫力があります。レイ役を演じたイ・ジョンジェは、Netflixドラマ『イカゲーム』で主人公を演じ、日本での知名度が一気に上がりましたが、今回はそのキャラクターとは真逆の悪役を魅力たっぷりに演じているのでぜひ本作でも注目して欲しいと思います。
激しいバトルシーンもありますが、俳優達のおもいっきりの良い演技はとても見応えがありますし、観終わった後は「すごい映画を観た」という満足感も得られるのではないでしょうか。最後までハラハラドキドキしながらお楽しみください。

デート向き映画判定
映画『ただ悪より救いたまえ』ファン・ジョンミン

痛々しいシーンもあるので、相手を誘う時は事前にある程度どんな内容なのか伝えることをオススメします。痛々しいシーンがOKなアクション好きカップルの場合は、鑑賞後にお気に入りのシーンについて語り合うと盛り上がりそうです。男同士の死闘がメインの物語ですが、ある意味愛もテーマとなっているので、鑑賞後は愛する人をより大切にしたくなる効果も期待できます。

キッズ&ティーン向き映画判定
映画『ただ悪より救いたまえ』ファン・ジョンミン/イ・ジョンジェ

PG-12となっていて、激しいアクションシーンもあるので、キッズは中学生以上になってから観てください。中学生以上のティーンの場合も暗殺者という設定は映画のみで楽しんで欲しいと思いますが、孤独な主人公の過去や現在の状況を想像しながら観ると、物語をより深く理解できると思います。

映画『ただ悪より救いたまえ』ファン・ジョンミン/イ・ジョンジェ

『ただ悪より救いたまえ』
2021年12月24日より全国公開
PG-12
ツイン
公式サイト

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TEXT by Shamy

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